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ギャスパー・ウリエル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Gaspard Ulliel
ギャスパー・ウリエル
ギャスパー・ウリエル
2015年 リュミエール賞授賞式にて
本名 Gaspard Thomas Ulliel
生年月日 (1984-11-25) 1984年11月25日
没年月日 (2022-01-19) 2022年1月19日(37歳没)
出生地 フランスの旗 フランス
オー=ド=セーヌ県ブローニュ=ビヤンクール
死没地 フランスの旗 フランス
イゼール県グルノーブル
国籍 フランスの旗 フランス
職業 俳優
活動期間 1997年 - 2022年
主な作品
ロング・エンゲージメント
ハンニバル・ライジング
SAINT LAURENT/サンローラン
たかが世界の終わり
ムーンナイト
受賞
セザール賞
主演男優賞
2016年『たかが世界の終わり
有望若手男優賞
2005年『ロング・エンゲージメント
その他の賞
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ギャスパー・ウリエルフランス語: Gaspard Ulliel, 発音例, 1984年11月25日 - 2022年1月19日)は、フランス俳優ギャスパール・ユリエルとも表記される。

来歴

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パリ郊外のブローニュ=ビヤンクールで生まれる。両親は共にファッション業界で働いていた[1][2]パリ第8大学(サン・ドニ)で映画を専攻。

2001年に『ジェヴォーダンの獣』で映画デビュー。

2003年公開の『かげろう』でエマニュエル・ベアールの相手役に抜擢され、フランス国内で注目を集める。

2004年公開の『ロング・エンゲージメント』ではセザール賞有望若手男優賞を受賞[3]

2007年公開の『ハンニバル・ライジング』では、若き日のハンニバル・レクターを演じた。

2010年、シャネルの香水「BLEU DE CHANEL」のイメージモデルに採用される。マーティン・スコセッシがコマーシャル・フィルムを監督。

2014年、ベルトラン・ボネロが監督するイヴ・サン=ローランの伝記映画で、リュミエール賞主演男優賞を受賞した[4]

『ハンニバル・ライジング』パンフレット記載のインタビューなどによると、左利き。同映画で筆記用具を左手で持つシーンなどが見受けられる。左側頬のエクボのようなへこみは幼い頃ドーベルマンに噛まれた傷跡。[要出典]

2005年から2007年まで女優のセシル・カッセルと交際していたが破局し、2013年から交際していたモデルのガエル・ピエトリとの間に2016年2月に男児をもうけた。[要出典]

2022年1月18日オーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地域圏サヴォワ県ロジエ英語版のスキー場で衝突事故に遭いグルノーブルの病院に搬送されたが[3]、翌19日に死去[3][5]。37歳没。

主な出演作品

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公開年 邦題
原題
役名 備考
2001 ジェヴォーダンの獣
Le Pacte Des Loups
ルイ
2003 かげろうフランス語版
Les Égarés
イヴァン
2004 ロング・エンゲージメント
Un Long Dimanche De Fiançailles
マネク セザール賞有望若手男優賞受賞[3]
The Last Day
Le Dernier jour
シモン
2006 パリ、ジュテーム
Paris, je t'aime
ギャスパー
2007 ハンニバル・ライジング
Hannibal Rising
ハンニバル・レクター
ジャック・ソード 選ばれし勇者英語版
Jacquou le croquant
ジャクー
2009 約束の葡萄畑 あるワイン醸造家の物語
The Vintner's Luck
天使ザス
インサイドゲーム英語版
Le Premier Cercle
アントン
Ultimatum Nathanaël
2010 La princesse de Montpensier Henri de Guise
2011 L'Art d'aimer William
2012 Tu honoreras ta mère et ta mère Balthazar
Les Cinq Légendes
Rise of the Guardians
Jack Frost
2014 SAINT LAURENT/サンローラン
Saint Laurent
イヴ・サン=ローラン リュミエール賞主演男優賞[4]
2016 ザ・ダンサー
La Danseuse
ルイ・ドルセー伯爵
たかが世界の終わり
Juste la fin du monde
ルイ セザール賞主演男優賞受賞[3][6]
2018 この世の果て、数多の終焉
Les Confins du monde
ロベール・タッセン
2022 ムーンナイト
Moon Knight
アントン・モガート / ミッドナイトマン 死後に公開

脚注

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出典

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  1. ^ Murnick, Carolyn (2004年12月). “Gaspard Ulliel: heating up movies and heading for the front lines Interview” (英語). FindArticles. 2006年6月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2006年6月16日閲覧。
  2. ^ Martin-Bernard, Frédéric (2011年2月24日). “Le père de Dorothée Bis s'est éteint” (フランス語). Madame Figaro. 2022年1月20日閲覧。
  3. ^ a b c d e “仏俳優ギャスパー・ウリエルさん、スキー事故で死去 37歳”. フランス通信社. AFPBB News. (2022年1月20日). https://www.afpbb.com/articles/-/3386017 2022年1月20日閲覧。 
  4. ^ a b フランス人気男優、ギャスパー・ウリエルがスキー事故で急死”. SCREEN ONLINE(スクリーンオンライン) (2022年1月20日). 2022年1月20日閲覧。
  5. ^ “Disparition Mort de l’acteur Gaspard Ulliel, 37 ans, après un accident de ski en Savoie” (フランス語). Libération. (2022年1月19日). https://www.liberation.fr/culture/cinema/gaspard-ulliel-grievement-blesse-dans-un-accident-de-ski-en-savoie-20220119_UNSS3I7MA5EBVOLV45VGZIXI5Y/ 2022年1月20日閲覧。 
  6. ^ 【速報】仏アカデミー賞、2017セザール賞結果発表!” (2017年2月25日). 2021年1月20日閲覧。

外部リンク

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