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「伝七捕物帳」の版間の差分

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|第113話||6月29日||上方から来た男||内田弘三||戸田康貴||[[三条泰子]](お浪)、[[松田洋治]]{{Refnest|group="注"|後の第146話より、二代目・新吉として出演。}}(三吉)、[[大木実]](風神の吉五郎)、[[斉藤真]](権次)
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|第114話||7月13日||鳩笛怨み唄||吉田義昭||曽我仁彦||[[梶三和子]](お雪)、[[小林勝彦]](大垣喜十郎)、阪東太三郎(弥七)
|第114話||7月13日||鳩笛怨み唄||吉田義昭||曽我仁彦||[[梶三和子]](お雪),[[石橋雅史]](島野八郎)、[[小林勝彦]](大垣喜十郎)、阪東太三郎(弥七)、[[伊藤高]](佐吉)、[[南道郎]](田島町の寅吉)、鈴木麻子(おみよ)、[[大矢兼臣]](伊豆屋の番頭
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|第115話||7月27日||道祖神は何を見た||高原瑞枝||斎藤光正||[[二木てるみ]](お光)、[[吉田義夫]](近江屋)、神田隆(上州屋)、[[外山高士]](仁海)
|第115話||7月27日||道祖神は何を見た||高原瑞枝||斎藤光正||[[二木てるみ]](お光)、[[吉田義夫]](近江屋)、神田隆(上州屋)、[[外山高士]](仁海)

2019年3月8日 (金) 15:03時点における版

伝七捕物帳』(でんしちとりものちょう)は陣出達朗らによる日本時代小説シリーズ。捕物作家クラブ(現・日本作家クラブおよび日本文芸家クラブ)参加の多数の作家による合同企画として「黒門町の傳七捕物帳」と題して京都新聞に連載された後、陣出達朗が単独で『伝七捕物帳』シリーズを執筆した。

高田浩吉主演による劇場映画シリーズ、中村梅之助主演によるテレビドラマシリーズなど、たびたび映像化されている。

概要

1949年(昭和24年)に創設された「捕物作家クラブ」[注 1]参加作家による合同企画として創作された“黒門町の伝七”を主人公とした時代小説で、京都新聞1951年(昭和26年)3月11日から1960年(昭和35年)10月16日の9年7か月の長期間にわたり、毎週1回連載されていた『黒門町の傳七捕物帳』が初出[2]横溝正史陣出達朗城昌幸野村胡堂佐々木杜太郎他、多くの作家が執筆している。

後年、陣出が単独で新作『伝七捕物帳』シリーズを執筆しており、現在では陣出の代表作の1つとして広く認知されている。下述テレビシリーズでも基は陣出作品であるため、原作表記は陣出である。

上記を原作とした映像化作品。以下のものがある。

あらすじ

登場人物

作品リスト

共著

陣出達朗 著

映画

高田浩吉の主演、松竹京都撮影所及び東映京都撮影所の製作により、『伝七捕物帖』(でんしちとりものちょう)と題して以下の13作品が制作された。

作品名 公開日 監督 脚本 原作 主な出演 配給
1 伝七捕物帖 人肌千両 1954年4月7日 松田定次 成澤昌茂 土師清二
佐々木杜太郎
野村胡堂
高田浩吉薄田研二月丘夢路若杉英二伴淳三郎長谷川裕見子 松竹
2 伝七捕物帖 刺青女難 1954年7月6日 岩間鶴夫 柳川真一 野村胡堂
城昌幸
佐々木杜太郎
高田浩吉、月丘夢路、北上弥太朗嵯峨美智子、伴淳三郎
3 伝七捕物帖 黄金弁天 1954年12月8日 福田晴一 柳川真一 野村胡堂
城昌幸
陣出達朗
高田浩吉、月丘夢路、伴淳三郎、神楽坂はん子近衛十四郎
4 伝七捕物帖 女郎蜘蛛 1955年4月19日 福田晴一 柳川真一
岸生朗
野村胡堂
城昌幸
高田浩吉、草笛光子木暮実千代須賀不二夫、伴淳三郎
5 伝七捕物帖 花嫁小判 1956年1月8日 福田晴一 八尋不二 野村胡堂
城昌幸
陣出達朗
高田浩吉、草笛光子、伴淳三郎、浅茅しのぶ伊吹友木子
6 伝七捕物帖 女狐駕籠 1956年6月1日 福田晴一 安田重夫
岸生朗
陣出達朗 高田浩吉、草笛光子、伴淳三郎、関千恵子、伊吹友木子
7 伝七捕物帖 美女蝙蝠 1957年1月29日 福田晴一 永江勇 野村胡堂
城昌幸
谷屋充
高田浩吉、瑳峨三智子、草笛光子、水戸光子、伴淳三郎、大谷友右衞門
8 伝七捕物帖 銀蛇呪文 1957年9月22日 福田晴一 安田重夫
元持栄
野村胡堂
陣出達朗
高田浩吉、福田公子、伴淳三郎、瑳峨三智子
9 伝七捕物帖 髑髏狂女 1958年1月9日 福田晴一 永江勇 野村胡堂
陣出達朗
土師清二
高田浩吉、福田公子、瑳峨三智子、伴淳三郎、高峰三枝子
10 伝七捕物帖 女肌地獄 1959年2月10日 酒井欣也 高岩肇 城昌幸
土師清二
陣出達朗
高田浩吉、瑳峨三智子、名和宏浪花千栄子石黒達也
11 伝七捕物帖 幽霊飛脚 1959年8月2日 酒井欣也 安田重夫 城昌幸
土師清二
陣出達朗
高田浩吉、瑳峨三智子、伴淳三郎、松本錦四郎、石黒達也
12 伝七捕物帖 影のない男 1962年5月23日 深田金之助 柳川真一 城昌幸
土師清二
陣出達朗
高田浩吉、筑波久子山波新太郎西崎みち子星十郎 東映
13 伝七捕物帖 女狐小判 1963年3月24日 大西秀明 柳川真一 陣出達朗 高田浩吉、堺駿二八代万智子桜町弘子千原しのぶ

