平田智也
平田智也 八段 | |
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名前 | 平田智也 |
生年月日 | 1994年2月27日(30歳) |
プロ入り年 | 2010年4月1日(16歳) |
出身地 | 広島県 |
所属 | 日本棋院東京本院 |
師匠 | 宋光復九段 |
段位 | 八段 |
概要 | |
タイトル獲得合計 | 2 |
平田 智也(ひらた ともや、1994年2月27日 - )は、日本棋院東京本院所属の囲碁棋士。八段。宋光復九段門下。洪道場出身のプロ棋士第1号[1]。広島県出身。主な実績に第29期阿含・桐山杯優勝、第14回若鯉戦優勝、第41期名人戦リーグ入り。妻は声優の照井春佳[2]。
来歴
[編集]日本棋院の2009年夏季棋士採用試験において、4月 - 6月の院生研修の総合成績1位によりプロ入りが決定[3]。同期に藤沢里菜(女流本因坊・女流名人など獲得)・沼舘沙輝哉・鶴田和志など。9月1日入段。
2010年4月、国際戦のLG杯予選で李瑟娥初段、白興秀五段、朱亨煜五段を破るも李赫二段に敗退[4]。
2011年8月、国際戦の三星火災杯予選で林修平三段、崔丙煥二段を破るも毛睿龍四段に敗退[5]。
2014年3月2日、25周年記念囲碁千里杯(非公式戦)で準優勝(決勝戦で鈴木伸二四段に敗退)。
2015年9月、第40期新人王戦で決勝三番勝負まで進出するも、許家元三段に0勝2敗で敗れ初タイトル獲得はならず。10月29日には、第41期名人戦最終予選を制し、自身初の三大棋戦リーグ入りを果たす。これにより、翌30日付で七段に飛付昇段[6]。同年12月から翌2016年8月にかけて行われた名人戦リーグでは、2勝6敗の8位に終わりリーグ陥落[7]。
2017年4月、非公式戦の第1回トライカッププロ囲碁団体戦で謝依旻女流名人・本木克弥七段とチームを組み優勝[8]。
2019年11月、第14回若鯉戦では決勝戦で六浦雄太七段を破り優勝[9]、地元広島県で自身初のタイトルを獲得した[10]。
2022年度、第29期阿含・桐山杯では本戦進出。準決勝で一力遼棋聖を、決勝戦で井山裕太四冠を一目半差で下して、全棋士参加棋戦での初優勝を果たした[11]。
2023年、第48期棋聖戦でCリーグ優勝となり、決勝トーナメント進出。
その他
[編集]- 東京都立白鷗高等学校・附属中学校出身。伝統文化への理解のある同校に同じく囲碁・将棋の特別枠で入学した将棋棋士・三枚堂達也とは中学時代からの友人[12]。
- 2020年4月から9月にかけて『囲碁フォーカス』の講師を務めた。
- 2014年まで、NHK杯テレビ囲碁トーナメントで記録係を務めた。
- 2014年2月11日、第1回囲碁電王戦に棋士代表として出場。プログラム「Zen」と9路盤対局を2局行い、いずれも勝利している。
- メモリースポーツ日本チャンピオンの平田直也は実弟。
- 広島東洋カープの大ファン[13]。
- 2021年3月3日、声優の照井春佳と結婚したことを自身のTwitterで報告した[14]。出会いは2020年8月に行われた日本棋院発行の『週刊碁』の取材[2]。
棋歴
[編集]獲得タイトル
[編集]良績等
[編集]- 棋聖戦 Cリーグ優勝(第48期=2023年度)
- 名人戦 リーグ入り(第41期=2016年度)
- 新人王戦 準優勝(第40期=2015年度)
- 25周年記念囲碁千里杯 準優勝(非公式棋戦)
- トライカッププロ囲碁団体戦 優勝(非公式棋戦、第1回)
- 阿含・桐山杯日中決戦 出場(敗北、第23期=2022年度)
昇段履歴
[編集]- 2009年9月1日 初段[15](夏期棋士採用試験 総合1位)
- 2011年2月1日 二段[16](2010賞金ランキング)
- 2012年1月1日 三段[17](2011賞金ランキング)
- 2015年1月1日 四段[18](2014賞金ランキング)
- 2015年10月30日 七段[19](第41期名人戦リーグ入り=飛付昇段)
- 2023年1月27日 八段[20](勝数規定=対象棋戦通算150勝)
脚注
[編集]- ^ 洪道場
- ^ a b “声優の照井春佳、棋士の平田智也七段と結婚 出会いは『週刊碁』の取材「この人と生きていきたい」”. ねとらぼ. 2021年8月15日閲覧。
- ^ “平成22年度棋士採用試験情報 ( 東京本院 )”. 日本棋院のアーカイブ. 2019年11月24日閲覧。
- ^ 棋聖道場・第15回LG杯予選
- ^ 棋聖道場・第16回三星杯予選
- ^ “【昇段】平田 智也七段に昇段”. 日本棋院 (2015年10月30日). 2019年11月24日閲覧。
- ^ “第41期 名人戦”. 日本棋院. 2019年11月24日閲覧。
- ^ “第1回 トライカップ プロ囲碁団体戦”. 日本棋院. 2019年11月24日閲覧。
- ^ “第14回 広島アルミ杯・若鯉戦”. 日本棋院. 2019年11月24日閲覧。
- ^ “平田智也が初優勝【第14回広島アルミ杯・若鯉戦】”. 日本棋院. 2024年10月30日閲覧。
- ^ “平田智也七段が初優勝!【第29期阿含・桐山杯 全日本早碁オープン戦決勝】”. 日本棋院. 2024年10月30日閲覧。
- ^ “同級生の結婚 三枚堂達也”. 日本経済新聞 (2021年8月14日). 2021年8月15日閲覧。
- ^ “洪道場ブログ 道場日和 平田智也七段(智也のこと)”. 2020年5月24日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “孫喆・平田智也Twitter 2021年3月3日”. Twitter. 2021年3月3日閲覧。
- ^ “棋士募集情報|公益財団法人日本棋院”. archive.nihonkiin.or.jp. 2024年10月30日閲覧。
- ^ “asahi.com(朝日新聞社):賞金ランキングで12人昇段 - 囲碁”. www.asahi.com. 2024年10月30日閲覧。
- ^ “賞金ランキングで12人昇段”. asahi.com. 朝日新聞デジタル. 2024年10月30日閲覧。
- ^ “平成26年賞金ランキングによる昇段者”. 日本棋院. 2024年10月30日閲覧。
- ^ “【昇段】平田 智也七段に昇段”. 日本棋院. 2024年10月30日閲覧。
- ^ “【昇段】平田智也八段に昇段”. 日本棋院. 2024年10月30日閲覧。
外部リンク
[編集]- 日本棋院の平田智也紹介ページ
- 孫喆・平田智也 (@zero_pieces) - X(旧Twitter)(孫喆との共同アカウント)