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キム・ドンヒョン (格闘家)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
キム・ドンヒョン
基本情報
本名 金 東炫
通称 スタンガン (The Stun Gun)
国籍 大韓民国の旗 韓国
生年月日 (1981-11-17) 1981年11月17日(42歳)[1]
出身地 水原市[1]
所属 Busan Team M.A.D.
身長 185cm
体重 77kg
リーチ 193cm
階級 ウェルター級
バックボーン 柔道ブラジリアン柔術
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キム・ドンヒョン김동현、金 東炫、Kim Dong Hyun1981年11月17日 - )は、韓国男性総合格闘家水原市出身。Busan Team M.A.D.所属。

柔道ブラジリアン柔術で鍛えられたグラウンド技術と長身と長いリーチを活かした打撃を武器とする[2]


来歴

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龍仁大学校時代は柔道部に所属。UFC修斗を見た事をきっかけに2004年から総合格闘技の練習を始め、グラップリングブラジリアン柔術の大会で優勝した[1]

2006年5月24日、CMAフェスティバルに参戦し、谷村光教にチョークスリーパーで一本勝ち。

DEEPに参戦すると、窪田幸生、安藤純、小池秀信ら日本人選手からKO勝ちを収めた。

2007年4月8日、PRIDE.34においてリングサイドで試合を観戦し、閉幕セレモニーでリングに上がるなどPRIDEライト級GPへの参戦が有力視されていたが、PRIDEの活動停止により話は立ち消えとなった。

2007年7月23日、「CMAフェスティバル2 美濃輪育久デビュー10周年記念大会」で前島行晴と対戦。開始11秒、左ストレートでKO勝ち。日本のリングで対日本人相手に6連勝となった。翌7月24日の記者会見でDEEPウェルター級王者長谷川秀彦との対戦をアピールし、大会直前の7月31日に長谷川との対戦が決定した。

2007年8月5日、DEEP 31 IMPACTで長谷川秀彦とノンタイトルマッチで対戦。テイクダウンを許さずスタンドで圧倒し、3R終了間際にジャーマン・スープレックス気味の投げからのマウントパンチの連打でTKO勝ち。

2007年10月9日、DEEP 32 IMPACTで長谷川とDEEPウェルター級タイトルマッチで対戦し、0-1の判定ドローで王座獲得に失敗した。

UFC

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2008年5月24日、UFC初参戦となったUFC 84でジェイソン・タンと対戦。序盤から一方的に攻め続け、3R開始25秒払い腰からの顔面への肘打ち連打でTKO勝ち。9月6日、UFC 88マット・ブラウンと対戦し、2-1の判定勝ち[3]

2009年1月31日、UFC 94カロ・パリジャンに1-2の判定負けを喫するも[4]、後にパリジャンが禁止されている鎮痛剤を使用していたことが発覚し、ノーコンテストに裁定変更となった。

2009年7月11日、UFC 100TJ・グラントと対戦し、3-0の判定勝ち[5]。11月14日にはUFC 105ダン・ハーディーと対戦予定であったが、負傷により欠場となった[6]

2010年5月29日、UFC 114アミール・サダローと対戦し、3-0の判定勝ち[7]

2011年1月1日、UFC 125ネイト・ディアスと対戦し、3-0の判定勝ちを収めた[8]。UFC5連勝となった。

2011年7月2日、UFC 132カーロス・コンディットと対戦し、跳び膝蹴りでダウンしパウンドでTKO負け。キャリア初黒星となった[9]

2011年12月30日、UFC 141でショーン・ピアソンと対戦し、3-0の判定勝ち[10]

2012年7月7日、UFC 148デミアン・マイアと対戦。マイアに倒された際に脇腹の筋肉痙攣を起こし、TKO負け。11月10日、マカオで開催されたUFC on Fuel TV 6パウロ・チアゴと対戦し、判定勝ち。

2013年3月3日、日本で開催されたUFC on Fuel TV 8シアー・バハドゥルザダと対戦。マウントポジションから挑発を行うなど終始バハドゥルザダを圧倒し、判定勝ち。10月9日、UFC Fight Night: Maia vs. Shieldsエリック・シウバと対戦し、2RKO勝ち。ノックアウト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。

2014年3月1日、UFC Fight Night: Kim vs. Hathawayジョン・ハザウェイと対戦し、回転肘打ちでKO勝ち。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した。

