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重信慎之介

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
重信 慎之介
読売ジャイアンツ #43
2016年3月26日
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 千葉県佐倉市
生年月日 (1993-04-17) 1993年4月17日(31歳)
身長
体重
173 cm
74 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 外野手
プロ入り 2015年 ドラフト2位
初出場 2016年3月26日
年俸 3300万円(2024年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
重信 慎之介
YouTube
チャンネル
活動期間 2022年2月28日 -
ジャンル 自動車DIY
登録者数 5.43万人
総再生回数 11,794,940回
チャンネル登録者数・総再生回数は
2024年9月12日時点。
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重信 慎之介
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チャンネル
活動期間 2022年7月4日 -
ジャンル 自動車DIY
登録者数 4000人
総再生回数 253,800回
チャンネル登録者数・総再生回数は
2024年9月12日時点。
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重信 慎之介(しげのぶ しんのすけ、1993年4月17日 - )は、千葉県佐倉市出身のプロ野球選手外野手)。右投左打。読売ジャイアンツ所属。

経歴

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プロ入り前

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小学校3年生から軟式野球を始め、中学生(臼井南中学校)では佐倉シニアに所属していた。

早稲田実業学校高等部では1年生から三塁手でレギュラーを務めた。2年の夏に第92回全国高等学校野球選手権大会に出場し、2回戦では前年の優勝校である磯村嘉孝擁する中京大中京高校戦で6打数5安打4打点の大活躍を魅せた[2]。続く3回戦の山下幸輝擁する関東一高戦で敗れたがここでも3安打5打点の活躍を見せ[3]、3試合で打率.750(12打数9安打)、10打点の成績を残した。3年の夏は西東京都大会決勝で髙山俊横尾俊建擁する日大三高に敗れた。同期に安田権守がおり、ともに早稲田大学に進学している。

早稲田大学では1年春からリーグ戦に出場し、2年の春に内野手から外野手へ転向した[4]。3年の秋に打率.404を記録し、外野で初のベストナインに輝く。4年の春は打率.313を記録し、東京六大学野球リーグ優勝に貢献。第64回全日本大学野球選手権大会でも打率.357を記録し、全国制覇に貢献した。4年秋は打率.432を記録し、首位打者を獲得、2度目のベストナインにも選ばれた。東京六大学リーグ通算83試合で打率.333、240打数80安打39盗塁を記録している[5]。野球部には3学年先輩に杉山翔大、2学年先輩に横山貴明、1学年先輩に有原航平中村奨吾高梨雄平、同期に茂木栄五郎がいる。

2015年10月22日に行われたドラフト会議読売ジャイアンツから2位指名を受け、11月22日に契約金7500万円、年俸1200万円で入団に合意した(金額は推定)[6]背番号43となった[6]

巨人時代

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2016年オープン戦で6試合連続安打や好走塁で首脳陣へのアピールに成功し、開幕を一軍で迎える[7]。5月20日の中日ドラゴンズ戦(ナゴヤドーム)でプロ初スタメンも4打数無安打に終わる[8]。その後も結果を残すことができず、1年目は25試合に出場し打率.190、2打点、5盗塁を記録した[9]。オフに、200万円増の推定年俸1400万円で契約を更改した[9]

2017年、8月6日の中日戦(東京ドーム)の9回裏、一死一・二塁でケーシー・マギーの代走として一塁走者に起用された。この後、坂本勇人岩瀬仁紀から放ったセンターへの大飛球を大島洋平が好捕した(この時点で二死)際、二塁を越えたところにいた重信は一塁にリタッチした際に二塁を空過した。これに気付いた中日サイドは次打者阿部慎之助への投球前に岩瀬が二塁へ送球し、アピールプレイ成立・三死となり試合終了。中日に8カードぶりの勝ち越しを献上するとともに岩瀬は通算セーブ記録を404に伸ばし、さらに岩瀬のプロ野球史上通算最多登板記録を更新する950試合目への登板を珍プレーで終了となる結果となった[10]。この年は前年まで代走の切り札だった鈴木尚広が引退したことを受け出場機会が増加し、前年を大幅に上回る74試合出場、またチーム内でも坂本に次いで2位の10盗塁と2桁盗塁を記録した。オフに、1000万円増の推定年俸2400万円で契約を更改した[11]

