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ニシアメリカオオコノハズク

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ニシアメリカオオコノハズク
ニシアメリカオオコノハズク
ニシアメリカオオコノハズク
Megascops kennicottii
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: フクロウ目 Strigiformes
: フクロウ科 Strigidae
: Megascops
: ニシアメリカオオコノハズク M. kennicottii
学名
Megascops kennicottii (Elliot, 1867)[1]
和名
ニシアメリカオオコノハズク
英名
Western Screech Owl[1]
ニシアメリカオオコノハズク

ニシアメリカオオコノハズク(西亜米利加大木葉木菟、Megascops kennicottii)は、フクロウ目フクロウ科Megascops属に分類される鳥類。

概要

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北アメリカ大陸に生息する比較的小型のフクロウ。カナダからコスタリカまでの北米大陸の広い範囲に分布する。温帯雨林や砂漠、農村、熱帯雨林など、様々な環境に適合する。体型はがっしりしているが、その時の気分(緊張や驚き等)によって、大きく体型を変える事が知られる。夜行性。昼間は周囲の風景に溶け込み、他の鳥や動物が接近しても飛び立たずジッとしていることが多い。成長は雄で22-23cm程度、雌で23-24cm程度に成長する。キツツキが掘った巣穴や、サボテンの空洞などを巣として用いる。

生態

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主に昆虫類を捕食するが、冬季など虫の数が減ると、小さな齧歯類鳥類なども捉えるようになる。鳴き声は、喉をゴロゴロ震わせるような、二音から構成される声である。大人しい性格で、北アメリカ原産ではあるが、ペット用として人気があり、日本国内でも販売用に繁殖されている。

亜種

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9種の亜種が知られている[3]

  • Megascops kennicottii aikeni Brewster, 1891
  • Megascops kennicottii bendirei (Brewster, 1882)
  • Megascops kennicottii cardonensis (Huey, 1926)
  • Megascops kennicottii kennicottii (Elliot, 1867)
  • Megascops kennicottii macfarlanei Brewster, 1891
  • Megascops kennicottii suttoni (R. T. Moore, 1941)
  • Megascops kennicottii vinaceus Brewster, 1888
  • Megascops kennicottii xantusi Brewster, 1902
  • Megascops kennicottii yumanensis (A. H. Miller & L. Miller, 1951)

動画

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出典

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  1. ^ a b c BirdLife International. 2016. Megascops kennicottii. The IUCN Red List of Threatened Species 2016: e.T22688747A93207555. https://dx.doi.org/10.2305/IUCN.UK.2016-3.RLTS.T22688747A93207555.en. Accessed on 04 June 2024.
  2. ^ Appendices I, II and III<https://www.cites.org/>(Accessed June 04, 2024)
  3. ^ "Megascops kennicottii" (英語). Integrated Taxonomic Information System. 2016年12月12日閲覧

関連項目

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