思考場療法(しこうばりょうほう、Thought Field Therapy、TFT)は、アメリカの心理学者ロジャー・キャラハンが開発した、非主流科学の心理療法、ニューエイジ系のセラピーである。支持者は、上半身と腕の経穴を指で「タッピング」することで、多種多様な精神的・身体的不調を治療することができると考えている。 2006年にアメリカ心理学会は、TFTは「科学的根拠を欠く」、根拠に基づく医療ではないとした。ランダム化比較試験が実施され、2016年にアメリカ合衆国保健福祉省管轄の(SAMHSA)は、自己コントロールやPTSDに関する肯定的なレビューをインターネットに公開した。治療が有効だと示しているが、しかしこうした研究のような未治療の対象群との比較では、その効果はプラセボ効果などでも説明できるとの『フォーブス』に掲載された指摘がある。