胡智為
統一ライオンズ #58 | |
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タンパベイ・レイズ時代 (2018年) | |
基本情報 | |
国籍 | 中華民国(台湾) |
出身地 | 台中県太平郷 |
生年月日 | 1993年11月4日(30歳) |
身長 体重 |
182 cm 90 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2012年 アマチュアFA |
初出場 |
MLB / 2017年4月24日 CPBL / 2021年8月29日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
国際大会 | |
代表チーム | チャイニーズタイペイ |
WBC | 2023年 |
プレミア12 | 2019年 |
この表について
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胡 智為 | |
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各種表記 | |
繁体字: | 胡 智為 |
簡体字: | 胡 智为 |
拼音: | Hú Zhìwéi |
注音符号: | ㄏㄨˊㄓˋㄨㄟˊ |
和名表記: | こ ちい |
発音転記: | フー・ジーウェイ |
英語名: | Hu Chih-Wei |
胡 智為(フー・ジーウェイ、1993年11月4日 - )は、台湾(中華民国)の台中市出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。CPBLの統一ライオンズ所属。愛称はフー?(Who?)[1]。
経歴
[編集]プロ入りとツインズ傘下時代
[編集]2013年に傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・ツインズでプロデビュー。12試合(先発5試合)に登板して2勝0敗、防御率2.45、39奪三振を記録した。
2014年はアパラチアンリーグのルーキー級エリザベストン・ツインズとA級シーダーラピッズ・カーネルズでプレーし、2球団合計で13試合(先発12試合)に登板して8勝2敗、防御率2.15、64奪三振を記録した。9月には韓国の仁川で行われた第17回アジア競技大会の野球チャイニーズタイペイ代表に選出されている。
2015年はA+級フォートマイヤーズ・ミラクルとAAA級ロチェスター・レッドウイングスでプレーした。
レイズ時代
[編集]2015年7月31日にケビン・ジェプセンとのトレードで、タンパベイ・レイズへ移籍した[2]。移籍後は傘下のA+級シャーロット・ストーンクラブズでプレーし、5試合(先発4試合)に登板して0勝3敗1セーブ、防御率7.36、20奪三振を記録した。また、移籍前を含めた3球団合計では21試合(先発20試合)に登板して6勝6敗1セーブ、防御率3.22、99奪三振を記録した。
2016年はAA級モンゴメリー・ビスケッツとAAA級ダーラム・ブルズでプレーし、2球団合計で25試合に先発登板して7勝9敗、防御率2.75、114奪三振を記録した。また、7月にはオールスター・フューチャーズゲームの世界選抜チームのメンバーに選出された[3]。オフの11月18日にはルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐために40人枠入りした[4]。
2017年は開幕をAAA級ダーラムで迎え、4月24日にメジャー初昇格を果たした。同日のボルチモア・オリオールズ戦でメジャーデビュー(結果は1回を無失点)[5]。この年メジャーでは6試合に登板して1勝1敗、防御率2.70、9奪三振を記録した。
2018年は5試合に登板して防御率4.15、12奪三振を記録した。
インディアンス傘下時代
[編集]2018年11月19日にジオンティ・ターナーとのトレードで、クリーブランド・インディアンスへ移籍した[6]。
2019年7月3日にDFAとなり[7]、8日に40人枠を外れてマイナー契約となった(そのまま傘下のAAA級コロンバス・クリッパーズに配属)。7月30日に自由契約となった[8]。
カブス傘下時代
[編集]2019年8月8日にシカゴ・カブスとマイナー契約を結んだ[9]。オフには2019 WBSCプレミア12 チャイニーズタイペイ代表に選出された。11月7日の対日本戦で、リリーフとして3回途中1失点(自責点0)と好投した[10]。本人は「2014年アジア競技大会の日本戦で、理想的な投球は出来なかったが今回は対応する事ができた。」と話していた。同月16日の対オーストラリア戦では先発を務め、5回無失点とチームの勝利に貢献した[11]。11月4日に自由契約となった。
パドレス傘下時代
[編集]2019年12月19日にサンディエゴ・パドレスとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[12]。2020年11月2日に自由契約となった。
味全ドラゴンズ時代
[編集]2021年3月10日、CPBLの味全ドラゴンズと自行培訓選手(日本の育成選手に近い制度)として契約した[13]。
統一ライオンズ時代
[編集]2021年7月12日に開催されたCPBLのドラフト会議で統一ライオンズから1位指名を受けた[14]。8月29日の中信兄弟戦でCPBL初登板・初先発を記録し、6回2失点と試合を作るも勝敗はつかなかった[15]。9月18日の中信兄弟戦では7回1失点と好投し、CPBL初勝利を記録した[16]。最終的には12試合に投げ4勝4敗、防御率4.74をマークした。台湾シリーズ第4戦目で先発登板するも、6回3失点(自責点2)で敗戦投手になった[17]。
投球スタイル
[編集]リリーフ時には平均93mph(約150km/h)・最速97mph(約156km/h)のフォーシームにチェンジアップ、ツーシームを主に投げ込む。他にはスライダー、ごく稀にカーブも投げる[18][19]。
詳細情報
[編集]年度別投手成績
[編集]年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2017 | TB | 6 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | .500 | 40 | 10.0 | 5 | 2 | 4 | 0 | 0 | 9 | 0 | 0 | 4 | 3 | 2.70 | 0.90 |
2018 | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 50 | 13.0 | 7 | 2 | 3 | 0 | 0 | 12 | 0 | 0 | 6 | 6 | 4.15 | 0.77 | |