テレビドラマ(高田浩吉版)

1968年3月9日から7月6日まで朝日放送制作・TBS系列で放送された。全18回。

テレビドラマ(中村梅之助版)

伝七捕物帳』(でんしち・とりものちょう)は中村梅之助主演のテレビ時代劇。

梅之助の1970年代中後半の当たり役の一つとなった。

内容

1970年から3年間にわたりNET系で放送された『遠山の金さん捕物帳』(原作者は本作と同じ陣出達朗)で人気スターとなった前進座中村梅之助が、情に厚く、正木流免許皆伝の十手術と万力鎖の技で悪に立ち向かう岡っ引、「黒門町の伝七」を演じた。

伝七の十手の房は、本来与力をあらわす紫色である。これは元々罪人だった伝七の器量と気っ風の良さに惚れ込んだ北町奉行遠山左衛門尉(中村梅之助・二役)が特別に赦免する代わりに岡っ引に任じたためである。通常岡っ引は同心が私的に雇う非公認のものだが、伝七の場合は「奉行に直接雇われた、与力の権限を持つ岡っ引」という特殊な立場という設定だった。

設定上の相違点

日本テレビ版とテレビ朝日版とでは、伝七や伝七に関わる登場人物、その背景などに設定の相違がみられる。例えば、日本テレビ版で伝七は独身だがテレビ朝日版では妻帯者(テレビ朝日版で伝七の妻を演じたのは、日本テレビ版で小春を演じた和田幾子)。また、日本テレビ版とテレビ朝日版では伝七や五平を使う同心が異なる、テレビ朝日版には伝七の上司としての遠山金四郎が一切登場しない(テレビ朝日版では伝七は同心・泉の配下、ということになっている)、五平の人物設定などで、そうした相違が作風の違いにもなっている。

日本テレビ版

伝七捕物帳
ジャンル テレビドラマ
原作 陣出達朗
企画 野崎元晴(NTV
中井景(バリアンツ)
脚本 櫻井康裕
杉山義法
吉田義昭
池田一朗、他
監督 奥中惇夫
石川義寛
斎藤光正
山田達雄
西山正輝
土屋啓之助、他
出演者 中村梅之助
高橋長英
今村民路、他
オープニング 「向こう通るは」(第1話~第25話)
「江戸の花」(第26話~第160話)
エンディング 「江戸の花」(第1話~第160話ED)
製作
プロデューサー 増井正武
鈴木潔
森田義一
制作 日本テレビユニオン映画
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1973年10月2日 - 1977年10月11日
放送時間火曜日 20:00 - 20:54
放送分54分
回数160
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配役

スタッフ

サブタイトル・主なゲスト

1973年
1974年
1975年
1976年
1977年

テレビ朝日版

伝七捕物帳
ジャンル テレビドラマ
原作 陣出達朗春陽堂版)
脚本 土橋成男
高橋二三
七条門
加瀬高之、他
監督 高瀬昌弘
太田昭和
山田達雄、他
出演者 中村梅之助
和田幾子
今村民路、他
オープニング 「伝七流し唄」
製作
プロデューサー 片岡正義
鈴木潔
制作 テレビ朝日
前進座
国際放映
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1979年2月11日 - 1979年9月30日
放送時間日曜日 20:00 - 20:54
放送分54分
回数30
テンプレートを表示

中村梅之助を一躍人気スターにした同局の『遠山の金さん捕物帳』と同じ「日曜午後8時枠」での再登板だったが、この放送枠では最後の時代劇となった。本作品の後番組は石原プロモーション制作の『西部警察』である。

