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フマル酸レダクターゼ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

フマル酸レダクターゼ(fumarate reductase, FRD)は、フマル酸からコハク酸への還元を触媒する酵素である。これはコハク酸デヒドロゲナーゼが触媒する反応の逆反応であるが、生理的条件では異なる酵素が触媒している。フマル酸還元酵素とも。

電子供与体に基づき以下の表のように分類されており、これらは四次構造や細胞内局在が異なっている。いずれも補因子としてFADを結合するフラボタンパク質である。

記事名 EC番号 電子供与体 四次構造 細胞内局在
フマル酸レダクターゼ (NADH) 1.3.1.6 NADH 単量体 細胞質
フマル酸レダクターゼ (補酵素M/補酵素B) 1.3.4.1 補酵素M,補酵素B ヘテロ2量体 細胞質
フマル酸レダクターゼ (キノール) 1.3.5.4 キノール ヘテロ4量体 ミトコンドリア内膜真核生物
細胞膜原核生物