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「むらさき日記」(むらさきにっき)は、1970年9月25日に発売されたジャッキー吉川とブルー・コメッツの楽曲である。作詞は橋本淳、作曲は井上忠夫による。1968年に出したシングル「草原の輝き」以来7作品ぶりの橋本・井上コンビによる作品となった。
「さよならのあとで」以降の歌謡曲路線(平たく言えばムード歌謡路線)においても、ここに至るまで手を付けなかった、旧来のムード歌謡コーラスをなぞったスタイルの作品に初めて挑んだ。曲調・アレンジから歌唱法まで、いずれを取ってもムード歌謡の構造を持った作品であり、歌謡曲路線のひとつの区切りに到達したとも言える。別れた恋人との想い出を綴った日記を、自らの手で燃やしてしまう女性の姿を唄った。
オリコンチャートは最高順位が74位であり、前作の「泣きながら恋をして」に比べて大きく低迷し、グループの人気はさらに下降線を辿る結果となった。
B面は「だから今すぐ」。間奏のストリングスが特徴的なムード歌謡風の作品。
# | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 時間 |
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1. | 「むらさき日記」 | 橋本淳 | 井上忠夫 | 森岡賢一郎 | |
2. | 「だから今すぐ」 | 橋本淳 | 筒美京平 | 筒美京平 | |
合計時間: | |
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メンバー |
三原綱木(Guitar & Vocal) - 小田啓義(Organ & Piano)
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旧メンバー |
ジャッキー吉川(Drums) - 高橋健二(Bass & Vocal) - 井上忠夫(Flute & Sax & Vocal) - ヒロ池ヶ谷(Drums) - 白鳥健二(Bass & Vocal) - 姫神じゅん(Guitar & Vocal) - 山根宮子(Piano & Vocal) - 佐伯芳江(Organ & Vocal) - 金崎タミキ(Bass & Vocal) - 早見タロー(Guitar & Vocal) - 渡辺トオル(Sax & Flute & Vocal) - 上瀧洋之(Vocal) - 平石友実(Bass) - 森本博夫(Guitar) - 中野誠(Keyboard) - 高橋毅(Vocal) - 土井立庭(Guitar) - 岸明樹(Keyboard) - 白川博朋(Bass) - 安田一平(Guitar)
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シングル | |
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アルバム |
グランド・ヒット・パレード (第3集) - クリスマスをエレキ・ギターで(→ブルー・コメッツのクリスマス) - 青い瞳/青い渚 ブルー・コメッツ・オリジナル・ヒット集 - ベスト・ヒット'66 - ブルー・コメッツ・リサイタル - これぞヤング・ビート - ブルー・コメッツ=オリジナル・ヒット第2集 - ヨーロッパのブルー・コメッツ - アメリカのブルー・コメッツ - ベスト・オブ・ブルー・コメッツ - ヤング・ビート・ブルー・コメッツ - ポピュラーヒット25年史 (上巻) - ポピュラーヒット25年史 (下巻) - ベスト・オブ・ブルー・コメッツVol.2 - スター・ダブル・デラックス/ジャッキー吉川とブルー・コメッツ - G.S.R. - ラヴ・サウンド/ブルー・コメッツ -ブルー・コメッツの素晴らしき音の殿堂 - ブルー・コメッツの素晴らしきオリジナル・サウンド - ディスコ大作戦 - ゴールデン・スター・ワイド・デラックス/ジャッキー吉川とブルー・コメッツ - ジャッキー吉川とブルー・コメッツ・ベスト - THE TALES OF BLUE COMETS PAST MASTERS 1965-1972 - THE TALES OF BLUE COMETS PAST MASTERS BOX 1965-1972 - ブルー・コメッツ フォーエバー - ジャッキー吉川とブルー・コメッツ ゴールデン☆ベスト - ジャッキー吉川とブルー・コメッツ ゴールデン☆ベスト コロムビア・イヤーズ (1966~1972)
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出演映画 | |
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関連項目 | |
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