配役
  • 黒門町の伝七:中村梅之助
    • 黒門町の親分。紫房の十手の他に捕具として万力鎖を使う(CM時のアイキャッチなどに登場)紫房の十手は元来与力の持ち物で、奉行から、与力の権限を与えられている。ただし、その奉行が誰であるかは明かされていない。
  • おゆう:音無美紀子(全話クレジットされるが出演しない回がある)
    • 居酒屋「ゑびすや」の弥平の娘。弥平の実の娘ではないが、実の親子同様の結びつき。
  • お新:和田幾子
    • 伝七の妻。三味線を教えていることがある(第9話)。
  • 泉勢之進:高城丈二 (伝七を配下にする同心)
    • 町奉行所同心。伝七を配下とする。常に冷静沈着。
  • かんざしの文治:今村民路(現:藤川矢之輔)
    • 伝七の下っ引き。
  • 亀床の五平:瀬川新蔵
    • 伝七の仲間の岡っ引き髪結い。きょろ松の台詞から妻帯者だとされるが妻は出てこない。日本テレビ版とは異なり、「赤鼻」ではなく、「赤鼻の五平」よりも穏やかな好人物。
  • きょろ松:稲吉靖司
    • 五平の下っ引き。
  • 三林新兵衛:天野新士(第8、9、14、18話)
    • 町奉行所同心。五平を配下にする。
  • 矢田部兵馬:北相馬宏(第2、5、7、8、10、18~20、23、26話。第2話はノンクレジット)
    • 町奉行所与力。泉らの上司で伝七らを配下にする。ことなかれ主義的な面がある。
  • 清助:中村靖之介(第7、19、21、24、26話)
  • おるい:五月晴子(第3、4、9、13、20、24、30話)
    • 伝七らの長屋に住む女房。
  • おつね:武知杜代子(第3、7、9、13、15、16、18、20、24、27、30話。第16話はノンクレジット)
    • 伝七らの長屋に住む女房。
  • 関口陣十郎:財津一郎(全話クレジットされるが出演しない回がある)
  • 弥平:曽我廼家明蝶(全話クレジットされるが出演しない回がある)
    • ゑびすやの主人。昔盗人だったことがあり、押し入った先の娘だったおゆうを引き取って育てる。
スタッフ

サブタイトル・主なゲスト

テレビドラマ(中村梅雀版)

伝七捕物帳
ジャンル 時代劇
原作 陣出達朗
脚本 森脇京子
山本むつみ
森下直(第2シリーズ)
伊藤崇(第2シリーズ)
演出 吉田啓一郎
山下智彦(第1シリーズ)
宇喜田尚
清水一彦(第2シリーズ)
出演者 中村梅雀
田中美佐子
徳重聡
上遠野太洸
松平健
ナレーター 濱中博久
製作
制作 NHK
放送
放送国・地域日本の旗 日本
伝七捕物帳
プロデューサー内堀雄三(ユニオン映画
銭谷雅義(NEP
山本敏彦(NHKドラマ番組部)
出演者原田夏希
石橋蓮司
エンディングももいろクローバーZHanabi
放送期間2016年5月13日 - 7月1日
放送時間金曜 20:00 - 20:43
日曜 18:45 - 19:28(再放送)
放送枠BS時代劇
放送分43分
回数9
公式サイト
伝七捕物帳2
プロデューサー陸田元一(NHKエンタープライズ)
内堀雄三(ユニオン映画)
土屋勝裕(NHK)
出演者小芝風花
風見しんご
大塚千弘
エンディング一青窈七変化
放送期間2017年8月4日 - 9月22日
放送時間金曜 20:00 - 20:43
日曜 18:45 - 19:28(再放送)
放送枠BS時代劇
放送分43分
回数8
公式サイト
テンプレートを表示

NHK BSプレミアムBS時代劇枠で、2016年7月15日から9月9日まで全9回にて放送された。2017年6月2日から7月28日まで同枠で再放送された。

続編となる『伝七捕物帳2』が、NHK BSプレミアム「BS時代劇」にて2017年8月4日から9月22日まで全8回にて放送された[3]

