コンテンツにスキップ

「航空会社コード」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
E56-129 (会話 | 投稿記録)
219.105.148.6 (会話) による ID:26528623 の版を取り消し (WP:ORLTA:SANNET)
9行目: 9行目:
IATA航空会社コードの2レターコードは[[国際航空運送協会|国際航空運送協会(IATA)]] により定められており、世界各地の[[航空会社]]に割り当てられている。 コードの2文字は自由につけることができるが、基本的に先願主義(早い者勝ち)なので、早く申請した航空会社には、会社の略称にちなんだコードが割り当てられていたことが多かった。また、航空会社名の変更があっても2レターコードは基本的に変更されないため、その会社の旧社名に由来するコードも多い。例:[[ユナイテッド航空]]=UA、[[コンチネンタル航空]]=COなど。日本の航空会社では、[[日本航空インターナショナル]]=JL、[[全日本空輸]]=NH、[[スカイマーク]]=BCなど。
IATA航空会社コードの2レターコードは[[国際航空運送協会|国際航空運送協会(IATA)]] により定められており、世界各地の[[航空会社]]に割り当てられている。 コードの2文字は自由につけることができるが、基本的に先願主義(早い者勝ち)なので、早く申請した航空会社には、会社の略称にちなんだコードが割り当てられていたことが多かった。また、航空会社名の変更があっても2レターコードは基本的に変更されないため、その会社の旧社名に由来するコードも多い。例:[[ユナイテッド航空]]=UA、[[コンチネンタル航空]]=COなど。日本の航空会社では、[[日本航空インターナショナル]]=JL、[[全日本空輸]]=NH、[[スカイマーク]]=BCなど。


また、新興航空会社などだと、アルファベットだけ(676通り)では足りないため、数字が入ったコード(それでも900通り位しか設定できない)を使っているところも多い。例:[[ダリアビア航空]]=H8、[[ユナイテッド・パーセル・サービス]]=5Xなど。
また、新興航空会社などだと、アルファベットだけでは足りないため、数字が入ったコードを使っているところも多い。例:[[ダリアビア航空]]=H8、[[ユナイテッド・パーセル・サービス]]=5Xなど。


2レターコードが変更された例は[[ニュージーランド航空]](TE→NZ)、[[スカイネットアジア航空]](6J→LQ)などがある。なお[[スカイネットアジア航空]]の2レターコードが変更された理由はIATAに契約更新料金を払わなかったためである。
2レターコードが変更された例は[[ニュージーランド航空]](TE→NZ)、[[スカイネットアジア航空]](6J→LQ)などがある。なお[[スカイネットアジア航空]]の2レターコードが変更された理由はIATAに契約更新料金を払わなかったためである。
2レターコードは主に[[航空券]](特に国際線)や旅行代理店でのデータ処理など、主に航空券の関連など、旅行業関連の商用ベースで使用されているが、一般利用客には非常に分かりにくく、[[全日空]]の利用客がANを見つけて乗り込むと[[アンセット・オーストラリア航空]]だったいう事もある。
2レターコードは主に[[航空券]](特に国際線)や旅行代理店でのデータ処理など、主に航空券の関連など、旅行業関連の商用ベースで使用されている。

また、航空各社の略号は3文字が主流で、一般利用客にも馴染んでいる(JAL・ANA等)。実際に[[ICOA]]は[[1987年]]に通信用に2文字(676通り)を3文字(13824通り)に切り替えた。しかし、[[IATA]]が切替に多額の経費が掛かる為、移行を見送ってしまった為と、新興航空会社が沢山出来た為に、余計に分かり難くなっている。([[杉浦一機]]氏・航空事情大研究より)


== 主な航空会社の2レターコード ==
== 主な航空会社の2レターコード ==

2009年6月21日 (日) 07:06時点における版

航空会社コード(こうくうがいしゃコード)は、航空会社ひとつひとつに付けられるコード。ただし、国内線やチャーター便を専門に運航する会社などのように、航空会社コードを持たない航空会社も存在する。

定める機関によって、

  • アルファベット2文字、またはアルファベット1文字+数字1文字
  • アルファベット3文字

の2種類がある。2文字からなるものを2レターコード、3文字のものを3レターコード、などという。

IATA航空会社コード(IATA Airline Designators)

IATA航空会社コードの2レターコードは国際航空運送協会(IATA) により定められており、世界各地の航空会社に割り当てられている。 コードの2文字は自由につけることができるが、基本的に先願主義(早い者勝ち)なので、早く申請した航空会社には、会社の略称にちなんだコードが割り当てられていたことが多かった。また、航空会社名の変更があっても2レターコードは基本的に変更されないため、その会社の旧社名に由来するコードも多い。例:ユナイテッド航空=UA、コンチネンタル航空=COなど。日本の航空会社では、日本航空インターナショナル=JL、全日本空輸=NH、スカイマーク=BCなど。

また、新興航空会社などだと、アルファベットだけでは足りないため、数字が入ったコードを使っているところも多い。例:ダリアビア航空=H8、ユナイテッド・パーセル・サービス=5Xなど。

2レターコードが変更された例はニュージーランド航空(TE→NZ)、スカイネットアジア航空(6J→LQ)などがある。なおスカイネットアジア航空の2レターコードが変更された理由はIATAに契約更新料金を払わなかったためである。 2レターコードは主に航空券(特に国際線)や旅行代理店でのデータ処理など、主に航空券の関連など、旅行業関連の商用ベースで使用されている。

主な航空会社の2レターコード

日本

アジア(日本以外)

ヨーロッパ

アメリカ合衆国

北米・中南米(アメリカ合衆国以外)

オセアニア

アフリカ・その他

特殊

ICAO航空会社コード(3レターコード)

ICAO航空会社コード(3レターコード)は国連の付属機関である国際民間航空機関 (ICAO) により定められているコード。航空会社につけられる。日本の国内線の場合、日本航空=JAL、全日本空輸=ANAなど、機体に描かれている略称と3レターコードが同じの場合が多い(違う場合もある 例:旧中日本エアラインは略称はNALだったが3レターコードはALSで登録されていた。NALはアメリカの旧ナショナル航空)。

3レターコードは主に航空管制やフライトプラン等、航空機の運航に関連する公的機関のレベルで使用されている。

関連項目