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全日本学生柔道優勝大会

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全日本学生柔道優勝大会(ぜんにほんがくせいじゅうどうゆうしょうたいかい)は日本の学生柔道の団体戦。毎年6月に日本武道館で開催されている。

概説

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1952年に第1回大会を開催。全日本学生柔道連盟(学柔連)と毎日新聞社の共催で開催される。

1988年6月25日~26日開催に開催された第37回大会は筑波大学らが加盟する学柔連からの脱退勢力で親講道館派の全日本学生柔道連盟(全柔連)傘下の全日本大学柔道連盟との統合および学柔連の全柔連復帰を記念した日本学生柔道連盟統一記念大会となった[1]

女子は1992年に初開催。女子は5人制と3人制の2種目がある。なお、これとは別に全日本学生柔道体重別団体優勝大会が11月に尼崎市記念公園総合体育館で、全日本学生柔道体重別選手権大会(個人戦)が10月に日本武道館でそれぞれ開催されている。2015年以降に大学へ入学した選手は、連盟が定めた必修単位取得数を下回った場合、今大会を始めとした連盟主催の大会には出場できないことが決まった[2]。2016年からは今大会を含めた全日本学生柔道連盟主催の大会でカラー柔道着が導入された[3]。また、女子は白線入り黒帯でなく、男子と同様の黒帯が用いられることになった[4]

2020年6月に開催予定だった今大会は、新型コロナウイルスの影響で延期されることになったが[5]、その後も事態が収拾しなかったために、史上初めて中止になった[6]。2021年度も武道館使用不可のため青山学院記念館などで分散開催を予定している者の、、6月の開催は延期された[7]。その後講道館杯が予定していた11月13日・14日に千葉開催。

歴代優勝校

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男子

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  • 1952年:明治大学
  • 1953年:明治大学
  • 1954年:明治大学
  • 1955年:日本大学
  • 1956年:天理大学
  • 1957年:明治大学
  • 1958年:明治大学
  • 1959年:天理大学
  • 1960年:天理大学
  • 1961年:明治大学
  • 1962年:明治大学
  • 1963年:明治大学
  • 1964年:明治大学
  • 1965年:拓殖大学
  • 1966年:中央大学
  • 1967年:天理大学
  • 1968年:明治大学
  • 1969年:日本大学
  • 1970年:天理大学
  • 1971年:明治大学
  • 1972年:中央大学
  • 1973年:天理大学
  • 1974年:天理大学
  • 1975年:日本大学
  • 1976年:中央大学
  • 1977年:東海大学
  • 1978年:東海大学
  • 1979年:東海大学
  • 1980年:東海大学
  • 1981年:天理大学
  • 1982年:東海大学
  • 1983年:東海大学
  • 1984年:東海大学
  • 1985年:日本大学
  • 1986年:天理大学
  • 1987年:東海大学
  • 1988年[8]:天理大学
  • 1989年:東海大学
  • 1990年:東海大学
  • 1991年:明治大学
  • 1992年:明治大学
  • 1993年:天理大学
  • 1994年:近畿大学
  • 1995年:東海大学
  • 1996年:東海大学
  • 1997年:日本大学
  • 1998年:明治大学
  • 1999年:国士舘大学
  • 2000年:中央大学
  • 2001年:明治大学
  • 2002年:国士舘大学
  • 2003年:国士舘大学
  • 2004年:東海大学
  • 2005年:国士舘大学
  • 2006年:国士舘大学
  • 2007年:国士舘大学
  • 2008年:東海大学
  • 2009年:東海大学
  • 2010年:東海大学
  • 2011年:東海大学
  • 2012年:東海大学
  • 2013年:東海大学
  • 2014年:東海大学
  • 2015年:筑波大学
  • 2016年:東海大学
  • 2017年:東海大学
  • 2018年:東海大学
  • 2019年:東海大学
  • 2021年:東海大学
  • 2022年:東海大学
  • 2023年:国士舘大学
  • 2024年:東海大学

女子

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  • 1992年:国士舘大学
  • 1993年:国士舘大学
  • 1994年:日本体育大学
  • 1995年:帝京大学
  • 1996年:帝京大学
  • 1997年:日本体育大学

5人制(1部)

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  • 1998年:埼玉大学
  • 1999年:筑波大学
  • 2000年:東海大学
  • 2001年:筑波大学
  • 2002年:帝京大学
  • 2003年:東海大学
  • 2004年:東海大学
  • 2005年:帝京大学
  • 2006年:山梨学院大学
  • 2007年:東海大学
  • 2008年:山梨学院大学
  • 2009年:帝京大学
  • 2010年:山梨学院大学
  • 2011年:山梨学院大学
  • 2012年:環太平洋大学
  • 2013年:環太平洋大学
  • 2014年:山梨学院大学
  • 2015年:山梨学院大学
  • 2016年:山梨学院大学
  • 2017年:山梨学院大学
  • 2018年:山梨学院大学
  • 2019年:東海大学
  • 2021年:東海大学
  • 2022年:東海大学
  • 2023年:環太平洋大学
  • 2024年:東海大学

3人制(2部)

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放送

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大会後、毎日新聞系でテレビチャンネル放送開始時の社長が柔道家の山科誠だったBS11デジタルで決勝戦を中心に放送。

関連項目

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脚注

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外部リンク

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