企画・制作
主演は中村梅雀で、2016年1月に亡くなった父・中村梅之助が1970年代に演じて大ヒットとなった伝七役を演じた[4]。梅雀は伝七役を演じることを2015年暮れに父・梅之助に報告、梅之助から秘蔵の十手コレクションを託された[5]
第1シリーズの主題歌をももいろクローバーZが担当し、同シリーズの第2回放送分に武家の奥女中役でゲスト出演した[6][7]
また、本作で遠山左衛門尉景元を演じる松平健は、2007年1月期(1月~3月)にテレビ朝日系列で放送された『遠山の金さん』でも同じ役を演じており、実に約9年ぶりに遠山奉行を演じる事になる[要出典]
配役
主要人物
  • 黒門町の伝七 - 中村梅雀
    北町奉行の遠山左衛門尉から紫房の十手を預かる、奉行直属の岡っ引き。父親は鳶職で、伝七自身もかつては父と同じ鳶職だった[8][9]が、それが天職と思えず、苛立ちを吐き出すように剣術道場で剣の稽古を積んでいた。10年前、道場からの帰りに、江島の仙五郎一味による押し込み強盗の現場に遭遇し、店の小僧を助けようとして誤って竹次郎を刺して死なせてしまう。遠山からは、「見事な働きであった」とその行動を称えられるも、人一人の命を奪った自らを裁いてほしいと懇願。その態度に感服した遠山から、紫房の十手を預けられた[8](一度、十手を返上したが、遠山から再び十手を預けられる)。
    現在は、お俊と夫婦になり黒門町の長屋に住み、がってんの勘太とかんざしの文治を配下にもつ。
  • お俊 - 田中美佐子(少女 - 守殿愛生長田莉乃朱
    伝七の妻で産婆(助産師)。15年前、父親の米次が誤って人を死なせたことにより遠島となったため、十手持ちである伝七に迷惑をかけたくないという思いを秘めていた。
    伝七の想いを誰よりもよく理解しているが、伝七が他の女性のことを良く言うと途端に不機嫌になるなど、やきもちやきな一面がある。
  • がってんの勘太 - 徳重聡
    伝七の下っ引き。腕っぷしが強く、考えるよりも体が先に動く行動派。早合点して空回りすることも多いが、ここぞという場面での勘は鋭く、伝七の信頼は厚い。惚れっぽいが、大抵は悲恋で終わることが多い。
  • かんざしの文治 - 上遠野太洸
    伝七の下っ引きで勘太の弟分。冷静沈着な性格で、かんざし作りが得意。女性によくモテるが、意外と女心には疎い一面もある。
  • 早瀬市之進 - 螢雪次朗
    北町奉行所の同心で、伝七を配下に持つ。やや自分の保身を優先するところがあり、伝七には面倒な事に首を突っ込んだり、自分を巻き込んだりしないでほしいと願っている。
  • 松蔵 - 本田博太郎(第1シリーズ)
    15年前、自身の配下だった蓑吉を死なせたとして幼馴染みでもあった米次を捕らえた岡っ引き。3年前に発生した奉行所同心の失踪に責任を感じて、岡っ引きを辞していた。実は蓑吉や奉行所同心を殺害するなど、数々の悪事を働いた人物であり、米次を蓑吉殺しの身代わりに仕立て上げたのも彼であった。
  • 蓑吉 - 西尾塁(第1シリーズ)
    故人。松蔵の下っ引きだった男で、米次が誤って死なせたとされている相手。数々の悪事を働いた人物と言われていたが、実は松蔵の悪事をかぶせられていた。
  • 藤助 - ベンガル
    食事処・菊乃屋の主人で、小春の父親。第2シリーズで登場する小夏にとっては伯父[注 6]である。
  • 小春 - 原田夏希(第1シリーズ)
    藤助の娘。菊乃屋を父と共に切り盛りするきっぷのいい江戸娘。勘太に思いを寄せられているが、本人は文治にひそかな思いを寄せている。第2シリーズでは結婚をして家を出たために未登場となっている。
  • 小夏 - 小芝風花(第2シリーズ)
    藤助の姪。小春に代わって藤助を手伝う。年上の伝七たちに対しても遠慮なくものを言うため、藤助に注意されることもしばしば。
  • 米次 - 石橋蓮司(第1シリーズ)
    お俊の父親で、大工だった。妻の名前はお静というが、お俊が生まれて間もなく死別している。15年前、松蔵の下っ引きだった蓑吉を誤ってノミで殺害したとして遠島に処されたが、真犯人が松蔵であったことを知り、復讐のために死んだと見せかけ、島抜けをして江戸へ向かう。その後は羅宇屋となって松蔵を探し、その過程でお互いを知らないまま伝七に会い、その後お俊が伝七の妻になったことを知る。松蔵を探しあてて真相を知り、お俊を探していた時に正体を知った伝七に助けられて、冤罪を晴らすことに成功した。その後は島抜けの罪で裁きを受け、遠山の計らいで江戸所払いとなり、しばらくは江戸を離れて湯治をしていたが、第1シリーズの最終回で江戸に戻る。
  • 篠崎正太郎(正助) - 風見しんご(第2シリーズ)
    小田原藩勘定方。10年前、帳簿の紛失を理由に武士の身分を捨てて小田原を去り、幇間の正助として吉原に移る。その後、捜査のために吉原を訪れていた伝七と出会い、お咲と共に長屋で暮らし始める。
  • お咲 - 大塚千弘(第2シリーズ)
    正太郎の幼なじみ。「正助(正太郎)の妻」と名乗り、彼と共に長屋で暮らし始めるが、実は正太郎の腹ちがいの弟・勝之進の妻。勝之進の子供を身籠っており、お俊の手助けで出産する。
  • 鳥居甲斐守 - 榎木孝明
