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京セラオプテック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
京セラオプテック株式会社
KYOCERA OPTEC Co.,Ltd
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
198-0003
東京都青梅市小曾木3-1778
設立 1949年(創業1932年11月)
法人番号 1013101003563 ウィキデータを編集
代表者 代表取締役社長 坪野勉
主要株主 京セラ
関係する人物 創業者富岡正重
外部リンク http://www.kop.co.jp/
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京セラオプテック株式会社(きょうセラオプテックかぶしきがいしゃ、KYOCERA OPTEC CO.,LTD.)は、かつて存在したレンズ・光学機器の設計、製造を行っていた光学機器メーカーである。

ヤシカ京セラコンタックス一眼レフ用カール・ツァイスレンズを製造[1]していたことで知られる。

沿革

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  • 1932年(昭和7年)11月、富岡正重東京市大森区雪ヶ谷に富岡光学器械製作所を設立し、民生カメラ用レンズを生産、販売して株式会社になるが、後に陸海軍監督工場になり次第に光学兵器が事業の中心となるも、1945年5月の爆撃で全焼する。
  • 1949年(昭和24年)、社長夫人の実家が所在する青梅市に一部設備が疎開されていたことから現地で工場が再開され、株式会社富岡光学器械製造所を青梅市に設立する。
  • 1968年(昭和43年)、レンズ供給先のヤシカ資本傘下へ入る。
  • 1974年(昭和49年)、1960年代にヤシカエレクトロ35の大ヒットで成功するもオイルショック不況やヒット作に恵まれず経営難に陥り、1972年(昭和47年)にカメラ事業から撤退したツァイス・イコンコンタックスブランド一眼レフカメラを発売し、カール・ツァイスの技術供与でツァイスブランドレンズを製造する。
  • 1983年(昭和58年)、ヤシカはコンタックスの発売で一時的に倒産を免れるも経営は好転せず、京セラに救済合併され富岡光学も京セラ傘下になる。
  • 1991年(平成3年)、社名を京セラオプテック株式会社に変更する。
  • 2018年(平成30年)、京セラ株式会社に吸収合併され解散。

OEMと自社ブランド

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創業当初は自社ブランド「ローザー」レンズを販売するも後年はOEM中心へ移行し、ヤシカ、京セラ傘下でも親会社やグループ外企業へOEM供給している。OEM先で表記するブランド名は「トリローザー」や「トミノン」で、「TOMIOKA」と社名表記する場合もある。

またクラシックカメラ愛好家においては「富岡のレンズ」は写りの良いレンズとしてブランド化されている。

主要製品

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光学部品事業

  • 非球面レンズ
  • 球面レンズ
  • 異形レンズ(シリンドリカルレンズ等)
  • ミラー
  • プラスチックレンズ

光学ユニット事業

機構部品事業

  • 機構部品・精密加工品

顕微鏡

脚注

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  1. ^ 一部はカール・ツァイス自身で製造していた。
  2. ^ 1960年代の複写機光学系は原稿拡大率変更に大口径レンズを用いたが、レーザープリンタ用光学系は短波長レーザーに適応させる小口径である。

参考文献

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外部リンク

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