2018年は前年よりも体重を6kg増量して春季キャンプに臨み[12]、臨時コーチを務めた松井秀喜から、目立った選手として岡本和真とともに名前を挙げられた[13]。8月以降は負傷離脱した坂本の代わりに、1番打者としての起用が続き[14]、9月2日の対中日戦(ナゴヤドーム)で、松坂大輔から右越えにプロ初本塁打を放った[15]。出場試合数は前年を下回ったもののスタメンとしての出場を増やし、打率.281、47安打、2本塁打、13打点とキャリアハイの成績を残したが、盗塁は6個と前年を下回った。オフに、100万円増の推定年俸2500万円で契約を更改した[16]

2019年丸佳浩の加入もありスタメン出場の機会は亀井善行が休養でスタメンから外れる時などに限られたが、自己最多の106試合に出場し打率.266、2本塁打、16打点、14盗塁を記録。また7月23日の東京ヤクルトスワローズ戦(京セラドーム大阪)では自身初のサヨナラ打を放つなど、限られた場面でも活躍してみせた[17]。オフに、1000万円増の推定年俸3500万円で契約を更改した[18]

2020年は開幕を一軍で迎え、6月26日の対ヤクルト戦では、9回表に代打逆転2点本塁打を放つなど活躍した[19]。しかし前年に比べ出場機会が減少し、60試合の出場にとどまり、打率.256、1本塁打、6打点、5盗塁と成績を落とした。オフに、プロ入り初の減額となる700万円減の推定年俸2800万円で契約を更改した[20]

2021年は一軍で73試合に出場し、打率.218、2本塁打、6打点、6盗塁を記録[21]。12月9日、100万円減となる推定年俸2700万円で契約を更改した[21]

2022年は開幕一軍入りを逃し、二軍戦で死球を受けた影響で一軍昇格は6月となった[22]。最終的には77試合に出場し、打率.216、0本塁打、9打点、7盗塁を記録[22]。11月26日、500万円増となる推定年俸3200万円で契約を更改した[22]

2023年は現役ドラフトで獲得したオコエ瑠偉、広島から復帰した長野久義の加入や、更には、ドラフト会議で即戦力外野手として萩尾匡也を獲得したことなどから、春季キャンプを二軍で迎えた。2月16日に、宮崎県で強化合宿を行うWBC日本代表に、松原聖弥・西川愛也と共にサポートメンバーとして帯同することが正式発表された[23][24][注 1]。その後、サポート期間終了後に松原とともに一軍に昇格[25]。そのままオープン戦終了まで一軍帯同を続け、開幕一軍入りを果たすと[26]、代走、守備要員として6試合に出場し外野全てのポジションの守備についた一方で、打席に立ったのは丸が足に違和感を訴え途中交代した4月19日の対横浜DeNAベイスターズ戦(佐賀)の2打席のみであり、両打席とも空振り三振に終わっている[27]。打席に立つ機会を得るため、イースタン・リーグの試合出場や、神宮でのナイターゲームの際はジャイアンツ球場で打撃練習を行うなどしていたが、4月22日の午前中にナイターゲーム前にジャイアンツ球場での二軍シート打撃で頭部死球を受け[28]、松原と入れ替わる形で登録抹消された[29]。シーズン終盤は代走の切り札として出場し、10盗塁を記録した[30]。11月28日、100万円増となる推定年俸3300万円で契約を更改した[30]

選手としての特徴

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50m5.7秒[31]の俊足を武器とする。盗塁の際にはヘッドスライディングを行い[32]、負傷防止のために鍋つかみのような走塁ガード手袋(2018年5月よりNPBでの着用が認可された)を左手に着用する[33]