    江戸南町奉行。厳しい市中取締りを行い、庶民からは「妖怪」[注 7]とあだ名され、忌み嫌われている。その一方で、自身の配下に対しても厳しく接し、法を犯した者には容赦しない。
  • 遠山左衛門尉 - 松平健
    江戸北町奉行。伝七と二人だけの時は、べらんめえ口調で会話をする。弱者の立場を思いやり、人情味あふれる裁きを下す一方、利己的な理由で罪を犯した者に対しては厳しい裁きを下す。勝小吉とは古い知り合いで、「金さん」と呼ばれており、同時に「若い頃は放蕩無頼を尽くしたお方だった」と言われている。
ゲスト(第1シリーズ)
第1回
  • 吉蔵 - 平田満
    髪結いで「梅床」の主人。12年前に髪結いを生業とするお許しを得ている。娘のおよしが幸せになることを日々願っている。
  • およし - 荒井萌
    吉蔵の娘。木村の想いには気付いているが、ある理由から身を引こうとしている。
  • 木村幸太郎 - 伊嵜充則
    北町奉行所の同心で、御記録版を務めている。およしに想いを寄せる。
  • 花水左衛門 - 深水三章
    15年前に処刑された盗賊の頭。伝七の調べで、配下の「はやての蜘蛛吉」という人物の密告により一網打尽に捕らえられたことと、処刑された当時「よし」という5歳の娘がいたことがわかる。
  • 源太 - 坂田雅彦
    吉蔵を「はやての蜘蛛吉」と呼んで絡んできた男。
第2回
  • 鈴 - 百田夏菜子ももいろクローバーZ
    旗本の奥女中。かつて文治と将来を誓った仲だった。伝七たちが花見をしているとき、侍3人で絡んできたところを文治と再会する。伝七を敵と狙った竹蔵の手裏剣に誤って刺さり負傷し、暫く養生する。
  • 清 - 玉井詩織(ももいろクローバーZ)
  • 初 - 有安杏果(ももいろクローバーZ)
  • 芳 - 佐々木彩夏(ももいろクローバーZ)
  • 花 - 高城れに(ももいろクローバーZ)
    鈴と同じく旗本の奥女中。
  • 竹次郎 - 上杉祥三
    仙五郎に雇われた手裏剣使い。竹蔵の父。伝七が死なせた相手でもある。
  • 竹蔵 - 夕輝壽太
    香取神道流の棒手裏剣を扱う手裏剣使い。10年前に伝七が死なせた竹次郎の息子で、伝七を恨む。
  • 仙五郎 - 大鷹明良
    「江島の仙五郎」と呼ばれる賊の頭。父を亡くした竹蔵を引き取る。
  • 武士 - 六角慎司
    冒頭、鈴たちに絡んできた侍3人のうちの1人。
第3回
  • お勝 - 田中美里
    遊女。非常に気が強く、ある理由からお上に強い不信感を抱く。「お勝」は仮の名前。
  • 西海屋仁兵衛 - 河相我聞
    行き倒れて死んでいた男。その正体は、1年前に起きた橋の崩落事故の責任を問われてお店(たな)を闕所となった御用商人
  • 秋月良介 - 川野太郎
    北町奉行所の同心。西海屋の死を行き倒れと決めつけて処理したことから、伝七に疑念を抱かれる。
  • 仲村内記 ‐ 白井滋郎
    普請方下奉行。
  • 立花屋外茂兵衛 ‐ 河西健司
    浅草のせんべい屋の主人。西海屋とは顔馴染み。
  • 大黒屋助右衛門 ‐ 西園寺章雄
    材木問屋。
  • 久兵衛 - 柴田善行
    「大黒屋」番頭。
  • 春乃屋 ‐ 紅壱子
    西海屋が倒れていた場所の近くに店を構える女将。伝七に「お夕という女はいないか」と西海屋が尋ねて来たことを伝える。
  • 杉野屋 - ひろみどり
    お勝が勤める遊女屋の女将。
第4回
  • お美津 - 黒川芽以
    勘太の昔馴染み。何者かに突き落とされ、不忍池で溺れているところを勘太に助けられる。亡き父親は香具師だった。
  • 田辺勝之進 - 冨家規政
    江戸屋敷に仕える剣術指南役。
  • 井崎屋忠太郎 - 内野謙太
    かつてお美津と恋人だった呉服屋の若旦那。お美津への未練を今も断ち切れないでいる。
  • 井崎屋忠右衛門 - 曾我廼家八十吉
    忠太郎の父。お美津を「水茶屋の女」と呼び、嫌っている。
  • 与平 - 丸一太
    「井崎屋」番頭。
  • お兼 - 坂本三佳
    お美津が一月前まで働いていた水茶屋の女性。何者かにより刀で斬殺される。
第5回
  • お滝 - 南野陽子
    伝七のかつての想い人で、米問屋・丸高屋の娘。長年の武家奉公を終えて戻って来た。弟夫婦の代になった丸高屋の行く末に不安を感じている。
  • 清瞭 - 山口馬木也
    丸高屋の菩提寺である東念寺の僧。住職の留守を預かっている。
  • 三次 - 村杉蝉之介
    寺男。腕に島帰りであることを示す刺青が入れられている。
  • お梶 - 田村友里
    仙之助の妻。お滝が店のことで口うるさく指摘することに不満を感じている。
  • 丸高屋仙之助 ‐ 中川浩三
    丸高屋の主人で、お滝の弟。お梶ほどではないが、お滝の行動や言動に不満を感じている。
  • 万次郎 - 竹下健人
    仙之助の息子。
  • 平野屋惣兵衛 ‐ 芝本正
    押し込み強盗の被害に遭った大店の主人。
  • お喜代 - 伽代子
    惣兵衛の女房。
第6回
  • 勝小吉 - 西郷輝彦
