黒羊朝(こくようちょう、ペルシャ/アゼリー語:قرا قویونلو)は、イラク北部からアナトリア半島東部を経てアゼルバイジャン、イラン西部に広がる遊牧地帯を支配したテュルク系のイスラム王朝(1375年 - 1468年)。 トゥルクマーンと呼ばれるテュルク系遊牧民の部族連合を元とする遊牧国家であり、王朝名はトルコ語でこの部族連合がカラ・コユンル(Karakoyunlu/Qara Qoyunlu)、すなわち「『黒い羊』に属する者」と呼ばれたことに由来する直訳名称であるが、語源は不明である。