電車特定区間(でんしゃとくていくかん)とは、 JRの旅客営業規則第78条に規定する区間である。東京附近及び大阪附近の幹線区間のうち利用者が特に多い線区・区間について、この区間内の駅を相互発着する場合、普通旅客運賃の計算において幹線区間よりも割安な対キロ賃率を適用するものと規定されている。国鉄時代は国電区間とも呼ばれていた。車両面では概ね通勤形電車が走行するエリアである(一部例外あり)。 またその中でも電車特定区間の中心部の区間は、東日本旅客鉄道(JR東日本)東京山手線内および、西日本旅客鉄道(JR西日本)大阪環状線内(関西本線天王寺駅 - JR難波駅間・桜島線を含む)として別に指定され、それぞれの区間内各駅の相互発着については、さらに安い賃率が設定されている。