ファルマン (菓子)
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ファルマン(ふぁるまん)は、埼玉県所沢市の土産菓子。餡をパイ生地で包み、くるみの実やごまをトッピングした菓子である。
概要
[編集]- 1911年(明治44年)4月5日、陸軍所沢飛行場の開設に伴い、徳川好敏大尉が操縦するフランス製アンリ・ファルマン複葉機が初飛行し、これを記念して所沢市が「航空発祥の地」としていることに因んでいる。
- 所沢市 ファルマン通り交差点角にある「ねぎし」、新所沢駅東口にある洋菓子店「サンエトワール トレビ」、また近年では航空公園駅東口駅ビル内の「アンリーファルマン ベーカリー&カフェ」で販売されている。
- 「トレビ」の『ファルマン』はマロンと小倉2種類あり、パッケージにモーリス・ファルマン MF.11(モ式四型機)が描かれている。一方、「ねぎし」の『ファルマン』は、マロン、小倉、抹茶の3種類の餡のものがあり、パッケージにアンリ・ファルマンIII複葉機が描かれている。
関連項目
[編集]- ファルマン通り交差点の「ねぎし」には、ファルマン機と共に所沢飛行場開設当初から所縁のあるブレリオ機をモチーフにした銘菓『ブレリオ』、また奈良原式4号機 鳳号に因んだ『鳳・おおとり』も同様に"所沢名菓"とされている。『ファルマン』と『ブレリオ』は昭和30年代頃から販売されているようである。