富士山の噴火史(ふじさんのふんかし)では、富士火山の噴火の様子と変遷を概説する。 富士山は高さと山体の大きさに於いて日本最大の活火山である。富士山は最近10万年で急速に大きくなったと考えられており、その意味では「若い火山」に分類される。現在見えている山の外観は約1万年前から噴火活動を開始した新富士火山であり、その下に約70万年前から活動していた小御岳(こみたけ)火山と約10万年前から約1万年前に噴火した古富士火山があると言われている。