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喜多條忠

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
喜多條 忠
別名 喜多条 忠
生誕 (1947-10-24) 1947年10月24日
出身地 日本の旗 日本 大阪府
死没 (2021-11-22) 2021年11月22日(74歳没)
日本の旗 日本神奈川県横浜市
ジャンル 歌謡曲
職業 作詞家
活動期間 1973年 - 2021年

喜多條 忠(きたじょう まこと、1947年昭和22年〉10月24日 - 2021年令和3年〉11月22日)は、日本作詞家小説家。一時期は喜多条 忠の表記を使用していた[1]

来歴

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大阪府出身[2]実家は昆布屋(現在の経営者は実弟)。大阪市立菅南中学校(現在の大阪市立天満中学校)、[要出典]大阪府立春日丘高等学校[3]早稲田大学中退[4]

大学中退の頃から文化放送の番組の台本書きをする。放送局で出会い、ラジオ番組の文章を書く姿を横から見たかぐや姫南こうせつが作詞を依頼し、初めて作詞を行うようになった[5]。自身の学生時代の体験を元に書いた「神田川」をかぐや姫 (フォークグループ)に提供し大ヒットとなった。 かぐや姫に関しては三部作といわれる「神田川」「赤ちょうちん」「妹」を手がけている。

2017年、伍代夏子の「肱川あらし」で第50回日本作詩大賞を受賞。作詞やコラム・小説などの執筆活動に従事した。日本作詩家協会会長[6]、並びにJASRAC理事を務めた。

2021年11月22日6時、肺がんのため横浜市内の自宅で家族に見守られながら死去[7][8][9][4][10]。74歳没。

2022年10月に神奈川県にある鎌倉霊園の27区に墳墓が建墓された。

人物

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競艇を趣味としており、野中和夫を始めとした選手との交流もあるほど精通し、『競艇マクール』などにコラムを連載。またスポーツ新聞に自らの予想を掲載したり、ビッグレース等のテレビ中継ではゲストに呼ばれるなど、ボートレース評論家としても活動していた[11]

猫を飼っており、その猫を主役にして『女房逃ゲレバ猫マデモ』という小説を書いていた[12]

また漫画家のくるねこ大和とも親交が深く、くるねこの描く漫画に猫と妻と共に何度か登場している。

男性アーティストに創った曲の歌詞には横文字のない作品が多いが、女性アーティストに創った曲には横文字が出てくるものが多い。

娘と息子がおり、息子の喜多條由佑はファッションデザイナーとしても知られている。

作品

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その他多数

喜多條忠作詞の歌詞一覧リスト [1]

著書

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  • 『神田川』(1993年7月、シンコー・ミュージック)ISBN 4-401-61426-7
  • 『この街で君と出会い』(1975年、立風書房)ISBN 978-0095975285
  • 『会うたびに忘れないでといってた君がサヨナラといった』
  • 『ホーキを忘れた魔女達』(1979年、立風書房)
  • 『女房逃ゲレバ猫マデモ』

脚注

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  1. ^ 心に残る歌を、あともう一曲 1/3”. club-willbe. 2021年8月27日閲覧。
  2. ^ 本日10月24日は「神田川」の作詞家・喜多條忠の誕生日”. ニッポン放送 (2018年10月24日). 2020年8月27日閲覧。
  3. ^ 藤蔭会誌 第60号 - 藤蔭会公式ページ Kasugaoka Alumni Association
  4. ^ a b “名曲「神田川」の作詞家・喜多條忠さん死去、74歳…南こうせつさん「大事な戦友失った」”. 読売新聞. (2021年12月1日). https://www.yomiuri.co.jp/culture/20211130-OYT1T50248/amp/ 2021年12月2日閲覧。 
  5. ^ NHKうたコン▽生放送!こうせつ「神田川」▽ギター特集!(2022年6月21日放送)の番組内で、南こうせつが語った内容である
  6. ^ 日本作詩家協会 公式サイト || ご挨拶”. jla-official.com. 2021年8月27日閲覧。
  7. ^ “「神田川」など作詞・喜多條忠さん、肺がんのため死去 74歳”. ORICON NEWS. (2021年12月1日). https://www.oricon.co.jp/news/2215735/full/ 2021年12月1日閲覧。 
  8. ^ “「神田川」作詞家・喜多條忠さん死去、74歳 吉田拓郎と数々のヒット曲”. 日刊スポーツ. (2021年12月1日). https://www.nikkansports.com/m/entertainment/news/202111300000658_m.html?mode=all 2021年12月1日閲覧。 
  9. ^ “南こうせつ「大事な戦友を失い、寂しい気持ちでいっぱい」喜多條忠さん追悼”. 日刊スポーツ. (2021年12月1日). https://www.nikkansports.com/m/entertainment/news/202111300000733_m.html?mode=all&utm_source=AMPbutton&utm_medium=referral 2021年12月1日閲覧。 
  10. ^ “喜多條忠さん死去に南こうせつ「2人でもう一度いい歌作ろうよ」、石川さゆり「年内に会う約束していた」”. スポーツニッポン. (2021年12月1日). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2021/12/01/kiji/20211201s00041000136000c.html?amp=1 2021年12月11日閲覧。 
  11. ^ "作詞家・喜多條忠さん逝く、南こうせつに文才見込まれ「神田川」などヒット曲 ボートレース評論家の顔も". スポニチAnnex. スポーツニッポン新聞社. 1 December 2021. 2024年9月4日閲覧
  12. ^ 喜多條忠さんとてぼにゃん ペット大好き! 中日新聞
  13. ^ 【昭和歌謡の職人たち 伝説のヒットメーカー列伝】喜多條忠さん、「神田川」が大ヒットも代々木のアパート暮らし”. zakzak. 2021年8月27日閲覧。
  14. ^ 市川の音楽 - 市川市立図書館(2020年6月25日)、2023年8月26日閲覧。
  15. ^ 喜多條, 忠. 女房逃ゲレバ猫マデモ. https://www.amazon.co.jp/%E5%A5%B3%E6%88%BF%E9%80%83%E3%82%B2%E3%83%AC%E3%83%90%E7%8C%AB%E3%83%9E%E3%83%87%E3%83%A2-%E3%83%8F%E3%83%AB%E3%82%AD%E6%96%87%E5%BA%AB-%E5%96%9C%E5%A4%9A%E6%A2%9D%E5%BF%A0/dp/475843896X 

外部リンク

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喜多條忠さんを偲び送る会」のご案内