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ヒラボクキング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヒラボクキング
第19回平安ステークス
(2012年1月22日)
欧字表記 Hiraboku King[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 鹿毛[1]
生誕 2007年2月9日[1]
死没 不明
抹消日 2014年3月26日(JRA)[2]
2016年4月1日(NAR)[3]
キングカメハメハ[1]
エンキャンタドゥ[1]
母の父 Rahy[1]
生国 日本の旗 日本北海道浦河町[1]
生産者 辻牧場[1]
馬主 (株)平田牧場
新田嘉一[1]
調教師 大久保龍志栗東
森下淳平大井[1]
競走成績
生涯成績 22戦6勝[1]
中央:20戦6勝
地方:2戦0勝
獲得賞金 1億998万2000円[1]
勝ち鞍
GIII 平安ステークス 2012年
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ヒラボクキング(欧字名:Hiraboku King2007年2月9日 - 不明)は、日本競走馬。主な勝ち鞍は2012年の平安ステークス

馬名の由来は、冠名+父名の一部[2]

経歴

[編集]

2010年1月9日、京都競馬場第4レースの3歳新馬戦(ダート1800m)にて、藤岡佑介を背にデビューし3着。1か月後、再び藤岡とのコンビで新馬戦と同条件の3歳未勝利戦に出走し、初勝利を収めた。4歳夏の降級を挟み、10月の1600万下条件・平城京ステークスの勝利をもってオープンクラスに昇格。初の重賞挑戦で出走したみやこステークスは、前目で粘ってエスポワールシチーの5着に入った。

5歳シーズンは1月の平安ステークスより始動。単勝オッズ56.4倍の10番人気と完全に伏兵扱いだった。道中は逃げるトウショウフリークを2番手で追走し、直線に入ったところでこれを交わし先頭に立つと、最後は単勝1.3倍の圧倒的1番人気だったエスポワールシチーの追撃を1馬身1/2差凌いで重賞初優勝を飾った[4]。次走はGI初挑戦となるフェブラリーステークスを予定していたが、左後肢の蹄冠部に炎症が見つかり回避、休養に入った[5]。復帰戦となった5月の東海ステークスはデビュー以来初めての掲示板外である15着のしんがり負けに終わった。

その後も何度か休養を挟みつつ出走を重ねたが、二桁順位の惨敗が続き、平安ステークスに次ぐ勝利を挙げることはできなかった。7歳となった2014年の3月26日付でJRAの競走馬登録を抹消し、大井競馬場に移籍した[6]

大井移籍後初戦となった6月の武蔵野オープンは6着、半年の休養を挟んで出走した12月のおおとりオープンは13着惨敗に終わった。そこから1年以上出走の無いまま、2016年4月1日付で地方からも競走馬登録を抹消され引退した。地方抹消後の動向は不明。

競走成績

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以下の内容は、JBISサーチ[1]およびnetkeiba.com[7]、地方競馬全国協会[3]に基づく。

