リタ・ウィルソン
リタ・ウィルソン Rita Wilson | |
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2012年10月 | |
本名 | Margarita Ibrahimoff |
生年月日 | 1956年10月26日(68歳) |
出生地 | カリフォルニア州ロサンゼルス |
国籍 | アメリカ合衆国 |
職業 | 女優、プロデューサー、歌手 |
活動期間 | 1972年- |
配偶者 | トム・ハンクス (1988-) |
著名な家族 | コリン・ハンクス (継子) |
リタ・ウィルソン(Rita Wilson, 本名: Margarita Ibrahimoff, 1956年10月26日[1] - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス出身の女優、歌手、映画プロデューサー。『めぐり逢えたら』(1993年)、『Dearフレンズ』(1995年)、『ジングル・オール・ザ・ウェイ』(1996年)、『ストーリー・オブ・ラブ』(1999年)、『プリティ・ブライド』(1999年)などの映画に出演した。ブロードウェイやテレビにも出演する他、『マイ・ビッグ・ファット・ウェディング』(2002年)などいくつかの映画でプロデュースを行なっている。
経歴
[編集]生い立ち
[編集]1956年10月26日にカリフォルニア州ロサンゼルスで生まれ、Margarita Ibrahimoff[1] (ブルガリア語: Маргарита Ибрахимова; ギリシア語: Μαργαρίτα Ιμπραΐμοφ)と名付けられた。母親はギリシャからの移民で、ギリシャ国境アルバニアのジロカストラ県で生まれ育った[2]。父親Hassan Halilov Ibrahimoff (1920年3月21日 – 2009年3月6日)はギリシャ生まれのポマク(ムスリム・ブルガリア人)である(1919年の第一次世界大戦、ヌイイ条約、1920年のSan Remo conference により父の出身地のWestern Thrace はブルガリアからギリシャとなった)。1949年5月4日、ウィルソンの父はアメリカに移住し[3]、1960年、姓をHassan Ibrahimoffから地元の道の名に因んでアラン・ウィルソンに変更した[3]。ウィルソンはギリシャ正教を信仰して育った[4]。ウィルソンの夫のトム・ハンクスによるとウィルソンの父は母国語のブルガリア語の他にロシア語、トルコ語、ポーランド語、ギリシャ語そして少しであるがイタリア語、フランス語が話せ、映画『ターミナル』でハンクスが演じたヴィクター・ナヴォルスキ役のモデルとなった[5]。
キャリア
[編集]ロンドン音楽演劇アカデミー(LAMDA)で学ぶ[要出典]。1972年、『ゆかいなブレディー家』のエピソード『Greg's Triangle 』にゲスト出演し、マーシャ・ブレディ(モーリーン・マコーミック)が所属するチアリーダーのリーダー選挙でライバルを演じたことからウィルソンのキャリアが始まった。1982年、『マッシュ』にレイシー看護師役で2回、シットコム『Three's Company 』に出演し、1981年12月18日、『Bosom Buddies 』でのちの夫ハンクスと共演した。また『ピース・フォース』、『魔女は16才』、『企業買収/250億ドルの賭け』、『虚栄のかがり火』、『ミックス・ナッツ/イブに逢えたら』、『めぐり逢えたら』、『Dearフレンズ』、『すべてをあなたに』、『ジングル・オール・ザ・ウェイ』、『プリティ・ブライド』、『Invisible Child 』、『ストーリー・オブ・ラヴ』、『ヒラリー・ダフのハート・オブ・ミュージック』、『恋するベーカリー』、『幸せの教室』など多数の映画に出演している。
1998年、HBOのミニシリーズ『フロム・ジ・アース/人類、月に立つ』で宇宙飛行士フランク・ボーマンの妻スーザン・ボーマンを演じた。テレビでは『そりゃないぜ!? フレイジャー』、『ラリーのミッドライフ★クライシス』、『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』、『グッド・ワイフ』、『ボディ・オブ・プルーフ 死体の証言』、『GIRLS/ガールズ』など多くの連続ドラマにゲスト出演している。
また、2006年6月から8月にはブロードウェイにてミュージカル『シカゴ』再演でロキシー・ハート役を演じた。
近年はプロデュースにも乗り出している。ウィルソンはニア・ヴァルダロスが主演および脚本を務めた『マイ・ビッグ・ファット・ウェディング』映画化推薦者として度々名が挙げられる他、プロデューサーも務め、自主映画史上最高の興行収入となった[6]。ウィルソン自身ギリシャ系アメリカ人、夫のハンクスはイギリス・ドイツ・ポルトガルを祖先に持ち、国際結婚する主演のギリシャ系アメリカ人のトゥーラ役に自身を重ねていた。2016年、続編『マイ・ビッグ・ファット・ウェディング2』においてウィルソンは共同プロデューサーを務めただけでなく、アナ役で出演もしている。
