松井巌
松井 巖(まつい がん、1953年12月13日 - )は、日本の検察官、裁判官、弁護士。最高検察庁刑事部長や、横浜地方検察庁検事正、福岡高等検察庁検事長等を歴任した。瑞宝重光章受章。
人物・経歴
[編集]北海道出身[1]。1972年北海道室蘭栄高等学校卒業[2]。1978年東北大学法学部卒業[1]。1980年最高裁判所司法研修所修了、検察官任官、東京地方検察庁検事。1981年函館地方検察庁検事。1984年水戸地方検察庁土浦支部検事。1986年東京地方検察庁検事。1987年東京地方裁判所判事補。1990年東京地方検察庁検事。1993年前橋地方検察庁三席検事[2]。
1995年最高裁判所司法研修所教官、法務省司法試験考査委員(刑事訴訟法)。1997年東京地方検察庁検事。1999年東京地方検察庁特別公判部副部長。2001年東京地方検察庁総務部副部長。2002年東京地方検察庁刑事部副部長。 2003年横浜地方検察庁刑事部長。2005年東京地方検察庁特別公判部長。2006年東京地方検察庁刑事部長。2006年最高検察庁検事。2007年大津地方検察庁検事正。2009年名古屋高等検察庁次席検事[2]。
2010年大阪高等検察庁次席検事。2012年最高検察庁刑事部長、最高検察庁金融証券専門委員会座長[2]。2014年横浜地方検察庁検事正[3]。2015年福岡高等検察庁検事長[1]。
2016年東京弁護士会弁護士登録、八重洲総合法律事務所入所。2017年オリエントコーポレーション監査役、電通労働環境改革に関する独立監督委員会委員長[4]、神戸製鋼所不適切行為に係る外部調査委員会委員長[2]。2018年障害者雇用水増し問題検証委員会委員長[5]、グローブライド取締役、東鉄工業監査役、長瀬産業監査役[6]。2020年電通グループ社外取締役[7]。2024年春の叙勲で瑞宝重光章受章[8]。
脚注
[編集]- ^ a b c 名古屋高検検事長に田内氏 法務省 日本経済新聞2015/1/16付
- ^ a b c d e 「弁護士 松井 巖 昭和28年12月生」
- ^ 「川崎の逃走 横浜地検の新検事正が就任会見で謝罪「万全の策を講じる」」 産経デジタル2014.1.11 11:26
- ^ 2017年2月下旬、電通の新入女性社員過労自殺事件を受けた働き方改革で、社外の専門家らで構成する独立監査委員会を設置した。あわせて社外取締役には労働事務次官経験者の松原亘子が新たに就いた(電通、独立監査委設置へ 過労自殺受けた働き方改革 和気真也、朝日新聞デジタル、2017年2月15日)。
- ^ 「国の行政機関における障害者雇用に係る事案に関する検証委員会」を設置します 厚生労働省
- ^ 有価証券報告書-第64期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)PDF グローブライド
- ^ 2020 年度のグループ経営体制と役員体制に関するお知らせ 電通
- ^ 黒田前日銀総裁ら春の叙勲4108人受章静岡新聞
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