    直参旗本・勝家の隠居。後に「幕末の三舟」と言われる勝海舟の父。血の気が多く喧嘩っ早い。腕っぷしは強く、勘太ですら一撃でのされてしまうほど。赤根とは過去に因縁がある。
  • お時 - 柳生みゆ
    小春の友人。結婚相手の新八を亡くしたショックで投身自殺を図ったところを文治に助けられ、暫く菊乃屋で養生する。
  • 新八 - 中山卓也
    梯子からの転落事故で亡くなった瓦屋。お時とは結婚間近であった。
  • 赤根十郎兵衛 - 相島一之
    直参旗本で田宮流居合の使い手。お時に横恋慕して振られた腹いせに新八の事故死を仕組んだのではと疑惑の目を向けられる。
  • 仁吉 - せんだみつお
    小屋掛け芝居の大道具方。彼の一言が伝七に事件解決のアイデアを与えることとなり、自らも伝七に協力する。
  • 孫助 - 柳家小さん
    小網町の棟梁。米次とは顔馴染みであった。
  • 留吉 - 嘉島典俊
    新八の仕事仲間の瓦職人。
第7回
  • 彦四郎 - 岡田義徳
    腕利きの錠前師。妻とは死別し、娘のお美代と2人暮らし。10年前にある理由から錠前破りの悪事に加担し、江戸払いの刑に処されていた。
  • 弥七 - 伊藤洋三郎
    押し込み盗賊の一味。彦四郎を自分たちの強盗計画に加担させようとする。
  • お美代 - 中川江奈
    彦四郎の娘。彦四郎によって菊乃屋に預けられ、しばらく小春と行動を共にする。
  • 佐吉 - 多賀勝一
    押し込み盗賊の一味。錠前破りを担当していた。
  • 六之助 - 市川勇
    彦四郎とお美代が住んでいる長屋の大家。正体は「押し込みの六之助」と呼ばれる賊の頭。
  • 津川屋重三郎 - 森下哲夫
    錠前師で彦四郎の師匠だった人物。6年前を最後に彦四郎とは会っていない。
第8回
  • お種 - 大方斐紗子
    松蔵の下っ引きだった蓑吉の母。蓑吉の月命日には今も欠かさず花を供えている。
  • 佐和 - 高橋ひとみ
    3年前に行方不明になった北町奉行所の同心・柳本半次郎の妻。
  • 長崎屋長兵衛 ‐ 谷口高史
    廻船問屋の主人。
最終回
  • 望月慎吾 - 堀井新太
    蘭方医・望月松庵の息子。1年前に無実の罪で処刑された父の無念を晴らすために、死罪を下した鳥居を襲撃する。
  • お梅- 大島蓉子
    むじな長屋の住民。疫病が流行ったとき、松庵に救われたことから深く感謝しており、松庵は無実であると信じている。
  • 仲井長七郎 - 中本賢
    南町奉行所の与力。鳥居の命を受け、慎吾の行方を探す。
  • 牧野雲仙 - 本城丸裕
    漢方医。かつて松庵が住んでいた家に居を構える。
  • 望月松庵 ‐ 浅田祐二
    慎吾の父で蘭方医。1年前にむじな長屋の住民4人を毒殺したとされ、鳥居の裁きにより処刑されている。
ゲスト(第2シリーズ)
複数回登場の場合は括弧()内に表記。
第1回
第2回
  • 辻村左内 - 寺島進
    遠山の配下である隠密同心。奉公人の女性を引き込み役に仕立て、用済みになったら殺すという残虐な手口で犯行を重ねる盗賊一味の頭・嘉兵衛の正体を掴むため、潜入捜査を行う。同じく嘉兵衛一味の強盗事件を調べていた伝七に斬りかかった。伝七には、事件の捜査から手を引くよう求める。
  • お幸 - 瀬戸さおり
    志摩屋という店の奉公人で、嘉兵衛一味が新たな押し込みのために引き込み役として目を付けた女性。辻村とは過去に因縁がある。
  • 政吉 - 山田悠介
    嘉兵衛一味の1人で、一味の中心人物。
  • 徳松 - 浜田隆広
    政吉と同じく、嘉兵衛一味の1人。
  • 嘉兵衛 - 谷口高史
    賊の頭で、通称「うつぼの嘉兵衛」。辻村が追っている相手であるが、姿をめったに見せないため、素顔は謎に包まれている。
  • 蓑吉 - 白井滋郎
    金杉町の住人。辻村がお幸を探していることを伝七に伝える。
第3回
  • 直太郎 - 渡辺大
    質屋・亀正(かめせい)の跡取り息子だが、道楽と放蕩無頼が過ぎたために実家から絶縁を言い渡される。絵の腕は一流であり、街中で偶然知り合った瓦版屋・朝吉の相棒として鮮やかな瓦版を作り上げる。
  • 朝吉 - 中村靖日
    瓦版屋・九つ屋の主。もとは売れない瓦版屋だったが、直太郎を相棒にしたことで売れ行きを伸ばす。玉山姉弟の仇討ちを瓦版に書いたことが、「人心を惑わせる行為」にあたるとして南町奉行所に捕らえられるが、実は「人に知られたくない本当のこと」を書いたためにお咎めを受けたのだと伝七は見抜く。
  • 北岡半佐衛門 - 大河内浩
    南町奉行所の吟味方与力。鳥居の懐刀であり、玉山姉弟の詮議及び、朝吉への沙汰を申し渡した人物。密偵を放って町民の暮らしを見張る一方、自身は袖の下(賄賂)を受け取っているなど、よくない噂がある。
  • 玉山富治郎 - 藤山扇治郎
    北岡の密偵。香苗の弟。仇に止めを刺す。
  • 玉山香苗 - 成瀬綾乃
    北岡の密偵。父親の仇討ちを行った玉山姉弟の姉。その鮮やかな太刀筋から、鏡新明智流の使い手であると伝七は見抜く。
  • 小山十太夫 - 入江毅
    北岡の密偵。玉山姉弟に父親の仇として討ち取られた男。正助の話によると「萩原」と名乗っていたことがわかる。