2012年5月8日、長年興味を持ってきた歌手業を開始してデッカ・レコードからソロ・アルバム『AM/FM』をリリースした。ジミー・ウェッブが作詞作曲した「ウィチタ・ラインマン」のカバーを含む1960年代および1970年代のクラシック曲を特徴としている[7][8]。
2019年、コメディー映画「Boy Genius 」にメアリー・ロック役でマイルス・ブラウンやディエゴ・ベラスケス、クリスチャン・バルデラマ(ウィルマー・バルデラマの甥)と共演した。
私生活
[編集]1988年、俳優のトム・ハンクスと結婚した。2人の間には子供が2人いる[9]。他にコリン・ハンクスを含む2人の継子がいる。その後、夫のトム・ハンクスとは『虚栄のかがり火』、『めぐり逢えたら』、『すべてをあなたに』、『幸せの教室』で4度共演している。
スターリングシルバーと14金で製造されたジュエリー「トゥルー・ハーツ」をモフィット癌センターに寄付した。この収益金はチャリティとして使用される。他にもウィルソンは特に癌や子供のためのチャリティに積極的である[10]。
ウィルソンはギリシャ正教の敬虔な信者である[11]。
2015年4月、ウィルソンは乳癌を患い、2回乳腺切除および再生手術を受けたことを発表した[12]。1ヶ月の休演後、ラリー・デヴィッドのブロードウェイ作品『Fish in the Dark 』に復帰した[13]。
2020年3月、オーストラリア滞在中に夫のトム・ハンクスと共に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を発症し、隔離観察の対象となった[14]。同月末には症状が回復し、ハンクスと共に自宅のあるアメリカに帰国している[15]。
活動家として
[編集]2015年、ONE Campaignが集めていた公開書簡の署名に署名した。2015年9月の国連サミットの前に、ドイツのG7のリーダーとなるアンゲラ・メルケルと南アフリカのAUのリーダーとなるNkosazana Dlamini-Zuma に女性の人権に焦点を当てることを嘆願するものであった[16]。
一覧
[編集]出演作品
[編集]年 | 題 | 役 | 特記 |
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1966 | カリフォルニア万才 | ビット・ガール (クレジット無し)[要出典] | |
1972 | ゆかいなブレディー家 | パット・コンウェイ | テレビ番組 エピソード: "Greg's Triangle" |
1979 | The Day It Came to Earth[17] | Debbie | |
1980 | Cheech & Chong's Next Movie | 女優 | |
1981 | Bosom Buddies | シンディ | テレビ番組 エピソード: "All You Need is Love" |
1982 | マッシュ | レイシー看護師 | テレビ番組 エピソード: "Blood and Guts" "Hey, Look Me Over" |
1983 | Three's Company | アグネス・プラット | テレビ番組 エピソード: "Alias Jack Tripper" |
1985 | ピース・フォース | ベス・ウェクスラー | |
1986 | 227 | Dr.ピーターソン | テレビ番組 エピソード: "Mary Nightingale" |
1989 | 魔女は16才 | Dancer | |
1990 | Sinners[要出典] | Margaret | |
虚栄のかがり火 | P.R.ウーマン | ||
1991 | ハリウッド・ナイトメア | ジェス・ギルクライスト | テレビ番組 エピソード: Mournin' Mess |
1993 | めぐり逢えたら | スージー | |
1994 | ミックス・ナッツ/イブに逢えたら | キャサリン・オショーネシー | |
1995 | Dearフレンズ | クリシー・デウィット・ウィリアムズ | |
1996 | No Dogs Allowed[要出典] | ||
すべてをあなたに | マルグリット | ||
ジングル・オール・ザ・ウェイ | リズ・ラングストン | ||
1998 | サイコ | キャロライン | |
1999 | Invisible Child | アニー・ビーマン | |
プリティ・ブライド | エリー・グラハム | ||
ストーリー・オブ・ラブ | レイチェル | ||
2001 | PERFUME パフューム | ロベルタ | aka Dress to Kill |
グラスハウス | グレイス・エイヴリー・ベイカー | (クレジット無し)[要出典] | |
2002 | ボブ・クレイン 快楽を知ったTVスター | アン・クレイン | |
2003 | My Big Fat Greek Life | アリアナ | テレビ番組 エピソード: "Ariana" |
