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イアン・アンダーソン (野球)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
イアン・アンダーソン
Ian Anderson
アトランタ・ブレーブス #36
2020年9月12日
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ニューヨーク州サラトガ郡レックスフォード英語版
生年月日 (1998-05-02) 1998年5月2日(26歳)
身長
体重
6' 3" =約190.5 cm
170 lb =約77.1 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2016年 MLBドラフト1巡目
初出場 2020年8月26日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

イアン・セオドア・アンダーソンIan Theodore Anderson, 1998年5月2日 - )は、 アメリカ合衆国ニューヨーク州サラトガ郡レックスフォード英語版出身のプロ野球選手投手)。右投右打。MLBアトランタ・ブレーブス所属。

経歴

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2016年MLBドラフト1巡目(全体3位)でアトランタ・ブレーブスから指名され[1]、プロ入り。契約後、傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・ブレーブスでプロデビュー。アパラチアンリーグのルーキー級ダンビル・ブレーブス英語版でもプレーし、2球団合計で10試合に先発登板して1勝2敗、防御率2.04、36奪三振を記録した。

2017年はA級ローム・ブレーブス英語版でプレーし、20試合に先発登板して4勝5敗、防御率3.14、101奪三振を記録した。

2018年にMLB.comが発表したプロスペクトランキングでは51位(シーズン終了後、34位に上昇)、ブレーブスの組織内では5位(シーズン終了後、3位に上昇)にランクインした[2][3]。シーズンではA+級フロリダ・ファイヤーフロッグスとAA級ミシシッピ・ブレーブスでプレーし、2球団合計で24試合に先発登板して4勝7敗、防御率2.49、137奪三振を記録した。

2019年はAA級ミシシッピとAAA級グウィネット・ストライパーズでプレーし、2球団合計で26試合に先発登板して8勝7敗、防御率3.38、172奪三振を記録した。また、7月にはオールスター・フューチャーズゲームナショナルリーグ選抜に選出された[4]

2020年8月25日にアクティブ・ロースター入りし[5]、翌26日のニューヨーク・ヤンキースとのダブルヘッダー第1試合にて先発でメジャーデビューすると、6回1安打無失点の好投で初登板初勝利を挙げた[6]。最終的に6試合に先発登板して3勝2敗、防御率1.95、41奪三振を記録した。また、ポストシーズンでも4先発で2勝0敗、防御率0.96という見事な投球を披露した。

2021年はチームがワールドシリーズに進出し、ヒューストン・アストロズと対決。11月2日の試合に勝利し、26年ぶり4度目のワールドシリーズ優勝を果たし、自身初めてワールドシリーズ優勝を経験した[7]

選手としての特徴

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2017年には83.0回を投げて奪三振率10.95、被本塁打ゼロと優れた才能の片鱗を披露している[8]。速球は、最速97.3mph[9](約156.6km/h)を計測し、変化球ではカーブチェンジアップを操る[3]

家族

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一卵性双生児双子の弟であるベン・アンダーソンは自身がドラフト指名された2016年、MLBドラフト26巡目(全体792位)でトロント・ブルージェイズから指名された[10]が、入団せずにニューヨーク州立大学ビンガムトン校へ進学している。その後、2019年のMLBドラフト13巡目(全体385位)でテキサス・レンジャーズから指名され[11]、プロ入りした。

詳細情報

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年度別投手成績

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W
H
I
P
2020 ATL 6 6 0 0 0 3 2 0 0 .600 138 32.1 21 1 14 0 2 41 4 0 11 7 1.95 1.08
2021 24 24 0 0 0 9 5 0 0 .643 535 128.1 105 16 53 2 1 124 7 0 51 51 3.58 1.23
2022 22 22 0 0 0 10 6 0 0 .625 493 111.2 115 12 54 0 1 97 4 0 63 62 5.00 1.51
MLB:3年 52 52 0 0 0 22 13 0 0 .629 1166 272.1 241 29 121 2 4 262 15 0 125 120 3.97 1.33
  • 2023年度シーズン終了時

年度別守備成績

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投手(P)












2020 ATL 6 2 1 1 0 .750
2021 24 8 16 1 2 .960
2022 22 8 10 0 0 1.000
MLB 52 18 27 2 2 .957
  • 2023年度シーズン終了時

記録

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MiLB

背番号

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  • 48(2020年)
  • 36(2021年 - )

脚注

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  1. ^ Mark Bowman (2016年6月9日). “Braves tab prep right-hander Anderson at No. 3” (英語). MLB.com. 2018年11月24日閲覧。
  2. ^ 2018 MLB Prospects Watch – 100 Prospects. MLB.com. Retrieved on November 24, 2018.
  3. ^ a b 2018 MLB Prospects Watch – Atlanta Braves Top 30 Prospects list. MLB.com. Retrieved on November 24, 2018.
  4. ^ 2019 MLB All-Star Futures Game rosters” (英語). ESPN (2019年7月6日). 2020年8月27日閲覧。
  5. ^ Braves Promote Ian Anderson, Activate Ronald Acuna Jr.” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年8月25日閲覧。
  6. ^ Mark Bowman (2020年8月26日). “ATL phenom lives up to hype with 1-hit debut” (英語). https://www.mlb.com/news/ian-anderson-beats-yankees-in-debut 2020年8月27日閲覧。 
  7. ^ Anthony Castrovince (November 2, 2021). “Braves win 1st World Series title since 1995” (英語). MLB.com. November 3, 2021閲覧。
  8. ^ 「2018 - 2022 全30球団未来予想図 アトランタ・ブレーブス」『隔月刊スラッガー』2018年3月号 日本スポーツ企画出版社 57頁
  9. ^ 2021年6月26日 レッズ戦で計測
  10. ^ Michael Kelly (2018年6月13日). “Blue Jays draft Ben Anderson”. yourcliftonpark.com. 2018年11月24日閲覧。
  11. ^ Mike MacAdam (2019年6月5日). “Shen grad Ben Anderson drafted by Texas Rangers”. Daily Gazette.com. 2020年8月27日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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