  • 山田右門 - 白井哲也
    南町奉行所の同心。
第4回
  • 白狐(びゃっこ)のお仙 - 野々すみ花
    関八州を荒らす女盗賊で、様々な人間に変装して人を騙す。幼少のころに両親とは死別。その原因は岡っ引きの悪行にあったため、伝七を含む岡っ引きには強い憎悪を抱く。
  • 辰治 - 松尾諭
    お仙の子分。お仙を「姐さん」と呼び、慕っている。
  • 縄手の十蔵 - 六角精児
    賊の頭で、盗みのためなら殺しもいとわぬ残虐極まりない手口で犯行を重ねる男。そのあまりに凄惨な犯行の手口は、伝七が「今でもあの光景を夢に見る」と口にするほど。お仙とは過去に組んでいたことがあり、仲間に戻るよう強要する。
  • 徳兵衛 - 曾我廼家文童
    料亭「濱田屋」の主。お仙を番屋に突き出そうとするが、隠れ博打[注 8]のことを訴えると逆に脅される。
  • 洲崎屋 - 藤田功次郎
    濱田屋で秘かに行われていた隠れ博打に参加していた男。
第5回
  • 澤口兵右衛門 - 平泉成
    大身の旗本で、勘定組頭の古株。手拭いを頭に被り、秘かに屋台通いをしている。美味い屋台の見分け方を伝七に伝授する。
  • 澤口兵庫 - 青山草太
    兵右衛門の息子で、勘定見習い。父・兵右衛門の生き方に反発し、道場で剣の稽古に励む。
  • 堀江市蔵 - 斎藤歩
    勘定組頭。新しい火除け地の候補となる場所を巡って兵右衛門と対立する。
  • 美穂 - 渋谷飛鳥 
    剣術道場主の娘。厳しい表情を崩すことなく剣の稽古に励む兵庫を気にかける。
第6回
  • お文 - 松浦雅
    一二三屋という飛脚問屋の娘。飛脚の仕事を愛しており、経営が苦しい店を立て直すため、自らが飛脚になる。勘太の思い定めた相手でもある。
  • 鳴海屋政右衛門 - 東根作寿英
    太物問屋。お文を応援するため、定期的な仕事を依頼する。
  • 長次郎 - 渡辺哲
    賭場を営む男。
  • 五兵衛 - 小野了
    一二三屋の主人。
  • 真砂屋の主人 - 真砂京之介
  • 弥助 - 大石昭弘
  • 駒吉 - 高島和男
    腕に蛇の彫り物がある男。長次郎の賭場に出入りしていた。
第7回
  • 相沢征四郎 - 柴俊夫
    お咲の伯父。出奔したお咲の行方を捜しており、小田原に連れ帰ろうとする。
  • お駒 - 床嶋佳子
    かつて相沢と恋仲にあった女性。太一の母親で、千歳屋とも関係があった。
  • 太一 - 西井幸人
    お駒の息子で、大工見習い。廻船問屋の大物・千歳屋を殺害したのではと疑われるが、頑なに否認する。
  • 助三郎 - 新井康弘
    千歳屋の番頭。
  • 千歳屋清右衛門 - 西園寺章雄
    廻船問屋「千歳屋」頭取。何者かにより殺害される。
  • 留三 - 吉田輝生
    大工。太一の先輩にあたる。
  • 源吉 - 諸木淳郎
    大工の棟梁。
最終回
  • 相模屋 忠左衛門 - 小野武彦(第7回)
    廻船問屋。忠太郎と忠次郎の父親で、十組問屋[注 9]の頭になることを目論んでいる。
  • 波佐間左近 - 宇梶剛士(第7回)
    小田原藩上屋敷勤番。正太郎の親友で、かつての同僚だった。正太郎が出奔となった10年前の帳簿紛失は、勝之進による謀(はかりごと)であったと告げる。
  • 相模屋 忠太郎 - 林泰文(第7回)
    廻船問屋で、忠左衛門の息子。偽証文[注 10]を使って流通を独占し、江戸の商いを取り仕切ろうとする。
  • 篠崎忠次郎 - 溝呂木賢
    小田原藩勘定吟味役。忠太郎の実弟。3年前に勝之進の養子となる。
  • 篠崎勝之進 - 津村知与支(第7回)
    正太郎の腹違いの弟で、お咲の夫だった人物。数か月前、謎の水死を遂げる。
スタッフ
放送日程
第1シリーズ
各話 放送日 サブタイトル 脚本 演出
第1回 2016年7月15日 世は情け、父娘(おやこ)髪結い 森脇京子 吉田啓一郎
第2回 7月22日 紫房(むらさきぶさ)、決意の拝命 山下智彦
第3回 7月29日 夫婦道(めおとみち)、江戸女房の心意気 吉田啓一郎
第4回 8月05日 空回り、男の純情 山下智彦
第5回 8月12日 奥手の花、恋の道行き 山本むつみ 宇喜田尚
第6回 8月19日 怪談、からくり屋敷
第7回 8月26日 女心(おんなごころ)、恋の追っかけ 森脇京子 吉田啓一郎
第8回 9月02日 恋女房、涙の縁切り
最終回 9月09日 紫房(むらさきぶさ)、覚悟の返上
第2シリーズ
各話 放送日 サブタイトル 脚本 演出
第1回 2017年8月04日 女将(おかみ)の意地、 涙のにぎり飯 森脇京子 吉田啓一郎
第2回 8月11日 めぐり逢(あ)い、悲しき草笛 森脇京子
伊藤崇
第3回 8月18日 謎の仇(あだ)討ち、瓦版騒動始末 山本むつみ 宇喜田尚
第4回 8月25日 伝七、狐に化かされる
第5回 9月01日 鬼か仏か、屋台騒がす手拭い侍 森下直 清水一彦
第6回 9月08日 駆け比べ、女飛脚走る
第7回 9月15日 引き裂かれた絆、夫婦(めおと)湯のみの契り 森脇京子
伊藤崇
吉田啓一郎
最終回 9月22日 新たなる命、旅立ちの時
関連番組

