磯麿
表示
来歴
[編集]画風が喜多川歌麿のものに倣うことから、歌麿の門人ともいわれるが定かではない。『浮世絵師伝』と『原色浮世絵大百科事典』は磯麿について、「画系」の項を空欄および無表記としている。作画期は享和から文化にかけての頃とされ、作は吉原の俄を描いた錦絵3点が知られている。
作品
[編集]- 「新吉原仁和嘉女芸者之部 伊達模様五ツ雁」 大判錦絵 神奈川県立歴史博物館所蔵[1]
- 「[青楼仁和嘉全盛遊・名響花道中」 細判錦絵 同上
- 「青楼仁和嘉全盛遊 すずめ踊り」 細判錦絵
脚注
[編集]- ^ 『丹波コレクション目録 第1編』(神奈川県立博物館、1969年)56頁。
参考文献
[編集]- 井上和雄編 『浮世絵師伝』 渡辺版画店、1931年 ※国立国会図書館デジタルコレクションに本文あり[1]。
- 菊地貞夫 『浮世絵大系6 歌麿/栄之』 集英社、1973年 ※120頁
- 日本浮世絵協会編 『原色浮世絵大百科事典』(第2巻) 大修館書店、1982年 ※12頁