詳細情報

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年度別打撃成績

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O
P
S
2016 巨人 25 87 79 10 15 1 3 0 22 2 5 1 1 0 7 0 0 20 0 .190 .256 .278 .534
2017 74 77 70 18 11 4 0 0 15 2 10 4 1 0 6 0 0 21 0 .157 .224 .214 .438
2018 60 185 167 24 47 7 5 2 70 13 6 4 6 1 11 0 0 38 1 .281 .324 .419 .743
2019 106 174 158 25 42 7 2 2 59 16 14 3 2 3 11 1 0 43 1 .266 .308 .373 .682
2020 60 96 90 17 23 5 1 1 33 6 5 1 0 0 6 0 0 33 1 .256 .302 .367 .669
2021 73 86 78 11 17 2 0 2 25 6 6 2 1 0 7 0 0 26 0 .218 .282 .321 .603
2022 77 128 111 16 24 3 0 0 27 9 7 3 8 0 8 0 1 28 0 .216 .275 .243 .518
2023 67 57 51 16 8 0 0 0 8 1 10 4 1 0 5 0 0 16 1 .157 .232 .157 .389
NPB:8年 542 890 804 137 187 29 11 7 259 55 63 22 20 4 61 1 1 225 4 .233 .286 .322 .608
  • 2023年度シーズン終了時

年度別守備成績

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外野












2016 巨人 22 29 0 0 0 1.000
2017 35 34 0 0 1 1.000
2018 46 80 2 0 0 1.000
2019 81 64 2 1 0 .985
2020 51 38 0 0 0 1.000
2021 58 36 0 0 0 1.000
2022 68 70 0 0 0 1.000
2023 49 30 0 0 0 1.000
通算 410 381 4 1 1 .997
  • 2023年度シーズン終了時

記録

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初記録

背番号

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  • 43(2016年 - )

登場曲

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脚注

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注釈

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  1. ^ 吉田正尚鈴木誠也ラーズ・ヌートバーの3選手の合流が早くとも3月5日からとなり、外野手経験のある選手が不足するための措置。