脚注

注釈

  1. ^ 1947年探偵作家クラブ創設の際、捕物作家も入会するはずだったが、木々高太郎の反対で実現しなかった。そのため江戸川乱歩横溝正史城昌幸に助言、クラブ設立に至る。その際、横溝の肝いりで浅草花やしきにて、岡本綺堂の半七塚の除幕式が行われた。初代会長は野村胡堂。副会長は土師清二、城昌幸。1955年には遠山金四郎祭を催す。1964年には書記長の佐々木杜太郎が所属作家と結託し、内紛を起こして脱退するとクラブは解消、「日本作家クラブ」として発足する[1]
  2. ^ 第113話にて三吉役として出演している。
  3. ^ a b 第8話にて半蔵役として出演し、後に第28話より出演しない回があるものの六蔵役としてレギュラー陣の一人となる。
  4. ^ a b c 第33話登場時の項編集に合わせ「おとき」としているが、この回の実際のクレジットは「お時」で表記されている。
  5. ^ 後の第146話より、二代目・新吉として出演。
  6. ^ 番組の字幕では、小夏のセリフが「伯父さん」と表記されている。即ち、小夏の父親か母親の兄にあたる人物ということになる。
  7. ^ 番組内での濱中博久のナレーションより。
  8. ^ この当時、天保の改革により、賭博は厳しい取り締まりを受けていた。
  9. ^ 「とくみどんや」と読む。江戸-大坂(大阪)間の積荷問屋が共通の利害関係によって作ったもの。この当時は、天保の改革により解散を命じられていた。
  10. ^ これらの行為は謀書・謀印にあたり、発覚すれば、引き回しの上に獄門(死罪)に処せられる重罪であった。

出典

  1. ^ クラブの歴史|クラブの歩み”. 日本文芸家クラブ. 2014年1月25日閲覧。
  2. ^ 京都新聞版「黒門町の傳七捕物帳」”. 襟裳屋 戯事新館. 2008年7月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年1月27日閲覧。
  3. ^ “中村梅雀さん主演「伝七捕物帳2」制作開始!”. NHKドラマ. (2016年3月8日). http://www.nhk.or.jp/dramatopics-blog/7000/264675.html 2016年3月8日閲覧。 
  4. ^ “中村梅雀さん主演『伝七捕物帳』制作開始!”. NHKドラマ. (2016年3月28日). http://www.nhk.or.jp/dramatopics-blog/7000/240899.html 2016年3月28日閲覧。 
  5. ^ 阿部正敏 (2016年6月30日). “岡っ引きって?遠山の金さんってどんな人? 〜伝七捕物帳が楽しくなる 大江戸タイムトラベル〜”. SPECIAL COLUMN. NHK BS ONLINE. 2016年7月9日閲覧。
  6. ^ “ももクロが時代劇「伝七捕物帳」の主題歌担当、2話ではゲスト出演も”. 音楽ナタリー. (2016年3月29日). http://natalie.mu/music/news/181440 2016年3月29日閲覧。 
  7. ^ BS時代劇「伝七捕物帳」#3 ももクロがやって来た!!”. ドラマスタッフブログ. NHKドラマ (2016年5月9日). 2016年7月9日閲覧。
  8. ^ a b 第2回より
  9. ^ 第5回より
  10. ^ “一青窈 新曲「七変化」が時代劇『伝七捕物帳2』主題歌に決定 SGリリースも”. Billboard JAPAN (阪神コンテンツリンク). (2017年7月20日). http://www.billboard-japan.com/d_news/detail/53442/2 2017年7月20日閲覧。 

関連項目

外部リンク

日本テレビ 火曜20時台
【当番組より時代劇
前番組 番組名 次番組
火曜スペシャル(第3期)
(20:00 - 21:25)
伝七捕物帳
日本テレビ系 火曜20:54 - 20:55枠
火曜スペシャル(第3期)
(20:00 - 21:25)
伝七捕物帳
【1分縮小して継続】
NNNニューススポット
(20:54 - 21:00)
【1分拡大】
テレビ朝日 日曜20時台
【ここまで時代劇
前番組 番組名 次番組
おはなちゃん繁昌記
伝七捕物帳
西部警察
※ここから現代劇
NHK BSプレミアム BS時代劇
前番組 番組名 次番組
立花登青春手控え
(2016年5月13日 - 7月1日)
伝七捕物帳
(2016年7月15日 - 9月9日)
妻は、くノ一
アンコール放送。
(2016年9月16日 - 11月4日)
立花登青春手控え2
(2017年4月7日 - 5月26日)
伝七捕物帳
アンコール放送。
(2017年6月2日 - 7月28日)
伝七捕物帳2
(2017年8月4日 - 9月22日)
伝七捕物帳
アンコール放送。
(2017年6月2日 - 7月28日)
伝七捕物帳2
(2017年8月4日 - 9月22日)
神谷玄次郎捕物控
アンコール放送。
(2017年9月29日 - 10月27日)