2004 | ヒラリー・ダフのハート・オブ・ミュージック | フランシス・フレッチャー | |
2005 | The Chumscrubber | テリ・ブラットリー | |
ウォーキング・オン・ザ・ムーン 3D | Beta Station Commander | 声の出演 | |
2006 | Beautiful Ohio | Judith Messerman | |
2009 | マイ・ビッグ・ファット・ドリーム | Elinor | |
オールド・ドッグ | ジェナ | ||
恋するベーカリー | トリシア | ||
2011 | 最低で最高のサリー | ヴィヴィアン・サージェント | |
幸せの教室 | ウィルマ・ガムガード | ||
LAW & ORDER:性犯罪特捜班 | ブリー・メザロン | テレビ番組 エピソード: "Delinquent" | |
グッド・ワイフ | ヴァイオラ・ウォルシュ | テレビ番組 エピソード: "Net Worth" "Great Firewall" "Live from Damascus" "Two Girls, One Code" "Outside the Bubble" | |
2012 | Jewtopia | アーリン・リプスチッツ | |
Who Do You Think You Are? | 本人 | テレビ番組 エピソード: "Rita Wilson" | |
2013 | The Tutor[要出典] | ティナ | 短編映画 |
GIRLS/ガールズ | エヴィ・マイケルズ | テレビ番組 エピソード: "It's About Time" "Females Only" "Truth or Dare" "Wedding Day" | |
2014 | Dawn Patrol | シェリア | |
2016 | マイ・ビッグ・ファット・ウェディング2 | アナ | |
2018 | グロリア 永遠の青春 Gloria Bell |
ヴィッキー | |
2022 | 1883 1883 |
キャロライン | テレビ番組 エピソード『悪魔との根競べ』 |
2023 | アステロイド・シティ Asteroid City |
ポストプロダクション |
プロデュース作品
[編集]年 | 題 | 役 | 特記 |
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2002 | マイ・ビッグ・ファット・ウェディング | プロデューサー | Producers Guild of America Visionary Award ノミネート — Producers Guild of America Award for Motion Picture Producer of the Year 主演および脚本: ニア・ヴァルダロス |
2003 | My Big Fat Greek Life | エグゼクティブ・プロデューサー | テレビ番組 主演および共同プロデュース: ニア・ヴァルダロス |
2004 | コニー&カーラ | エグゼクティブ・プロデューサー | フィーチャー映画(コメディ) 主演および脚本: ニア・ヴァルダロス |
2008 | マンマ・ミーア! | エグゼクティブ・プロデューサー | |
2009 | My Life in Ruins | エグゼクティブ・プロデューサー | フィーチャー映画(ロマンティック・コメディ) 主演および脚本: ニア・ヴァルダロス |
2016 | マイ・ビッグ・ファット・ウェディング2 | エグゼクティブ・プロデューサー | マイ・ビッグ・ファット・ウェディングの続編 主演および脚本: ニア・ヴァルダロス |
2022 | オットーという男 | プロデューサー |
ディスコグラフィ
[編集]収録曲
[編集]- "All I Have to Do is Dream"
- "Never My Love"
- "Come See About Me"
- "Angel of the Morning"
- "Walking in the Rain"
- "Wichita Lineman"
- "Cherish"
- "You Were on My Mind"
- "Good Times Charlie"
- "Love has No Pride"
- "Please Come to Boston"
- "Will You Love Me Tomorrow"
- "Faithless Love"
- "River"
収録曲
[編集]- "Along For The Ride"
- "Crying, Crying"
- "Talking To Me "
- "Forgiving Me Forgiving You"
- "Say Yes"
- "Strong Tonight"
- "What You See Is What You Get"
- "Joni"
- "In The Dark"
