刈谷田川ダム
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刈谷田川ダム | |
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左岸所在地 | 新潟県長岡市栃堀 |
位置 | |
河川 | 信濃川水系刈谷田川 |
ダム諸元 | |
ダム型式 | 直線重力式コンクリートダム[1] |
堤高 | 83.5[1] m |
堤頂長 | 202.5[1] m |
堤体積 | 214,000[1] m3 |
流域面積 | 24.0[1] km2 |
湛水面積 | 23[1] ha |
総貯水容量 | 4,450,000[1] m3 |
有効貯水容量 | 4,150,000[1] m3 |
利用目的 | 洪水調節・上水道・工業用水・発電[1] |
事業主体 | 新潟県 |
発電所名 (認可出力) | 刈谷田発電所 |
施工業者 | 佐藤工業・フジタ・東急建設 |
着手年 / 竣工年 | 1968年 / 1980年 |
刈谷田川ダム(かりやたがわダム)は、新潟県長岡市北東部(栃尾地域)、信濃川水系刈谷田川に建設されたダムである。1980年に完成した。
概要
[編集]高さ83.5メートルの重力式コンクリートダムである。
沿革
[編集]刈谷田川は栃尾地域から信濃川合流地点まで川幅が狭く蛇行し、大雨時には暴れ川となることから旧藩時代から改修事業が試みられてきたが、抜本的な解決策には至らず、1926年(大正15年)や1961年(昭和36年)8月、1964年(昭和39年)7月のようにたびたび水害が発生していた[2][3]。
1961年の集中豪雨により刈谷田川沿川が大きな被害を受けたため河川改修基本計画が立てられたが、1964年の集中豪雨にで再び被害を受けたことによりそれが改定され、その結果、当ダムを建設し洪水調節を行うこととなった[1]。また、刈谷田川から取水している長岡市栃尾地域の水道用水や工業用水について、渇水による必要量を確保する必要性があることから、「上水道用水」「工業用水」の目的も含めた持った多目的ダムとして建設されることになり、1980年(昭和55年)に完了して管理が開始された[1]。その後、刈谷田発電所が計画され、1990年(平成2年)10月より運転開始した[1][4]。
周辺
[編集]ダムの完成後、農林業資料館が建設されたほか、道院高原に至る遊歩道の整備が行われた[5][6]。
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l 刈谷田川ダム概要 - 新潟県 長岡地域振興局地域整備部.2019年1月17日閲覧。
- ^ 「刈谷田川ダム完成」(PDF)『広報とちお』第282号、栃尾市、1980年6月10日、2-5頁。
- ^ 「7・7集中豪雨 被害総額22億円余」(PDF)『広報とちお』第92号、栃尾市、1964年8月10日、2頁。
- ^ 「栃堀の刈谷田川ダムに 県営発電所完成」(PDF)『広報とちお』第407号、栃尾市、1990年11月10日、5頁。
- ^ 「ダム周辺整備いよいよ始動」(PDF)『広報とちお』第287号、栃尾市、1980年11月10日、8頁。
- ^ 「農林業資料館が完成 まもなく公開」(PDF)『広報とちお』第295号、栃尾市、1981年7月10日、8頁。