2021 | 統一 | 12 | 11 | 0 | 0 | 0 | 4 | 4 | 0 | 0 | .500 | 271 | 62.2 | 64 | 3 | 21 | 0 | 4 | 52 | 2 | 0 | 33 | 33 | 4.74 | 1.36 |
MLB:2年 | 11 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | .500 | 90 | 23.0 | 12 | 4 | 7 | 0 | 0 | 21 | 0 | 0 | 10 | 9 | 3.52 | 0.83 | |
CPBL:1年 | 12 | 11 | 0 | 0 | 0 | 4 | 4 | 0 | 0 | .500 | 271 | 62.2 | 64 | 3 | 21 | 0 | 4 | 52 | 2 | 0 | 33 | 33 | 4.74 | 1.36 |
- 2021年度シーズン終了時
年度別守備成績
[編集]年 度 |
球 団 |
投手 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2017 | TB | 6 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1.000 |
2018 | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | |
2021 | 統一 | 12 | 5 | 8 | 0 | 0 | 1.000 |
MLB | 11 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1.000 | |
CPBL | 12 | 5 | 8 | 0 | 0 | 1.000 |
- 2021年度シーズン終了時
記録
[編集]- CPBL
- 初登板・初先発登板:2021年8月29日、対中信兄弟18回戦(台南市立野球場)、6回2失点で勝敗つかず
- 初奪三振:同上、5回表に王威晨から空振り三振
- 初勝利・初先発勝利:2021年9月18日、対中信兄弟20回戦(花蓮県立徳興野球場)、7回1失点
- MiLB
- オールスター・フューチャーズゲーム選出:1回(2016年)
背番号
[編集]- 58(2017年 - 2018年、2019年プレミア12、2021年8月2日 - )
- 36(2021年3月14日 - 同年7月10日)
代表歴
[編集]- 2014年アジア競技大会野球 チャイニーズタイペイ代表
- 2019 WBSCプレミア12 チャイニーズタイペイ代表
脚注
[編集]- ^ Rays Players Weekend nicknames explained MLB.com (2017年8月27日) 2017年10月16日閲覧
- ^ [1]
- ^ “2016 Futures Game Rosters” (英語). Baseball America. (2016年6月28日) 2017年10月16日閲覧。
- ^ http://www.tampabay.com/blogs/rays/rays-trade-motter-and-shaffer-to-mariners-for-3-minor-leaguers/2303413
- ^ Marc Topkin (2017年4月24日). “Rays journal: Chih-Wei Hu has memorable, and long, first day in majors” (英語). Tanpa Bay Times
- ^ Anthony Castrovince (2018年11月19日). “Indians add right-hander Hu in deal with Rays” (英語). MLB.com. 2019年1月10日閲覧。
- ^ “Indians' Chih-Wei Hu: Designated for assignment” (英語). CBS Sports (2019年7月3日). 2019年7月4日閲覧。
- ^ MLB公式プロフィール参照。2019年8月11日閲覧。
- ^ Mark Polishuk (2019年8月8日). “Cubs Sign Chih-Wei Hu To Minors Deal” (英語). MLB Trade Rumor. 2019年8月11日閲覧。
- ^ “12強中華隊最終戰交手澳洲 胡智為對決側投” (中国語). Rti 中央廣播電臺. 2019年11月16日閲覧。
- ^ “猛獅指名胡智為 先發競爭最佳選項” (中国語). tw.news.yahoo.com. 2021年7月12日閲覧。
- ^ “Padres Sign Chih-Wei Hu”. MLBTR (2019年12月19日). 2021年4月18日閲覧。
- ^ 陳立勳 (2021年3月10日). “胡智為、呂彥青投入味全自培 中職選秀還沒決定” (中国語). ETToday. 2021年3月11日閲覧。
- ^ 自由時報電子報 (2021年7月12日). “中職Live》選秀會首輪旅外全包 悍將次輪挑王苡丞 - 自由體育”. 自由時報電子報. 2021年7月12日閲覧。
- ^ 聯合新聞網 (20210829T201505Z). “中職/搞錯規則 胡智為初登板挨轟不完美 | 聯合新聞網:最懂你的新聞網站” (中国語). 聯合新聞網. 2021年8月29日閲覧。
- ^ 聯合新聞網 (20210918T202006Z). “中職/獅象打到氣噗噗 胡智為7局好投首勝到手 | 聯合新聞網:最懂你的新聞網站” (中国語). 聯合新聞網. 2021年9月18日閲覧。
- ^ 自由時報電子報 (2021年12月2日). “台灣大賽》退場壓力釋放落淚 胡智為透露和投手教練的對話 - 自由體育”. 自由時報電子報. 2021年12月2日閲覧。
- ^ “Chih-Wei Hu Baseball Statistics 2013-2017”. Baseball Cube. 2017年10月16日閲覧。
- ^ https://www.fangraphs.com/blogs/top-31-prospects-tampa-bay-rays/
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- Chih-Wei Hu stats MiLB.com
- 選手の各国通算成績 CPBL
- Chih-Wei Hu (@cwhu1993) - X(旧Twitter)
- Chih-Wei Hu (@chihwei_hu) - Instagram
- Chih-Wei Hu (胡智為-Chih-Wei-Hu-146961295381921) - Facebook