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1960年の広島カープ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
1960年の広島カープ
成績
セントラル・リーグ4位
62勝61敗7分 勝率.504[1]
本拠地
都市 広島県広島市
球場 広島市民球場
球団組織
監督 白石勝巳
« 1959
1961 »

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1960年の広島カープでは、1960年シーズンについての広島カープの動向についてまとめる。

この年の広島カープは、白石勝巳監督の8年目のシーズンである。

概要

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1950年創設以来万年Bクラスのチームは10年連続でBクラスに沈んでいたが、この年6連覇がかかった巨人が開幕後からもたついたこともあり5月には3位に浮上。6月以降は勝ったり負けたり一進一退の日々が続き、夏場は最下位に沈んだものの9月以降は国鉄中日を抜き4位に浮上、9月下旬には引き分けを挟み9連勝を記録し球団初のAクラスも見えてきたが、最後は大阪に抜かれ0.5ゲーム差で4位にとどまったものの、球団初の勝率5割を達成した。投手陣はベテランの長谷川良平備前喜夫、2年目の大石清が開幕から勝ち星を重ね、打撃陣でも1番の平山智、2番の古葉毅から始まる打線は台風の目となり、若手の活躍がチーム11年目の勝率5割につながった。このシーズン勝ち越しを置き土産に白石監督は勇退し、門前眞佐人二軍監督が後任の監督となった。

チーム成績

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レギュラーシーズン

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開幕オーダー
1 平山智
2 古葉毅
3 森永勝治
4 大和田明
5 小坂佳隆
6 興津立雄
7 阿南準郎
8 田中尊
9 備前喜夫
1960年セントラル・リーグ順位変動
順位 4月終了時 5月終了時 6月終了時 7月終了時 8月終了時 最終成績
1位 巨人 -- 中日 -- 中日 -- 中日 -- 大洋 -- 大洋 --
2位 大阪 2.0 巨人 1.5 大洋 0.5 巨人 1.0 中日 1.5 巨人 4.5
3位 国鉄 2.0 広島 2.5 巨人 1.5 大洋 1.5 巨人 4.0 大阪 6.0
4位 中日 2.5 国鉄 3.0 広島 2.0 国鉄 2.5 大阪 6.5 広島 6.5
5位 大洋 3.5 大洋 4.0 国鉄 3.0 大阪 6.0 国鉄 7.5 中日 9.0
6位 広島 5.0 大阪 大阪 5.0 広島 7.0 広島 7.5 国鉄 16.0
1960年セントラル・リーグ最終成績
順位 球団 勝率
1位 大洋ホエールズ 70 56 4 .556 優勝
2位 読売ジャイアンツ 66 61 3 .520 4.5
3位 大阪タイガース 64 62 4 .508 6.0
4位 広島カープ 62 61 7 .504 6.5
5位 中日ドラゴンズ 63 67 0 .485 9.0
6位 国鉄スワローズ 54 72 4 .429 16.0

[1]

選手・スタッフ

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オールスターゲーム1960

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ファン投票 大和田明
監督推薦 大石清 興津達雄

表彰選手

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リーグ・リーダー
受賞者なし
ベストナイン
選出なし

脚注

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出典

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