さんま
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日本語
[編集]名詞
[編集]- (分類学, 魚) (サンマ:※片仮名表記限定)
- 《一般認識》(※表記に規定なし) 語義1b(ときに1a)の魚の、分類学に依らない古来の日本語名称。
- (秋の季語) (秋刀魚、さんま) 語義1bの魚を指す、晩秋の季語。分類は動物。
- 《隠語》
類義語
[編集]- はりお(はりを) :源順 『和名類聚抄』 承平年間(931-938年)に「波里乎(ハリヲ)」の名で記載あり。
- さいら(佐伊羅魚)
- さいら(鰶=魚偏に祭) :※「鰶」の第1義はコノシロ。
- さまな(狭真魚)
- おきさより(沖細魚) :人見必大 『本朝食鑑』 1695年(元禄8年)に記載あり。
- さんま(三摩) :『本朝食鑑』に記載あり。織田完之 『水産彙考』 1881年(明治14年)等にも記載。
- さんま(銅哾魚) :神田玄泉 『日東魚譜』 1741年(元文6年)に記載あり。
- さんま(鱵=魚偏に箴) :松易遷編 『名物類篇』 1848年(嘉永元年)に記載あり。※「鱵」の第1義はサヨリ。
- さんま(青串魚) :伊藤圭介 『日本産物誌』(原題「日本地誌略物産弁」) 1872-76年(明治5-9年)に記載あり。大蔵省記録局編 『漁産一斑』 1884年(明治17年)にも記載あり。
- さんま(秋刀魚) :織田完之 『水産彙考』 1881年(明治14年)に記載あり。これが恐らくは初出。「三摩ヲ秋刀魚(シウタウギヨ)ト云ルハ拠処ナシ」(凡例より)
- しまさより :『水産彙考』に記載あり。
- さんま(秋光魚) :農商務省水産局編 『日本有用水産誌』 1885年(明治18年)に記載あり。
- さんま(鰊) :『日本有用水産誌』に記載あり。
- さんま(小隼) :大槻文彦編著 『言海』 1889年(明治22年)にのみ記載。
- さんま(鰶=魚偏に祭) :静岡県漁業組合取締所編 『静岡県水産誌』 1894年(明治27年)に記載あり。
- さんま(西刀魚) :台湾総督府民生局編著 『台湾総督府民政局殖産部報文』 1896年(明治29年)に記載あり。
- さんま(三馬) :夏目漱石 『吾輩は猫である』 1906年(明治39年)に記述あり。