出典

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  1. ^ 巨人 - 契約更改 - プロ野球」『日刊スポーツ』。2023年11月28日閲覧
  2. ^ 早実-中京大中京」『サンスポ』。2024年6月9日閲覧
  3. ^ 早実-関東一」『サンスポ』。2024年6月9日閲覧
  4. ^ 【巨人・伸戦力の武器】ドラ2重信、50メートル5秒7!路線バスにも勝った俊足 スポーツ報知 2016年2月2日配信
  5. ^ 早大“タナボタ”リーグ最多45度目V 巨人ドラ2重信は初首位打者に」『スポーツニッポン』2015年11月2日。2021年3月25日閲覧
  6. ^ a b 巨人ドラ2重信 早大先輩・青木が目標 球団評価はオコエ以上」『スポーツニッポン』2015年11月22日。2021年3月25日閲覧
  7. ^ 巨人に現れた新星 ドラ2ルーキー重信慎之介は何がスゴイ?」『Full-Count』2016年2月25日。2018年9月3日閲覧
  8. ^ G・重信、プロ初スタメンは4打席無安打も「楽しかった」」『サンスポ』2016年5月20日。2018年9月3日閲覧
  9. ^ a b 巨人重信200万増「守備位置にこだわりはない」」『日刊スポーツ』2016年12月20日。2021年3月25日閲覧
  10. ^ 【中日】岩瀬がプロ野球新950登板&笑撃のアピールプレー! 訳も分からず二塁に2度送球 スポーツ報知 2017年8月6日
  11. ^ 巨人重信1000万増「馬力をアップさせたい」」『日刊スポーツ』2017年11月27日。2021年3月25日閲覧
  12. ^ 重信慎之介、3年目の開花は巨人の“組織的肉体改造”から。(鷲田康)」『Number Web』2018年8月3日。2018年9月3日閲覧
  13. ^ 松井秀喜氏、巨人・岡本不動の4番へ「満足するな」オフの心構え指南」『スポーツ報知』2018年10月22日。2024年1月7日閲覧
  14. ^ 読売ジャイアンツのスタメン一覧(打順)」『プロ野球データFreak』。2018年9月3日閲覧
  15. ^ G3年目の重信、初本塁打…中日との打撃戦制す」『YOMIURI ONLINE(読売新聞)』2018年9月2日。2018年9月3日閲覧
  16. ^ 巨人重信100万増、鈴木尚広コーチの指導で足磨く」『日刊スポーツ』2018年11月27日。2021年3月25日閲覧
  17. ^ 巨人・重信が初のサヨナラ打「覚悟を決めました」」『サンスポ』2019年7月23日。2021年3月25日閲覧
  18. ^ 巨人重信1000万増で更改「レギュラー勝ち取る」」『日刊スポーツ』2019年12月3日。2021年3月25日閲覧
  19. ^ 劇的!巨人・重信、今季1号が代打逆転2ラン 無観客でも「声は僕たちに届いています」声援が力に」『スポーツ報知』2020年6月26日。2021年3月18日閲覧
  20. ^ 巨人重信700万円減「攻めの気持ちで」外野手争い」『日刊スポーツ』2020年12月16日。2021年3月25日閲覧
  21. ^ a b 巨人重信100万減の2700万円「来季は足を使ってチームに貢献したい」」『日刊スポーツ』2021年12月9日。2024年1月7日閲覧
  22. ^ a b c 【巨人】重信慎之介は500万円増の3200万円でサイン「悔しいシーズン」」『スポーツ報知』2022年11月26日。2024年1月7日閲覧
  23. ^ 【巨人】重信慎之介、松原聖弥が侍ジャパンにレンタル参戦 メジャー組の外野手合流まで貴重な経験」『スポーツ報知』2023年2月5日。2023年2月5日閲覧
  24. ^ 「侍ジャパン宮崎キャンプ2023」の参加選手およびサポートメンバーについて」『野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト』2023年2月16日。2023年2月16日閲覧
  25. ^ 【巨人】“レンタル侍”松原聖弥&重信慎之介が1軍昇格 中堅・左翼争いは11人の激戦「全力でやるだけ」」『スポーツ報知』2023年2月28日。2023年2月28日閲覧
  26. ^ 出場選手登録および登録抹消」『日本野球機構』2023年3月30日。2023年3月30日閲覧
  27. ^ 2023年4月19日 読売ジャイアンツvs横浜DeNAベイスターズ」『スポーツナビ』2023年4月19日。2023年4月23日閲覧
  28. ^ 【巨人】 重信慎之介にアクシデント シート打撃で頭部付近に死球を受ける」『スポーツ報知』2023年4月22日。2023年4月22日閲覧
  29. ^ 【巨人】2軍シート打撃で頭部死球の重信慎之介が登録抹消、松原聖弥が今季初昇格」『スポーツ報知』2023年4月22日。2023年4月22日閲覧
  30. ^ a b 【巨人】重信慎之介100万増 前日は中田翔、香月“送別会”「やらないわけにはいかない」」『日刊スポーツ』2023年11月28日。2024年1月7日閲覧
  31. ^ 巨人ドラ2重信 驚異の俊足!二ゴロを内野安打に 早大が優勝王手」『スポニチアネックス』2015年11月1日。2021年3月25日閲覧
  32. ^ 【球界ここだけの話(3099)】盗塁成功率100%の巨人・重信慎之介、足で生きる男が下した4年前の〝ヘッスラ〟決断」『サンスポ』2023年7月4日。2023年7月4日閲覧
  33. ^ まるで「鍋つかみ」?巨人・重信が使う走塁手袋の正体は 記者が着けてみると...」『J-CASTニュース』2020年6月15日。2021年5月13日閲覧

関連項目

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外部リンク

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