出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
1960年の広島カープでは、1960年シーズンについての広島カープの動向についてまとめる。
この年の広島カープは、白石勝巳監督の8年目のシーズンである。
1950年創設以来万年Bクラスのチームは10年連続でBクラスに沈んでいたが、この年6連覇がかかった巨人が開幕後からもたついたこともあり5月には3位に浮上。6月以降は勝ったり負けたり一進一退の日々が続き、夏場は最下位に沈んだものの9月以降は国鉄や中日を抜き4位に浮上、9月下旬には引き分けを挟み9連勝を記録し球団初のAクラスも見えてきたが、最後は大阪に抜かれ0.5ゲーム差で4位にとどまったものの、球団初の勝率5割を達成した。投手陣はベテランの長谷川良平や備前喜夫、2年目の大石清が開幕から勝ち星を重ね、打撃陣でも1番の平山智、2番の古葉毅から始まる打線は台風の目となり、若手の活躍がチーム11年目の勝率5割につながった。このシーズン勝ち越しを置き土産に白石監督は勇退し、門前眞佐人二軍監督が後任の監督となった。
1960年セントラル・リーグ順位変動
順位
|
4月終了時
|
5月終了時
|
6月終了時
|
7月終了時
|
8月終了時
|
最終成績
|
1位
|
巨人 |
--
|
中日 |
--
|
中日 |
--
|
中日 |
--
|
大洋 |
--
|
大洋 |
--
|
2位
|
大阪 |
2.0
|
巨人 |
1.5
|
大洋 |
0.5
|
巨人 |
1.0
|
中日 |
1.5
|
巨人 |
4.5
|
3位
|
国鉄 |
2.0
|
広島 |
2.5
|
巨人 |
1.5
|
大洋 |
1.5
|
巨人 |
4.0
|
大阪 |
6.0
|
4位
|
中日 |
2.5
|
国鉄 |
3.0
|
広島 |
2.0
|
国鉄 |
2.5
|
大阪 |
6.5
|
広島 |
6.5
|
5位
|
大洋 |
3.5
|
大洋 |
4.0
|
国鉄 |
3.0
|
大阪 |
6.0
|
国鉄 |
7.5
|
中日 |
9.0
|
6位
|
広島 |
5.0
|
大阪
|
大阪 |
5.0
|
広島 |
7.0
|
広島 |
7.5
|
国鉄 |
16.0
|
[1]
|
---|
1950年代 | |
---|
1960年代 | |
---|
1970年代 | |
---|
1980年代 | |
---|
1990年代 | |
---|
2000年代 | |
---|
2010年代 | |
---|
2020年代 | |
---|