2014年8月23日、UFC Fight Night: Bisping vs. Leでウェルター級ランキング4位のタイロン・ウッドリーと対戦し、TKO負け。

2016年12月30日、UFC 207でウェルター級ランキング12位のタレック・サフィジーヌと対戦し、2-1の判定勝ち。

戦績

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総合格闘技 戦績
28 試合 (T)KO 一本 判定 その他 引き分け 無効試合
22 9 2 11 0 1 1
4 3 0 1 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
× コルビー・コヴィントン 5分3R終了 判定0-3 UFC Fight Night: Holm vs. Correia 2017年6月17日
タレック・サフィジーヌ 5分3R終了 判定2-1 UFC 207: Nunes vs. Rousey 2016年12月30日
ドミニク・ウォーターズ 1R 3:11 TKO(パウンド) UFC Fight Night: Henderson vs. Masvidal 2015年11月28日
ジョシュ・バークマン 3R 2:13 肩固め UFC 187: Johnson vs. Cormier 2015年5月23日
× タイロン・ウッドリー 1R 1:01 TKO(右フック→パウンド) UFC Fight Night: Bisping vs. Le 2014年8月23日
ジョン・ハザウェイ 3R 1:02 KO(回転肘打ち) UFC Fight Night: Kim vs. Hathaway 2014年3月1日
エリック・シウバ 2R 3:01 KO(左ストレート) UFC Fight Night: Maia vs. Shields 2013年10月9日
シアー・バハドゥルザダ 5分3R終了 判定3-0 UFC on Fuel TV 8: Silva vs. Stann 2013年3月3日
パウロ・チアゴ 5分3R終了 判定3-0 UFC on Fuel TV 6: Franklin vs. Le 2012年11月10日
× デミアン・マイア 1R 0:47 TKO(脇腹の負傷) UFC 148: Silva vs. Sonnen 2 2012年7月7日
ショーン・ピアソン 5分3R終了 判定3-0 UFC 141: Lesnar vs. Overeem 2011年12月30日
× カーロス・コンディット 1R 2:58 TKO(跳び膝蹴り→パウンド) UFC 132: Cruz vs. Faber 2011年7月2日
ネイト・ディアス 5分3R終了 判定3-0 UFC 125: Resolution 2011年1月1日
アミール・サダロー 5分3R終了 判定3-0 UFC 114: Rampage vs. Evans 2010年5月29日
TJ・グラント 5分3R終了 判定3-0 UFC 100 2009年7月11日
カロ・パリジャン ノーコンテスト(薬物検査失格) UFC 94: St-Pierre vs. Penn 2 2009年1月31日
マット・ブラウン 5分3R終了 判定2-1 UFC 88: Breakthrough 2008年9月6日
ジェイソン・タン 3R 0:25 TKO(グラウンドの肘打ち) UFC 84: Ill Will 2008年5月24日
長谷川秀彦 5分3R終了 判定0-1 DEEP 32 IMPACT
【DEEPウェルター級タイトルマッチ】
2007年10月9日
長谷川秀彦 3R 4:57 TKO(マウントパンチ) DEEP 31 IMPACT 2007年8月5日
前島行晴 1R 0:11 KO(左ストレート) CMAフェスティバル2 美濃輪育久デビュー10周年記念大会 2007年7月23日
小池秀信 2R 4:33 KO(左フック) DEEP 28 IMPACT 2007年2月16日
安藤純 2R 0:44 KO(左ストレート) DEEP 27 IMPACT 2006年12月20日
窪田幸生 1R 2:46 TKO(左膝蹴り) DEEP 26 IMPACT 2006年10月10日
岩見谷智義 5分2R終了 判定3-0 DEEP 25 IMPACT 2006年8月4日
谷村光教 1R 4:28 チョークスリーパー CMAフェスティバル 2006年5月24日
キム・ヒュンクワン 5分3R終了 判定3-0 Spirit MC 5: 2004 GP Unlimited 2004年9月11日
Young Ahm Noh 5分3R終了 判定3-0 Spirit MC 3: I Will Be Back!!! 2004年4月10日

表彰

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  • ブラジリアン柔術 黒帯
  • 柔道 黒帯四段
  • UFC ノックアウト・オブ・ザ・ナイト(1回)
  • UFC パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト(1回)
  • UFC ノックアウト・オブ・ザ・イヤー(2014年)
  • SHERDOG ノックアウト・オブ・ザ・イヤー(2014年)

脚注

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関連項目

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外部リンク

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