垂揺球儀(すいようきゅうぎ)とは、日本の江戸時代に作られた和時計。振り子時計の一種であり、振り子の振動回数を表示し、そこから時刻を求めることができる。また、振り子の振動を維持するための動力源や伝達機構が備わっている。江戸時代に天体観測や改暦などの用途で使用されたほか、伊能忠敬の全国測量の際にも携行された。