- "Stay Low"
- "Every Day"
- "Girls Night In"
- "I'm Guilty"
- "Still Gone"
- "Grateful"
脚注
[編集]- ^ a b Birth date confirmed at the State of California, California Birth Index, 1905–1995. Center for Health Statistics, California Department of Health Services, Sacramento, California. Date of birth for Margarit Ibrahimoff in Los Angeles, California is October 26, 1956.[1]
- ^ Welkos, Robert (2002年10月6日). “Sending up the Greek in spirit”. The Age 2008年10月10日閲覧. "...my father is Bulgarian."
- ^ a b Stated on Who Do You Think You Are?, March 30, 2012.
- ^ "My Big, Fat, Greek Mystery", tmatt.net; September 18, 2002; accessed April 15, 2015.
- ^ "Season 12 Episode 9." Inside the Actors Studio. Bravo. 14 May 2016. Television.
- ^ “TV Review - My Big Fat Greek Life”. Entertainment Weekly. (2003年4月7日) 2008年9月28日閲覧。
- ^ Antoinette Bueno.Rita Wilson to Debut Solo Album, E! Online, February 9, 2012.
- ^ "Rita Wilson to Debut Solo Album AM/FM", PRNewswire.com, February 9, 2012; retrieved February 11, 2012.
- ^ “Tom Hanks Biography”. Biography.com (FYI/A&E Networks). August 6, 2014閲覧。
- ^ H. Lee Moffitt Cancer Center & Research Institute; accessed April 15, 2015.
- ^ “Спектар: Живот и стил: Православни Холивуд : ПОЛИТИКА”. Politika.rs (2010年2月28日). 2012年2月9日閲覧。
- ^ “Rita Wilson Has Breast Cancer, Undergoes Double Mastectomy and Reconstructive Surgery”. People.com (April 14, 2015). April 14, 2015閲覧。
- ^ http://www.vulture.com/2015/01/larry-david-fish-in-the-dark.html#
- ^ “米俳優トム・ハンクスさん夫妻、新型コロナに感染”. AFPBB News (フランス通信社). (2020年3月12日) 2020年3月12日閲覧。
- ^ “トム・ハンクスさん、米に帰国 感染から回復―新型コロナ”. 時事ドットコムニュース (時事通信社). (2020年3月29日) 2020年3月31日閲覧。
- ^ Tracy McVeigh. “Poverty is sexist: leading women sign up for global equality | Life and style”. The Guardian. 2015年5月8日閲覧。
- ^ Mark Deming. “Rita Wilson” (biography). Billboard. January 21, 2016閲覧。
- ^ Rita Wilson: "AM/FM". Artist notes and product description (Amazon.com). Retrieved 12 May 2012.
- ^ “Rita Wilson - Rita Wilson”. Amazon. Amazon.com, Inc.. 27 January 2016閲覧。
外部リンク
[編集]- リタ・ウィルソン - IMDb
- リタ・ウィルソン - インターネット・ブロードウェイ・データベース
- リタ・ウィルソン - Internet Off-Broadway Database
- リタ・ウィルソン (@RitaWilson) - X(旧Twitter)