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アワ・デイ・ウィル・カム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「燃ゆる初恋」
ルビー&ザ・ロマンティックスシングル
初出アルバム『Our Day Will Come』
B面 Moonlight and Music
リリース
規格 7インチ・シングル
ジャンル R&Bポップ
時間
レーベル カップ・レコード
作詞・作曲 ボブ・ヒリアード(作詞)
モート・ガーソン(作曲)
プロデュース アレン・スタントン
チャート最高順位
ルビー&ザ・ロマンティックス シングル 年表
アワ・デイ・ウィル・カム
(1962年12月)
My Summer Love
(1963年5月)
ミュージックビデオ
「Our Day Will Come」 - YouTube
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アワ・デイ・ウィル・カム」(Our Day Will Come)は、ルビー&ザ・ロマンティックスが1962年に発表した楽曲。邦題は「燃ゆる初恋」。翌1963年に全米1位を記録した。多くのミュージシャンにカバーされている。

概要

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ボブ・ヒリアードが作詞し、モート・ガーソンが作曲した。「アワ・デイ・ウィル・カム」は当初、カップ・レコードにいたジャック・ジョーンズが歌う予定だったが、同レーベルと契約したばかりのルビー&ザ・ロマンティックスが自分たちに歌わせてくれとプロデューサーのアレン・スタントンを説得。ヒリアードとガーソンも、もしロマンティックスのレコードがヒットしなかったらジャック・ジョーンズのレコードを出すことを条件にしぶしぶ承諾した。リロイ・カークランド(Leroy Kirkland)の編曲により、ミドル・テンポのものと、ハモンドオルガンのソロを伴うボサノヴァ・スタイルのものの2つのバージョンがレコーディングされ、後者がグループのデビュー・シングルとして1962年12月に発売された[1]

1963年3月23日付のビルボード・Hot 100の1位を記録[2]。また、R&Bチャートでも1位を記録した。ビルボードの1963年の年間チャートでは33位を記録した。イギリスは38位、オーストラリアは11位、ニュージーランドは1位を記録した。

エイミー・ワインハウスのバージョン

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「アワ・デイ・ウィル・カム」
エイミー・ワインハウスシングル
初出アルバム『Lioness: Hidden Treasures
リリース
規格 シングル
録音 2002年5月[3]
ジャンル ポップ
時間
レーベル アイランド・レコード
作詞・作曲 ボブ・ヒリアード(作詞)
モート・ガーソン(作曲)
プロデュース サラーム・レミ
チャート最高順位
ミュージックビデオ
「Our Day Will Come」 - YouTube
テンプレートを表示

2003年のファースト・アルバム『Frank』のレコーディング・セッションで録音されたものの、アルバムには収録されなかった。

2011年7月23日、エイミー・ワインハウスロンドンの自宅で遺体で発見される。「アワ・デイ・ウィル・カム」はその年の11月にシングルとして発売。ミュージック・ビデオも制作された。同年12月に発売されたコンピレーション・アルバム『Lioness: Hidden Treasures』に収録された。

イギリスで29位、スペインで26位、ハンガリーで27位を記録。日本でもヒットし、Billboard Japan Hot 100で14位を記録した。

その他のバージョン

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アーティスト名 レコード
1963年 ジュリー・ロンドン The End of the World
1963年 ボビー・ダーリン 『18 Yellow Roses & 11 Other Hits』
1963年 パティ・ペイジ Say Wonderful Things
1963年 ブレンダ・リー 『Let Me Sing』
1963年 ジョージ・チャキリス 『You're Mine, You』
1963年 ディー・ディー・シャープ 『Do the Bird』
1963年 ボビー・ライデル 『The Top Hits of 1963』
1964年 トリニ・ロペス 『The Love Album』
1964年 ナンシー・ウィルソン 『Today, Tomorrow, Forever』
1964年 アニタ・ブライアント 『The World of Lonely People』
1964年 ベティ・エバレット&ジェリー・バトラー 『Delicious Together』
1966年 シェール シングル「バン・バン」のB面
1966年 クリフ・リチャード 『Kinda Latin』
1966年 ジェームズ・ブラウン Handful of Soul
1966年 クリス・モンテス 『Time After Time』
1967年 ウィ・ファイヴ Make Someone Happy
1968年 ロジャー・ニコルズ
&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズ
『Roger Nichols & The Small Circle of Friends』
1969年 クラシックス・フォー 『Traces』
1970年 アイザック・ヘイズ ...To Be Continued
1972年 ボビー・ヴィントン Sealed with a Kiss
1973年 カーペンターズ ナウ・アンド・ゼン
1975年 フランキー・ヴァリ 『Our Day Will Come』
1979年 エスター・フィリップス 『Here's Esther Are You Ready』
1982年 ディオンヌ・ワーウィック Heartbreaker
1983年 トニー・ジョー・ホワイト 『Dangerous』
1989年 k.d.ラング 映画『Shag』のサウンドトラック
1992年 井上睦都実 『恋は水色』
2001年 クリスティーナ・アギレラ Just Be Free
2005年 ジェイミー・カラム Catching Tales
2014年 野宮真貴 『実況録音盤! 野宮真貴、渋谷系を歌う。』
2022年 ダリル・ホール BeforeAfter』。
オンライン音楽番組『Live from Daryl's House』からの音源[4]

脚注

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関連項目

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先代
フォー・シーズンズ
「恋のハリキリ・ボーイ」
Billboard Hot 100 ナンバーワンシングル
1963年3月23日(1週)
次代
シフォンズ
いかした彼
先代
ボビー・ブランド
「That's the Way Love Is」
Billboard Hot R&B Singles 1位
1963年3月23日 - 3月30日(2週)
次代
シフォンズ
「いかした彼」