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ポケルス
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ポケルスとは、ポケモンに感染し、一度付いたポケモンが戦闘時に貰える努力値を2倍にする小型の生命体である。第二世代から第八世代まで登場した。
感染条件
戦闘後に、3/65536の確率で感染する。また、感染した状態で戦闘後に手持ちの上下のポケモンに1/3の確率で感染する。
感染後の変化
日にちをまたぐごとにポケルス抗体ありに変化する判定が行われる。遅くとも4日たつと、ポケルス抗体ありを示す顔(第三世代までは黒い点)が付く。
抗体がつくとポケルスの表記は消えるが、努力値を2倍にする効果はそのまま。ただし、手持ちの隣接したポケモンへポケルスを「移す」効果は失われる。
また抗体のついたポケモンは、もうポケルスに感染しない。
ポケモン預かりシステムに預けている状態のポケモンは、何日たっても抗体ありに変化しない。
抗体がつかないうちに感染した状態のポケモンを増やし、一部をパソコンに預け残しておくと、後から手に入れたポケモンを育成する際などに感染源として利用できる。
仕様
感染
- タマゴが感染することもある。
- タマゴもポケモンと同様、手持ちの上下にいるポケモンにポケルスを移すことがある。また手持ちに入れて日をまたぐと、タマゴもやはり抗体持ちになる。
- 感染したタマゴからはポケルス感染状態のポケモンが、抗体持ちになったタマゴからは、抗体持ちになったポケモンが生まれてくる。
- 手持ちの中での感染は、1/3の確率で一斉に起こる。ポケルス状態のポケモンに隣接していたポケモンは、同時にまとめてポケルス感染する。
- ポケルスを持ったポケモンが複数いても、他のポケモンへポケルスを「移す」のは同時。
- 二体のポケルス持ちに挟まれていても、一体とだけ隣接していても、感染するのは一斉なので変わりがない。
- ただし、自然発生は個体別に判定されていると思われるため、手持ちの中で「移される」のとは別勘定。
- ソード・シールドでは、バトルタワーで戦闘を行った場合でも手持ちの中で感染する。
- 感染は手持ちのポケモンでバトルタワーに挑んでいなくても起きる。手持ちのポケモンを選出した場合でも、選出順ではなく手持ちの中での位置に従って感染が起きる。
- LEGENDS アルセウス以降では感染することがない。
効果
- えいようドリンクによって得られる努力値は変化しない。
- 感染し、きょうせいギプス・パワー系アイテムを持たせると、これらの効果で得る努力値も2倍される。
- LEGENDS アルセウスではステータスに反映されないにもかかわらず、努力値が2倍になる効果はある。
- スカーレット・バイオレットでは努力値2倍の効果が廃止された。
その他
- 育て屋・預り屋に預けているポケモンは抗体ありに変化することが無い。
- 第二世代の場合、タイムカプセルを使って第一世代に送ることで、完全にポケルスを消すことが出来る。これはポケルスの情報を保存した内部パラメータが第一世代で使用されておらず、ポケルスの情報を保持できないため。
- ファイアレッド・リーフグリーン・ポケモンコロシアム・XD・みんなのポケモン牧場の場合は時計機能が存在しないため上記の症状は起こらない。但し、ルビー・サファイア・エメラルドから通信したポケモンにポケルスがついていてもポケルスは消えない。
- ポケモンバンク・Pokémon HOMEに預けているポケモンは抗体ありに変化することが無い。
株
- ポケルスは1バイトの情報として各ポケモンに記録される。16進数では2桁の数字 XY で表せる。上位4bitのXはポケモンが罹ったポケルスの株を意味する。下位4bitのYはポケルスが治るまでの日数を意味する。Xが0以外のポケモンはポケルスに感染したことがあり、このときYが0以外なら現在ポケルスに罹っており、Yが0なら抗体ありに変化したことを意味する。XとYがどちらも0のポケモンは一度もポケルスに罹ったことがないことになる。
- ゲーム内時間が12時になったとき、手持ちにいるポケモンのY値は1減少する。
- ポケモンがポケルスに罹ったとき、X (株) を元に Y (日数) 割り当てられる。Y = X mod 4 + 1 で求められる。すなわち、Xの上位2ビットは株と関係しない。
株 | X値 | Y値(期間) |
---|---|---|
A | 4, 12 | 1日 |
B | 1, 5, 9, 13 | 2日 |
C | 2, 6, 10, 14 | 3日 |
D | 3, 7, 11, 15 | 4日 |
- ポケルスが他のポケモンに感染するとき、X値は引き継がれる。世代によりY値がその株のデフォルトの期間にリセットされることもあれば、引き継がれることもある。
- X = 0, 8 は乱数ジェネレーターで生成されないようになっている。
- スカーレット・バイオレットでは廃止されているものの、内部情報として引き続き記録される。
アニメにおけるポケルス
放送局第8話で登場。ポケモンを強くする効能から、ポケモン学会でもトップシークレットとして扱われている。ポケルスを求めたナンバ博士が、ポケルスを詳しくするオーキド博士を誘拐した。
ポケットモンスターSPECIALにおけるポケルス
第8章第439話で初登場した。プラチナのユキメノコ、パチリス、チェリムが感染した後、プラチナのほかの手持ちポケモンに伝染した。
備考
- ポケルスに感染したポケモンをポケモンセンターで回復すると、初めて預けたときだけポケルスに感染していることを教えてくれる。
- 第二世代、ハートゴールド・ソウルシルバーの場合、初めてポケルスに感染したことを確認した後にウツギ博士から電話がかかってくる。
- スカーレット・バイオレットでは廃止された[1]。
各言語版での名称
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脚注
- ↑ Matt (@mattyoukhana_) - Twitter、2022年11月18日投稿。