トゥルグト・オザル(トルコ語: Halil Turgut Özal、1927年10月13日 – 1993年4月17日)は、トルコの政治家。首相、大統領を歴任した。1980年の軍事クーデターの後、祖国党を率いて首相に就任した。政党の離合集散が激しいトルコ政局にあって、約10年間の長期政権を実現した。経済政策の専門家としてトルコ経済の自由化を推進した他、国是である政教分離原則を緩和し、トルコにおけるイスラームの復興現象にも影響を与えた。首相在任中の1985年にイラン・イラク戦争によるイラク軍の攻撃から、イラン在住の日本人を救出するために派遣されたトルコ航空機の派遣を決断したことで知られる。