タカハシ (北海道)
タカハシが運営するカラオケボックス (「カラオケ歌屋」札幌北3条店) | |
種類 | 株式会社 |
---|---|
略称 | タカハシ |
本社所在地 |
日本 〒093-0016 北海道網走市南6条西2丁目2番地 |
設立 |
1961年3月 (株式会社高橋興業として) |
業種 | サービス業 |
法人番号 | 3460301003512 |
事業内容 | カラオケ、アミューズメント、設計施工、外食事業など |
代表者 | 髙橋洋一 |
資本金 | 総資本金 4億円 |
売上高 | 総売上高 155億円(2020年8月期) |
従業員数 | 総従業員数 2414名(2021年1月現在) |
関係する人物 | 髙橋はる(創業者)、髙橋貫一(初代社長)、髙橋康弘(前社長) |
外部リンク | http://www.takahasi.co.jp/ |
株式会社タカハシ(TAKAHASHI Co.,Ltd)は、北海道網走市に本社を置く企業。企業集団「タカハシグループ」の親会社としてエンタテインメント事業などのサービス業を展開している。
概要
[編集]発祥の地は美幌町で、1954年に初代社長・高橋貫一の母である高橋はるにより設立された映画館がその前身。女満別で農家を営んでいた高橋はるが「家族みんなで携わることの出来る仕事をしたい」という思いから興行事業を検討し、農地を売却し美幌町の映画館「美幌銀映座」を買収[1]。
しかし1959年に「美幌銀映座」は火災で全焼、死者13名・重軽傷者15名を出す[2]。その後、1961年に株式会社髙橋興業を設立して法人化し、高橋貫一が初代社長に就任[1]。東映系列映画館「美幌東映(びほろとうえい)」として再スタートし、北見・網走で映画館経営を行った。
1989年からはカラオケ事業を開始、カラオケボックス「ミュージックハウス歌屋」などを道内に展開。1991年には祖業の映画館事業から撤退し、翌1992年に現社名に変更。以降は道内で、外食事業や介護事業などを展開している。
2007年6月、民事再生法の適用を受けた網走ビール株式会社について、網走市から再生スポンサーの要請を受けて子会社化し、地ビールの製造・販売事業に着手。翌年、青色の発泡酒「流氷ドラフト」を発売。 また、ビール工場に併設されていたレストラン を焼肉レストランとして「YAKINIKU 網走ビール館」にリニューアルした。
2009年1月、道の駅流氷街道網走の建設に伴い、同施設の売店・レストランに出店し、道の駅観光事業に着手。
2010年12月、それまでの店舗デザイン経験を活かし、店舗のデザイン・設計・施工や住宅のリフォームなどを事業とする「タカハシアートプランニング株式会社」を設立。
2012年4月より名古屋鉄道が保有していた道東観光開発および網走バス・網走ハイヤーの株式を譲り受け、運輸業にも進出することとなった。
沿革
[編集]- 1954年(昭和29年)- 高橋はるらが映画館「美幌銀映座」を買収。
- 1959年(昭和34年)1月27日 - 美幌銀映座が全焼、死者13名・重軽傷者15名[2]。
- 1961年(昭和36年)3月 - 株式会社髙橋興業を設立、高橋貫一が社長就任。その後映画館「美幌東映」を開業[1]。
- 1989年(平成元年)- カラオケ事業開始[1]。
- 1991年(平成3年)- 映画館事業から撤退。
- 1992年(平成4年)- 株式会社タカハシに社名変更。
- 1993年(平成5年)- 代表取締役に髙橋康弘が就任。
- 2001年(平成13年)- 外食事業を開始。
- 2006年(平成18年)6月 - インターネットカフェ事業を開始。
- 2007年(平成19年)6月 - 網走ビール株式会社を子会社化し、地ビールの製造・販売事業を開始[1]。
- 2008年(平成20年)2月 - 発泡酒「流氷ドラフト」の販売を開始。
- 2009年(平成21年)1月 - 道の駅流氷街道網走にて道の駅事業を開始。
- 2010年(平成22年)
- 4月 - BMBが運営する道内の「ソングパーク」11店舗を買収し「歌屋」に統一、道内店舗数50店舗を達成。
- 12月 - タカハシアートプランニング株式会社を設立し、デザイン・設計・施工事業を開始。
- 2012年(平成24年)
- 2013年(平成25年)4月 - 代表取締役に髙橋洋一が就任。
- 2015年(平成27年)3月 - 初の海外事業として札幌市「ブルクベーカリー」のフランチャイズ店をコタキナバル(マレーシア)に出店(2017年撤退)[5]。
