津金寺
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津金寺 | |
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観音堂 | |
所在地 | 長野県北佐久郡立科町山部279 |
位置 | 北緯36度16分37.4秒 東経138度18分23.5秒 / 北緯36.277056度 東経138.306528度 |
山号 | 慧日山 |
宗派 | 天台宗 |
本尊 | 聖観世音菩薩 |
創建年 | 伝・大宝2年(702年) |
開山 | 伝・行基 |
正式名 | 慧日山修学院津金寺 |
札所等 | 佐久三十三番観音第33番札所 |
法人番号 | 9100005003310 |
津金寺(つがねじ)は、長野県北佐久郡立科町にある天台宗の寺院。山号は慧日山。院号は修学院。本尊は聖観世音菩薩。かつては信濃国天台五山の一つと数えられた。
歴史
[編集]飛鳥時代の大宝2年(702年)に行基が聖観音を安置したのが始まりと伝えられている。鎌倉時代、滋野氏の庇護により寺運も隆盛し、建治2年(1276年)には天台宗で最も古い談義所が開かれた[1]。応安年間(1368年 - 1375年)に穏海大僧正のとき、比叡山の修学院として、四宗兼学(天台宗、真言宗、法相宗、禅宗)の道場としたが、元亀3年(1572年)には天台宗に改宗した。
戦国時代、武田氏の庇護により天台宗に改宗したが、天正10年(1582年)織田信長の兵火で焼失、天正壬午の乱後に、依田康国によって再興された。
元禄15年(1702年)に観音堂を、文化10年(1813年)に仁王門を再建、天保7年(1836年)には妙見堂を建立した。
かつては戸隠山の顕光寺(戸隠神社)、長野市の善光寺,更級八幡の神宮寺(武水別神社)、駒ケ根市の光前寺と共に信濃国天台五山の一つと数えられていた。
昭和56年(1981年)弥陀堂を再建する。近年、長野県の郷土環境保全地域に指定された。
本尊の聖観世音菩薩は、行基が戸隠権現の霊験をうけ聖観音を刻んだと伝わり、現在でも佐久三十三番観音の札所の観音として信仰を集めている。また、津金寺は長野県佐久穂町の千手院と山梨県北杜市の津金寺(海岸寺)と共に「日本三津金寺」の1か寺となっている。
境内
[編集]本堂(阿弥陀堂)、観音堂、鐘楼、庫裡などが立ち並び、観音堂の裏山には承久2年(1220年)、嘉禄3年(1227年)の銘がある石造宝塔が3基ある。
御詠歌
[編集]- 津金寺に
- 弘誓の船に
- 棹差して
- 巷の人を
- 渡しこそすれ
文化財
[編集]交通アクセス
[編集]千曲バス上房バス停下車。
脚注
[編集]- ^ 日光山輪王寺古文書