萌え袖
表示
萌え袖(もえそで)は、衣服の袖口から手を完全に出さないように着ること[1][2]、またはそのようになる大きなサイズの衣服や袖丈の長い衣服の袖[3][4]。
大辞泉が選ぶ新語大賞にて2020年11月の月間賞に「萌え袖」が選出された[5]。
発祥と語義
[編集]幼く見えることから見る者を「萌え」させるとして、漫画やアニメの愛好家が使用するようになったとされるが[3][6]、その起源は清少納言が枕草子において子供の萌え袖を賛美する様子を描く平安時代まで遡る[7]。
萌え袖の人物を「袖っ子」もしくは「袖っ娘」と呼ぶこともある[6]。
危険性
[編集]着衣着火の具体的な注意点として袖や裾が広がっている服の着用が挙げられており、萌え袖の状態で火を取り扱うのは注意が必要である[8]。また、車の運転など咄嗟に精密な手での操作が必要となる状況化で萌え袖をする際も注意が必要である[9]。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “鈴木愛理、萌え袖ニット姿にファンも「可愛すぎて天使すぎて思考停止」!「最強の推し!」と話題沸騰”. スポーツ報知. 報知新聞社 (2023年11月20日). 2024年2月6日閲覧。
- ^ “STU48瀧野由美子が水色スウェットで萌え袖、1st写真集「君のことをまだよく知らない」表紙公開”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2021年8月24日). 2024年2月6日閲覧。
- ^ a b “あざとかわいく♡「萌え袖」って何のこと?【意外と知らないファッション用語】”. CanCam. 小学館 (2023年4月8日). 2024年2月6日閲覧。
- ^ “佐々木希の『おしゃれ上級テク』”萌え袖”をフォロワー絶賛「敢えて目立たない所にオシャレ」「素敵すぎて眩しい」”. 中日スポーツ. 中日新聞社 (2023年10月8日). 2024年2月6日閲覧。
- ^ “国語辞典『大辞泉』が選ぶ今年の新語大賞は【三密】に決定! 次点は【コロナ禍】 最多投稿数は【経年美化】”. PRWire. 小学館 (2020年12月1日). 2024年2月6日閲覧。
- ^ a b “萌え袖女子は嫌い?好き?魅力や男子が好きな理由を徹底リサーチ!”. スゴレン. FUNDiT (2020年7月5日). 2024年2月6日閲覧。
- ^ “グロテスクを含み、周囲を侵食する「かわいい」は、日本の美意識の王道”. meiji.net. 明治大学 (2018年6月6日). 2024年2月6日閲覧。
- ^ “「着衣着火」をご存知ですか?”. 埼玉西部消防組合 (2019年4月23日). 2024年2月14日閲覧。
- ^ “萌え袖運転は危険”. エキサイト (2013年11月16日). 2024年2月14日閲覧。