北極教会
北極教会 | |
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トロムスダーレン教会 | |
北極教会 | |
北緯69度38分52.9秒 東経18度59分15.0秒 / 北緯69.648028度 東経18.987500度座標: 北緯69度38分52.9秒 東経18度59分15.0秒 / 北緯69.648028度 東経18.987500度 | |
所在地 | トロムソ、トロムス県 |
国 | ノルウェー |
教派 | ノルウェー国教会 |
ウェブサイト | www.ishavskatedralen.no |
歴史 | |
献堂日 | 1965年11月19日[1] |
建築物 | |
現況 | 教区教会 |
設計者 | ヤン・インゲ・ホーヴィ |
完成 | 1965年 |
北極教会(ほっきょくきょうかい、ノルウェー語: Ishavskatedralen, 英語: The Arctic Cathedral)[2]は、ノルウェー北部の都市、トロムソにある教会である[2]。北極圏に位置する[3]。
トロムスダーレン教会(トロムスダーレンきょうかい、ノルウェー語: Tromsdalen kirke, 英語: Tromsdalen Church)、トロムソダーレン教会[4]、北極海の聖堂[5]とも呼ばれる。
概要
[編集]トロムソは、街の中心があるトロムソイヤ島 (en:Tromsøya) と、ノルウェー本土のトロムスダーレン (en:Tromsdalen) で構成されており、この2つを長さ1,036メートルのトロムソ橋が結んでいる。北極教会は、この橋の本土側に位置する[6][7][8]。
教会は、1965年に建造された[6]。ノルウェー人の建築家、ヤン・インゲ・ホーヴィ (no:Jan Inge Hovig) によって設計されたもので、三角形の白い建物であり、オーロラやトロムソの冬をモチーフにしてデザインされている[2][7][5][9]。
建物の西側の面には、ガラスが用いられている。東側の面は、1972年以降、ステンドグラスが採用されている[6]。ステンドグラスは、イエス・キリストの復活がテーマになっており、キリストや3つの方向に放たれた光などが描かれている[3][6]。高さ23メートル、面積140平方メートルの三角形をしたステンドグラスは、ヨーロッパ最大級の大きさをもつ[2][7][10]。夏季にミッドナイトコンサートが開催されることでも知られている[7]。
周辺
[編集]北極教会の南側には、421メートルの標高をもつストールスタイネン山 (Storsteinen) がある[7]。トロムソ橋のトロムソイヤ島側には、トロムソ・ルーテル教会 (no:Tromsø domkirke) の他、水族館のポラリア などがある[5][11]。
脚注
[編集]- ^ “The Arctic Cathedral”. トロムスダーレン教会. 2019年1月20日閲覧。
- ^ a b c d “デジタル大辞泉の解説 北極教会”. コトバンク. 2019年1月20日閲覧。
- ^ a b 『世界の美しいステンドグラス』 2017.
- ^ “ノルウェー国教会、オンライン退会手続き導入で教会員大量離脱 4日間で1万5千人”. クリスチャントゥデイ. (2016年9月1日) 2019年1月20日閲覧。
- ^ a b c “トロムソ(Tromsø)”. 日本旅行業協会. 2019年1月20日閲覧。
- ^ a b c d 森井真弓 (2012年5月15日). “海外編:ノルウェー”. 小学館. 2019年1月20日閲覧。
- ^ a b c d e “真夜中の太陽を眺める街、トロムソ、ノルウェー”. 宇宙航空研究開発機構 (2007年10月17日). 2019年1月20日閲覧。
- ^ 小野アムスデン道子 (2015年3月17日). “驚きはオーロラだけじゃない! ノルウェー北極圏の街トロムソへ”. 文藝春秋. 2019年1月20日閲覧。
- ^ “ノルウェー トロムソ”. テレビ東京. 2019年1月20日閲覧。
- ^ “デジタル大辞泉の解説 トロムソ”. コトバンク. 2019年1月20日閲覧。
- ^ 小野アムスデン道子 (2017年1月31日). “一度は見たい神秘のオーロラ 北極圏でつかまえて!”. NIKKEI STYLE. 2019年1月20日閲覧。
参考文献
[編集]- 長久保浩子『世界の美しいステンドグラス』パイインターナショナル、2017年。ISBN 978-4-7562-4991-3。