- 2016年(平成28年)8月 - 「ゲーム・カラオケ キャッツアイ」を経営する北東商事株式会社を子会社化。
- 2017年(平成29年)4月 - タカハシライフサポート株式会社を設立し、介護事業を開始。
- 2018年(平成30年)10月 - 「カラオケ マッシュ」を経営する株式会社フィールドを子会社化。
- 2019年(平成31年/令和元年)
- 3月 - 株式会社きたみ観光バス[6]を子会社化。
- 5月 - 一般社団法人 日本地域福祉協会を収得。
- 2020年(令和2年)9月 - オホーツクバザール株式会社および株式会社三洋食品を子会社化し、海産物販売・卸事業を開始。
- 2021年(令和3年)1月 - 北東商事を通じ、ベーカリー「ボストンベイク」を経営する株式会社ボストンを買収。
グループ会社
[編集]- 株式会社タカハシ
- タカハシエンターテイメント株式会社
- タカハシフードサービス株式会社 - 外食事業
- タカハシアートプランニング株式会社 - 店舗デザイン
- タカハシライフサポート株式会社 - 介護事業
- 網走ビール株式会社
- 道東観光開発株式会社
- 網走バス株式会社
- 北東商事株式会社 - ゲームセンター、カラオケボックス運営
- 株式会社三洋食品- 海産物販売[8]
- 株式会社フィールド - カラオケボックス運営
- 一般社団法人 日本地域福祉協会 - 介護事業
- オホーツクバザール株式会社 - 海産物・農産物販売[9]
- 株式会社ボストン - ベーカリー
カラオケ事業
[編集]東京の服飾デザイン専門学校を卒業した2代目社長・高橋康弘の弟の高橋俊二が[10]、「日常の中の非日常を提供したい」との思いから強いコンセプト性のある店舗デザインを考案し、江戸時代の舞台小屋をイメージした「カラオケ歌屋」、網走監獄をイメージした「監獄カラオケ」、西洋ホラー映画をイメージした「スリラーカラオケ」といったブランドが展開されている[11]。
- 道央地区
- 道南地区
- 道北地区
- 道東地区
外食事業
[編集]- 石狩管内
- 札幌市中央区 - NEIGHBOUR Roast & Brew
- オホーツク管内
- 網走市 - YAKINIKU網走ビール館、フードコートキネマ館
- 釧路管内
- 釧路郡釧路町 - YAKINIKU Dining 弦GEN釧路店
アミューズメント事業
[編集]- キャッツアイ
- 子会社の北東商事が運営する総合アミューズメント施設。詳細は会社記事を参照。
- フリースタイル
- 2006年に開店したインターネットカフェ。千歳市・小樽市・札幌市北区・室蘭市に展開していたが、2022年1月末の室蘭中島店閉店をもって全店閉店。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 苫小牧駅前店の開店に伴い、苫小牧店から改称。
出典
[編集]- ^ a b c d e 新春interviewビジネスが社会貢献に直結する喜び タカハシ代表取締役髙橋康弘さん 北方ジャーナル、2012年1月号
- ^ a b 「劇場火災」映画年鑑1960年版、327頁、時事通信社
- ^ 私のなかの歴史 カラオケチェーン経営・高橋康弘さん 地域に娯楽を10 - 北海道新聞2023年2月10日夕刊
- ^ 私のなかの歴史 カラオケチェーン経営・高橋康弘さん 地域に娯楽を11 - 北海道新聞2023年2月14日夕刊
- ^ 私のなかの歴史 カラオケチェーン経営・高橋康弘さん 地域に娯楽を13 北海道新聞、2023年2月16日夕刊
- ^ a b 会社案内 株式会社きたみ観光バス
- ^ 会社情報 株式会社網走ハイヤー
- ^ 企業情報 株式会社三洋食品
- ^ 会社概要 オホーツクバザール株式会社
- ^ 私のなかの歴史 カラオケチェーン経営・高橋康弘さん 地域に娯楽を4 - 北海道新聞2023年2月2日夕刊
- ^ 私のなかの歴史 カラオケチェーン経営・高橋康弘さん 地域に娯楽を7 - 北海道新聞2023年2月7日夕刊
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 株式会社タカハシ
- タカハシグループ (@TAKAHASHI_G1954) - X(旧Twitter)
- カラオケ歌屋 (@karaoke_utaya) - Instagram