オグズ(Oghuz)は、かつて中央アジアの北部に存在したテュルク系遊牧民族。ブルガロイなど草原の道(ステップロード)に沿って移動したテュルクと区別して、絹の道(シルクロード)を移動したテュルクの人びとを称することがある。10世紀以降になると南下してトゥルクマーンという名で呼ばれるようになり、その一部はセルジューク朝などのイスラーム王朝を建てた。人種はモンゴロイド(北部モンゴロイド)とコーカソイドの混合種に属していた。