帯広刑務所釧路刑務支所
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帯広刑務所釧路刑務支所(おびひろけいむしょくしろけいむししょ)は、法務省の施設等機関で、札幌矯正管区が管理する刑事施設。かつては釧路刑務所であったが、2007年(平成19年)4月から帯広刑務所の支所となる。受刑者により、木工、印刷、金属、洋裁袋折、その他、職業訓練による高品質の中・小物製品生産が、行われている。収容分類級はA級(26歳以上の犯罪傾向の進んでいない者、初犯者とは限らない)[1]。
所在地
[編集]収容定員
[編集]- 339人[3]
組織
[編集]支所長の下に2課1部門を持つ[4]。
- 次長
- 庶務課
- 首席矯正処遇官
- 医務課
沿革
[編集]- 1885年(明治18年)11月、釧路国川上郡熊牛村字標茶(現・標茶町)に釧路集治監として開設[5]。アトサヌプリ(硫黄山)で硫黄採掘作業が行われる。
- 1886年(明治19年)11月、釧路集治監に硫黄山外役所を設置[6]。
- 1887年(明治20年)[7][8]。 1月、釧路監獄署に改称
- 1887年(明治20年)11月、アトサヌプリにおける外役(採掘作業)中止。硫黄山外役所を廃止。
- 1890年(明治23年)網走刑務所)を設置。 4月、釧路監獄署網走外役所(後に釧路集治監網走分監。現・
- 1890年(明治23年)[7][9]。 7月、釧路集治監に改称
- 1891年(明治24年)[10]。同じく網走分監は北海道集治監網走分監に改組。 7月、北海道集治監官制制定に伴い北海道集治監釧路分監に改組
- 1893年(明治26年)帯広刑務所)。 3月、北海道集治監釧路分監帯広外役所を設置(1895年に北海道集治監十勝分監に改組。現・
- 1898年(明治31年)10月、北海道集治監網走分監を廃止し、釧路分監網走出張所を設置[11]。
- 1901年(明治34年)10月、北海道集治監釧路分監を廃止し、北海道集治監網走分監を設置し移管[12]。
- 1916年(大正[13]に伴い、釧路郡釧路町浦見町(現・釧路市宮本町)に十勝監獄釧路出張所を設置[14]。 5年) 4月、釧路地方裁判所設置
- 1916年(大正[15]を廃止し、十勝監獄釧路分監を設置[16]。 5年) 8月、十勝監獄根室分監
- 1922年(大正11年)10月、監獄官制改正[17]に伴い、十勝刑務所釧路支所に改組[18]。
- 1924年(大正13年)[19]及び釧路刑務所帯広支所を設置[20]。 3月、監獄官制改正に伴い、十勝刑務所を廃止して釧路刑務所
- 1936年(昭和11年)[21]して網走刑務所釧路刑務支所を設置[22][23]。 4月、監獄官制改正に伴い、釧路刑務所を廃止
- 1950年(昭和25年)[24]、釧路刑務所を設置[25]。 4月、網走刑務所釧路刑務支所を廃止し
- 2007年(平成19年)[26]。 4月、釧路刑務所を帯広刑務所に統合し、帯広刑務所釧路刑務支所を設置
脚注・出典
[編集]- ^ “刑事施設一覧” (PDF). 法務省 (2013年). 2018年7月25日閲覧。
- ^ “法務省(北海道地方)”. 総務省. 2018年8月17日閲覧。
- ^ “衆議院議員石川知裕君提出矯正施設における医療体制等に関する質問に対する答弁書(第183回国会答弁第16号)”. 衆議院 (2013年2月19日). 2018年8月17日閲覧。
- ^ “刑務所、少年刑務所及び拘置所組織規則(平成13年法務省令第3号) 第27条乃至第30条”. e-Gov法令検索. 総務省 (2018年3月30日). 2018年8月17日閲覧。
- ^ 「明治18年太政官達第52号」『官報』第669号、1885年9月21日、1頁、2018年7月24日閲覧。
- ^ 「彙報(警察:外役所設置) 」『官報』第1084号、1887年2月14日、4頁、2018年7月25日閲覧。
- ^ a b 片岡優子「釧路集治監教誨師時代の原胤昭」『関西学院大学社会学部紀要』第101号、関西学院大学、2006年10月、ISSN 04529456、NAID 110006484723、NCID AN00047522、2018年7月24日閲覧。「1887年1月4日北海道庁令第1号をもって、樺戸・空知・釧路(1885年9月開庁)の三集治監を樺戸監獄署、空知監獄署、釧路監獄署と改称した。1890年7月23日に、三監獄を旧称に復し、樺戸集治監、空知集治監、釧路集治監と称するようになった。」
- ^ 「彙報(司法警察及び監獄) 」『官報』第1066号、1887年1月22日、4頁、2018年7月24日閲覧。
- ^ 「彙報(司法警察及び監獄) 」『官報』第2125号、1890年7月30日、4頁、2018年7月24日閲覧。
- ^ 「明治24年内務省告示第35号」『官報』第2425号、1891年7月30日、1頁、2018年7月24日閲覧。
- ^ 「明治31年内務省告示第102号」『官報』第4598号、1898年10月26日、2頁、2018年7月24日閲覧。
- ^ 「明治34年司法省告示第40号」『官報』第5405号、1901年7月10日、2頁、2018年7月24日閲覧。
- ^ 「大正5年法律第11号(裁判所の設立及移転に関する法律)」『官報』第1077号、1916年3月7日、3頁、2018年7月24日閲覧。
- ^ “釧路市統合年表” (PDF). p. 5. 2018年7月25日閲覧。
- ^ 開拓使根室出張所付属牢屋(明治2年)→根室監獄署(明治12年)→北海道庁監獄署根室支署(明治28年頃)→函館監獄根室分監(明治36年)→十勝監獄根室分監。“廃線探索 根室拓殖鉄道”. 2018年7月25日閲覧。
- ^ 「大正5年司法省告示第32号」『官報』第1205号、1916年8月5日、2頁、2018年7月24日閲覧。
- ^ 「大正11年勅令第434号(監獄官制改正の件)」『官報』第3063号、1922年10月14日、1-2頁、2018年7月24日閲覧。
- ^ 「大正11年司法省告示第41号」『官報』第3063号、1922年10月14日、8頁、2018年7月24日閲覧。
- ^ 「大正13年勅令57号(監獄官制改正の件)」『官報』第3478号、1924年3月31日、1頁、2018年7月24日閲覧。
- ^ 「大正13年司法省告示第14号」『官報』第3478号、1924年3月31日、14頁、2018年7月24日閲覧。
- ^ 「昭和11年勅令第24号(監獄官制改正の件)」『官報』第2751号、1936年3月6日、1頁、2018年7月24日閲覧。
- ^ 「昭和11年司法省告示第6号」『官報』第2759号、1936年3月16日、1頁、2018年7月24日閲覧。
- ^ 「昭和11年法務府令第4号(刑務所、少年刑務所及び拘置所組織規程:別表)」『官報』号外第70号、1949年6月1日、3-4頁、2018年7月24日閲覧。
- ^ 「昭和25年法務府令第16号(刑務所、少年刑務所及び拘置所組織規程中改正)」『官報』第6963号、1950年3月30日、1頁、2018年7月24日閲覧。
- ^ 「昭和25年法律第33号(法務府設置法の一部を改正する法律)」『官報』号外第15号、1950年3月31日、1頁、2018年7月24日閲覧。
- ^ “刑務所、少年刑務所及び拘置所組織規則(平成13年法務省令第3号):別表第2”. e-Gov法令検索. 総務省. 2018年7月24日閲覧。