鳴き砂(なきすな、英語: Singing sand)または鳴り砂(なりすな)とは、砂の上を歩くとキュッと鳴る砂をいう。地域によっては「なりすな」とも呼ばれ、鳴り砂、泣き砂と表記している。島根県の琴ヶ浜のある馬路では「鳴り砂」と表記し看板などに使用されているが、一時期「鳴き砂」とも表記した。鳴砂は、2007年に「全国鳴き砂(鳴り砂)ネットワーク」が決定した統一表記法である()。 世界的には、砂漠の砂が風で鳴る「鳴沙山」の現象も含める広い意味で使われる言葉である。鳴き砂は、ほんのわずかな環境の変化で鳴かなくなることから、「環境のバロメーター」と称される。