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上り3F)
着差 騎手 斤量
[kg]
1着馬(2着馬) 馬体重
[kg]
2010.01.09 京都 3歳新馬 ダ1800m(良) 14 5 7 012.80(3人) 03着 R1:56.4(36.9) -0.4 0藤岡佑介 56 ロングロウ 532
0000.02.06 京都 3歳未勝利 ダ1800m(稍) 16 1 2 001.70(1人) 01着 R1:54.1(37.7) -0.3 0藤岡佑介 56 ニホンピロアワーズ 532
0000.03.06 阪神 3歳500万下 ダ1800m(不) 15 2 2 004.90(2人) 04着 R1:53.5(38.5) -0.9 0藤岡佑介 56 ローレルレヴァータ 522
0000.10.17 京都 3歳上500万下 ダ1800m(良) 14 3 3 003.70(1人) 01着 R1:52.8(37.3) -0.1 0藤岡佑介 55 (マーリンシチー) 532
0000.11.14 京都 3歳上1000万下 ダ1800m(良) 15 6 11 007.50(4人) 02着 R1:51.8(37.6) -1.0 0蛯名正義 55 メテオロロジスト 532
0000.12.05 阪神 3歳上1000万下 ダ2000m(稍) 11 6 6 002.50(1人) 05着 R2:05.1(38.9) -0.7 0藤岡佑介 56 ジョーモルデュー 532
2011.01.05 京都 4歳上1000万下 ダ1800m(良) 16 8 16 003.00(1人) 01着 R1:51.5(37.4) -0.0 0藤岡佑介 56 (シャア) 534
0000.01.29 京都 北山S 1600万下 ダ1800m(良) 12 8 11 006.10(4人) 05着 R1:53.4(36.7) -0.5 0藤岡佑介 56 アドマイヤテンクウ 538
0000.06.11 阪神 灘S 1600万下 ダ1800m(重) 16 8 15 013.80(6人) 04着 R1:49.1(35.8) -0.4 0岩田康誠 57 メイショウダグザ 522
0000.07.30 新潟 麒麟山特別 1000万下 ダ1800m(重) 15 2 3 002.90(1人) 04着 R1:51.6(36.9) -0.7 0福永祐一 57 タカオノボル 528
0000.09.10 阪神 鳥取特別 1000万下 ダ2000m(良) 11 7 9 002.80(1人) 01着 R2:05.8(36.3) -0.6 0小牧太 57 (テイエムドンマイ) 522
0000.10.09 京都 平城京S 1600万下 ダ1800m(良) 14 4 5 004.30(2人) 01着 R1:50.9(36.4) -0.7 0藤岡佑介 57 (ブルロック) 526
0000.11.06 京都 みやこS GIII ダ1800m(稍) 15 8 16 043.50(9人) 05着 R1:49.4(37.5) -1.0 0藤岡佑介 56 エスポワールシチー 526
2012.01.22 京都 平安S GIII ダ1800m(不) 16 6 12 056.4(10人) 01着 R1:48.1(36.1) -0.2 0藤岡佑介 56 (エスポワールシチー) 528
0000.05.19 京都 東海S GII ダ1900m(良) 15 2 3 012.50(5人) 15着 R1:58.1(37.8) -1.7 0藤岡佑介 56 ソリタリーキング 538
0000.11.04 京都 みやこS GIII ダ1800m(良) 16 6 11 055.80(9人) 16着 R1:52.6(39.9) -3.0 0藤岡佑介 57 ローマンレジェンド 522
2013.07.14 中京 ジュライS OP ダ1800m(良) 16 6 12 025.30(8人) 12着 R1:53.1(39.3) -2.4 0藤岡康太 57 スタッドジェルラン 532
0000.09.28 阪神 シリウスS GIII ダ2000m(良) 16 5 10 078.0(12人) 14着 R2:07.0(39.9) -3.6 0藤岡康太 57 ケイアイレオーネ 526
0000.11.03 京都 みやこS GIII ダ1800m(良) 16 4 8 081.3(12人) 13着 R1:51.8(39.0) -2.6 0松田大作 56 ブライトライン 534
2014.02.15 京都 アルデバランS OP ダ1900m(不) 16 2 4 056.9(11人) 12着 R1:59.2(40.9) -3.2 0和田竜二 56 エーシンゴールド 530
0000.06.26 大井 武蔵野OP ダ1600m(重) 15 8 14 010.50(6人) 06着 R1:40.5(39.4) -1.8 0真島大輔 57 ゴーディー 546
0000.12.31 大井 おおとりOP ダ1600m(稍) 15 2 3 026.90(8人) 13着 R1:43.0(42.3) -2.7 0真島大輔 57 トーセンアドミラル 538

血統表

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ヒラボクキング血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 キングマンボ系

キングカメハメハ
2001 鹿毛
父の父
Kingmambo
1990 鹿毛
Mr. Prospector Raise a Native
Gold Digger
Miesque Nureyev
Pasadoble
父の母
*マンファス
1991 黒鹿毛
*ラストタイクーン *トライマイベスト
Mill Princess
Pilot Bird Blakeney
The Dancer

*エンキャンタドゥ
1997 栗毛
Rahy
1985 栗毛
Blushing Groom Red God
Runaway Bride
Glorious Song Halo
Ballade
母の母
Floramera
1991 黒鹿毛
Seattle Slew Bold Reasoning
My Charmer
Kelley's Day Graustark
Golden Trail
母系(F-No.) エンキャンタドゥ(USA)系(FN:4-r) [§ 2]
5代内の近親交配 Northern Dancer 5×5(父内) [§ 3]
出典
  1. ^ [8], [9]
  2. ^ [8], [9]
  3. ^ [8], [9]

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o ヒラボクキング”. JBISサーチ. 日本軽種馬協会. 2023年8月19日閲覧。
  2. ^ a b 競走馬情報 ヒラボクキング Hiraboku King(JPN)”. 日本中央競馬会. 2023年8月19日閲覧。
  3. ^ a b ヒラボクキング”. 地方競馬全国協会. 2023年8月19日閲覧。
  4. ^ 【平安S】ヒラボクキング 驚異の粘りで重賞初制覇! エスポ2着”. スポニチアネックス. スポーツニッポン新聞社 (2012年1月22日). 2023年8月19日閲覧。
  5. ^ 【フェブラリーS】キング回避でワイルド出番”. スポニチアネックス. スポーツニッポン新聞社 (2012年2月16日). 2023年8月19日閲覧。
  6. ^ ヒラボクキングが登録抹消、大井に移籍予定 12年平安S制覇”. スポニチアネックス. スポーツニッポン新聞社 (2014年3月28日). 2023年8月19日閲覧。
  7. ^ "ヒラボクキングの競走成績". netkeiba.com. ネットドリーマーズ. 2023年8月19日閲覧
  8. ^ a b c 血統情報:5代血統表|ヒラボクキング”. JBISサーチ. 日本軽種馬協会. 2023年8月19日閲覧。
  9. ^ a b c ヒラボクキングの血統表”. netkeiba.com. 2023年8月19日閲覧。

外部リンク

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