ビタクラフト
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業種 | 調理器具 |
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設立 | 1939年 |
本社 | アメリカ合衆国カンザス州ショーニー |
主要人物 | 井村守(CEO) |
従業員数 | 100[1] |
ウェブサイト | www.VitaCraft.com |
ビタクラフト(英語:Vita Craft Corporation)は、アメリカ合衆国のステンレス調理器具メーカー。
製品はアメリカ合衆国で生産され販売されているが、売り上げの大部分がアジアと欧州市場での販売である[2]。アメリカでは訪問販売やイベントでの直販を行なっているが、アジアや欧州では百貨店を中心に量販店などでも販売されている。
後述するビタクラフト・ジャパンは日本における同社の総代理店で、経営者が同じだが資本関係のない企業とされている。
沿革
[編集]1920年代半ば、宇宙工学の分野において、ロケットの部品用に異質の金属を熱と圧力で接着させる高熱圧着法が開発された。開発チームの一員で、後にビタクラフトの副社長になるチャールズ・C・クーナーは、高熱圧着法で生成された金属板の驚くべき熱効率に着目し、この技術が鍋に応用できないかと考えた。
それから約15年間、研究による研究を重ね、ビタクラフトの芯となるステンレスとアルミニウムを重ねた金属板の開発された[3]。
- 1939年にシアトル大学とウィスコンシン大学の調理器具研究者による研究開発を元に創業。
- 2001年に日本で販売代理店をしていた井村守が米国に移住し個人で買収[4]。
- 2003年にRFID技術でRFIQin特許を取得[4]。
- 2006年に本社機能を日本に移す。
ビタクラフトジャパン
[編集]種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒650-0036 兵庫県神戸市中央区播磨町49番地 神戸旧居留地平和ビル |
設立 |
1976年3月29日 (1974年11月1日創業) |
業種 | 卸売業 |
法人番号 | 8140001006223 |
事業内容 |
家庭用調理器具、特殊多層鋼材、クリーナー、台所用品、電気器具、日用雑貨品の輸入、及び輸出ならびに販売 家庭用調理器具及びその付属機器に使用するRFIQ自動調理のソフトウェアの開発及び販売 |
代表者 | 代表取締役 井村 守 |
資本金 | 6000万円 |
売上高 | 19億円(2010年)[5] |
従業員数 | 130人 |
外部リンク | https://www.vitacraft.co.jp/ |
ビタクラフトジャパン(Vita Craft Japan)は、日本を筆頭にアジアにおいてビタクラフトの商品を独占輸入販売契約を持つ代理店。1974年に井村守がビタクラフトの調理器具を販売するために井村商事株式会社として創業。2001年にビタクラフトジャパン株式会社と改称。2006年以降はビタクラフトの新製品開発を行いビタクラフト社が持っていた特許、商標権の全てを取得している。
脚注
[編集]- ^ David Dinell (2004年5月26日). “Three Wichita businesses finalists in statewide competition”. Wichita Business Journal 2007年3月7日閲覧。
- ^ “Valentine Radford takes Vita Craft as new client”. Kansas City Business Journal. (2002年3月7日) 2007年2月28日閲覧. ""Vita Craft makes high-end cookware that is largely sold in Japan and parts of Europe."
- ^ “宇宙工学から生まれた究極の鍋”. Vita Craft Japan Ltd.. 2023年2月11日閲覧。
- ^ a b 商品の説明 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) - Amazon.co.jp
- ^ “ビタクラフト、海外売り上げ3割に 中国など展開めざす”. 日本経済新聞 電子版 (日本経済新聞社). (2011年9月29日) 2017年6月7日閲覧。