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コルラ市

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
中華人民共和国 新疆ウイグル自治区
庫爾勒市
市街地を流れる孔雀河
市街地を流れる孔雀河
市街地を流れる孔雀河
別称:梨城


バインゴリン自治州の中のコルラ市の位置
バインゴリン自治州の中のコルラ市の位置
バインゴリン自治州の中のコルラ市の位置
中心座標 北緯41度39分 東経86度08分 / 北緯41.650度 東経86.133度 / 41.650; 86.133
簡体字 库尔勒
繁体字 庫爾勒
拼音 Kù'ěrlè
モンゴル文字 ᠬᠣᠷᠣᠯ
モンゴル語キリル文字 Корла
モンゴル語ローマ字転写 Qorol
ウイグル語 كورلا
ウイグル語ローマ字転写 Korla
国家 中華人民共和国の旗 中華人民共和国
自治区 新疆ウイグル
自治州 バインゴリン自治州
行政級別 県級市
面積
総面積 7,219 km²
人口
総人口(2004) 42 万人
経済
電話番号 0996
郵便番号 841000
行政区画代碼 652801
公式ウェブサイト http://www.xjkel.gov.cn/
鉄門関

コルラ市(コルラし、ウイグル語:كورلا شەھىرى 転写:Korla shehiri)は、中華人民共和国新疆ウイグル自治区バインゴリン・モンゴル自治州に位置する県級市で、同自治州の首府である。人口では、新疆ウイグル自治区でウルムチ市に次ぐ第二の都市。

古来シルクロードオアシス都市として栄えたが、近年はタリム油田の開発基地として発展している。

人口のうち漢族が約70%を占める。市名はウイグル語で「眺め」を意味する。コルラ香梨という梨を盛産するので、梨城の名もある[1][2]

地理

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タリム盆地の東北縁辺に位置し、南はタクラマカン砂漠である。域内を孔雀河が流れる。

市街

歴史

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古代西域36国の一である渠犁国で、漢代には西域都護府に属した。北魏には柳驢城と呼ばれ、その後突厥の支配下に入ったが、648年に占領され、焉耆都督府の属地となった。その後しばしば吐蕃に占領され、840年ウイグルが西遷してこの地に定住した。さらに西遼チャガタイ・ハン国ジュンガル王国などに属し、1758年新疆となった。

1939年にコルラ県が成立し、新中国成立後、1960年にバインゴリン・モンゴル自治州政府の所在地となった。

1979年にコルラ市が設置され、1984年にコルラ市・コルラ県が合併した。

行政区画

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7コチャ・バシカルミス(街道)、3バズィリ(鎮)、9郷を管轄:

  • 街道弁事処
    • イッティパク・コチャ・バシカルミス(団結街道)
    • サイバグ・コチャ・バシカルミス(薩依巴格街道)
    • テングリタグ・コチャ・バシカルミス(天山街道)
    • イェンギシェヘル・コチャ・バシカルミス(新城街道)
    • クルルシ・コチャ・バシカルミス(建設街道)
    • 朝陽街道
    • 梨香街道
  • バズィリ(
    • タシデン・バズィリ(塔什店鎮)
    • 上戸鎮
    • シニル・バズィリ(西尼爾鎮)
    • テキチ郷(鉄克其郷)
    • チャルバグ郷(恰爾巴格郷)
    • イェンギシェヘル郷(インシャル郷、英下郷)
    • レンゲル郷(蘭干郷)
    • コシェリク郷(和什力克郷)
    • カラ・ユルグン郷(哈拉玉宮郷)
    • アワト郷(阿瓦提郷)
    • トウルチ郷(托布力其郷)
    • 普恵郷
  • 園芸場、農場、牛場、牧場
    • チェルチ(庫爾楚)園芸場
    • 包頭湖農場
    • 普恵農場
    • アワト(巴州阿瓦提)農場
    • 巴州沙依東園芸場
    • 巴州奶牛場
    • 普恵牧場
    • 経済牧場
    • 良種場

経済

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タリム盆地は全中国の四大天然ガス田、六大油田に数えられるタリム油田を有する。コルラはこれら天然資源開発基地であり、また石油天然ガス関連の産業が勃興している。「新疆のサウジアラビア」を目指して開発が猛スピードで進んでおり、南疆鉄道開通以後はその開発に拍車がかかっている。1999年南疆鉄道カシュガル延伸とともに折からの西部大開発により、近代都市として発展する一方、漢民族の大量流入が問題となっている。

交通

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参照項目

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脚注

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外部サイト

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座標: 北緯41度43分33秒 東経86度10分29秒 / 北緯41.7259度 東経86.1746度 / 41.7259; 86.1746