シクロドデカン
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シクロドデカン | |
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cyclododecane | |
識別情報 | |
ChemSpider | 8911 |
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特性 | |
化学式 | C12H24 |
モル質量 | 168.319 |
外観 | 白色ワックス状固体 |
密度 | 0.79 g/cm3 |
危険性 | |
引火点 | 87.6 °C (189.7 °F; 360.8 K) |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
シクロドデカン (Cyclododecane) はC12H24の化学式を持つシクロアルカンである。
主に難燃剤、洗剤その他の化学物質製造の中間体として用いられる。
また、もろい物体や構造的に弱い材料等の接合・保存のために、一時的な揮発性結合材として用いられる。これは考古学の発掘調査や出土品、美術品の輸送の際の保護として、また清掃の際の水濡れ防止として用いられる。他の揮発性結合材と比べ蒸発が比較的遅いため、層は数週間持続する。残留物を残さないためには、非常に純粋なシクロドデカンを用いなければならない。融解状態または非極性有機溶媒への溶解状態で供給される。本物質以外の揮発性結合剤として、カンフェン、トリシクレン、またいくつかの制限下でメントール等が用いられる[1]。
シクロドデカンは揮発性が高く、また容易に生分解や加水分解されないため、環境中に残留しやすい。親油性で、土壌粒子の表面に吸着された状態で環境中に存在する。脂肪組織に蓄積するため、生物濃縮される可能性が高い[2]。
脚注
[編集]- ^ “Subject: Cyclododecane”. 2014年10月9日閲覧。
- ^ “Substance name: Cyclododecane”. 2014年10月9日閲覧。