コンテンツにスキップ

エディ・ゴメス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
エディ・ゴメス
Eddie Gómez
2010年5月チリサンチャゴにおけるチック・コリアとのツアーで
基本情報
出生名 Edgar Gómez
生誕 (1944-10-04) 1944年10月4日(80歳)
出身地 プエルトリコの旗 プエルトリコ サンチュース
ジャンル ジャズフュージョン
職業 演奏家バンドリーダー
担当楽器 ダブルベース
活動期間 1959年 -
レーベル コロムビア・レコード
共同作業者 ビル・エヴァンスチック・コリア、マーク・クレイマー、ステップス・アヘッド
公式サイト www.eddiegomez.com

エディ・ゴメスEddie Gómez1944年10月4日 - )は、プエルトリコ・サンチュース生まれのジャズベーシスト。主にダブルベースを演奏する。1966年から1977年の間、ビル・エヴァンス・トリオに加入していたことで有名となった。

経歴

[編集]

ゴメスは幼い頃、プエルトリコからニューヨークに家族と一緒に移住してきた[1] 。11歳でニューヨーク市の公立学校でダブルベースを始め、13歳になってニューヨーク市立芸術高等学校に通学した。1959年から1961年の間、ニューポート・フェスティバル・ユース・バンド (リーダーはマーシャル・ブラウン)で演奏し、ジュリアード音楽院1963年に卒業した。[2]

彼が共演してきたのは、マイルス・デイヴィスディジー・ガレスピージェリー・マリガンベニー・グッドマンビル・エヴァンスマイケル・ブレッカーウェイン・ショーターロン・カーターハービー・ハンコックトニー・ウィリアムスアル・フォスターチック・コリアのようなジャズの巨人達である。ビル・エヴァンス・トリオとして合計11年過ごし、アメリカ合衆国、ヨーロッパ、アジアでの演奏や数十の録音を行った[1]。トリオが録音した2枚のアルバムはグラミー賞を受賞した。また、マンハッタン・ジャズ・クインテットステップス・アヘッドのメンバーであった。

ゴメスのキャリアはほとんどが伴奏者としてのもので、有名ジャズ・ミュージシャンとスタジオ・ミュージシャンとして共演したのみならず、コロムビア・レコード、Projazz、Stretchのようなレーベルでリーダーとして録音を行った。[1] 最近の録音は、ほとんどジャズ・ピアニストのマーク・クレイマーとの共同リーダーで行われている。[2]

ディスコグラフィ

[編集]

リーダー・アルバム

[編集]
  • 『ダウン・ストレッチ』 - Down Stretch (1976年、Trio)
  • 『ゴメス』 - Eddie Gomez Featuring Chick Corea And Steve Gadd (1984年、Nippon Columbia/Interface) ※チック・コリアスティーヴ・ガッドと共演。1984年1月、2月録音
  • 『メズゴ』 - Mezgo (1985年、Epic) ※信濃町スタジオにおいて1985年11月録音
  • 『パワー・プレイ』 - Power Play (1988年、Sony)
  • 『ストリート・スマート』 - Street Smart (1989年、GRP)
  • 『ネクスト・フューチャー』 - Next Future (1993年、Stretch)
  • 『デディケーション』 - Dedication (1998年、Evidence)
  • 『アップタウン・ミュージック』 - Uptown Music (1998年、King)
  • 『ホワッツ・ニュー・アット・エフ』 - What's new at F (2004年、Tokuma) ※「スタジオF」におけるライブ。日本発売
  • Jazz Fiddler on the Roof (2005年、Twinz) ※マーク・クレイマーと共同名義
  • Art of the Heart (2006年、Art of Life) ※マーク・クレイマーと共同名義。2004年2月録音
  • Palermo (2007年、Jazz Eyes)
  • Beautiful Love (2008年、Isol Discus)
  • Forever (2010年、Plus Loin)
  • ファーザー・エクスプロレイションズ〜ビル・エヴァンスに捧ぐ』 - Further Explorations (2011年、Concord) ※チック・コリア、ポール・モチアンと共同名義。2010年5月録音
  • Per Sempre (2012年、BFN Jazz)

参加アルバム

[編集]

アート・ファーマー

エウジェニオ・トゥーサン

  • Oinos (Música para beber vino) (2008年)

ガブリエル・ヴィセンス

  • Point In Time (2012年)

クロノス・クァルテット

  • 『ワルツ・フォー・デビィ』 - Music of Bill Evans (1986年、Savoy)

佐藤允彦

  • 『シャガール・ブルー』 - Chagall Blue (1980年、Openskye)
  • 『アモーフィズム』 - Amorphism (1985年、Sony)

ジャック・ディジョネット

ジョアン・ブラッキーン

  • 『キード・イン』 - Keyed In (1979年、Tappan Zee Records – JC 36075)
  • 『ダイナスティ』 - Ancient Dynasty (1980年、Tappan Zee Records – JC 36593)
  • Where Legends Dwell (1992年、Ken Music) OCLC 26472759

チック・コリア

デヴィッド・グリスマン

  • 『ホット・ドーグ』 - Hot Dawg (1978年、A&M-Horizon)

ビル・ブルーフォード & ラルフ・タウナー

  • 『イフ・サマー・ハッド・イッツ・ゴースト』 - If Summer had its Ghosts (1997年、Discipline Global Mobile)

マイク・ノック

  • 『オンダス』 - Ondas (1981年、ECM)

ミック・グッドリック

  • In Pas(s)ing (1979年、ECM)

ラルフ・タウナー

  • 『バティク』 - Batik (1978年、ECM)
  • 『オールド・フレンズ ニュー・フレンズ』 - Old Friends, New Friends (1979年、ECM)

ランディ・ブレッカー

  • スコア』 - Score (1969年、Solid State)

出典

[編集]
  1. ^ a b c Yanow, Scott. Allmusic biography of Eddie Gómez.. Retrieved September 2009.
  2. ^ a b All About Jazz entry for Eddie Gomez.. Retrieved September 2009.

外部リンク

[編集]