ひづめ
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日本語
[編集]発音
[編集]名詞
[編集]ひづめ【蹄】
- (動物学) 中型、大型の草食哺乳動物のうち、ゾウ目 (長鼻目)、ジュゴン目 (海牛目)、ウマ目 (奇蹄目)、イワダヌキ目 (岩狸目)、ツチブタ目 (管歯目)、ウシ目 (偶蹄目)が持つ、脚先にある靴状の硬い角質の爪。
翻訳
[編集]哺乳類の爪の一種
- アイスランド語: hófur (is) 男性, klauf (is) 女性
- アストゥリアス語: pezuña (ast) 女性
- アラビア語: ظلف (ar) 男性 (Zilf), خف (ar) 男性 (khuff)
- アルバニア語: thundër (sq)
- アルメニア語: սմբակ (hy) (smbak), կճղակ (hy) (kčłak), պճեղ (hy) (pčeł)
- イタリア語: zoccolo (it) 男性, unghia (it) 女性
- ヴォラピュク: saf (vo)
- ウクライナ語: копито (uk) 中性 (kopyto)
- 英語: hoof (en)
- エスペラント: hufo (eo)
- オランダ語: hoef (nl) 男性
- カタルーニャ語: peülla (ca) 女性
- ガリシア語: pezuño (gl) 男性, presuño (gl) 男性
- ギリシア語: οπλή (el) 女性 (oplí)
- グルジア語: ჩლიქი (ka) (čliki)
- クルド語: sim (ku) 男性
- スウェーデン語: hov (sv) 通性, klöv (sv) 通性
- スコットランド・ゲール語: ladhar (gd) 男性, ìne (gd) 女性
- スペイン語: casco (es) 男性 (馬の蹄), pezuña (es) 女性 (牛や羊、豚の蹄), uña (es) 女性 (牛や馬の蹄)
- スロヴァキア語: kopyto (sk) 中性
- スロヴェニア語: kopito (sl) 中性
- セルビア・クロアチア語(キリル文字/ラテン文字): папак (sh)/papak (sh) 男性, копито (sh)/kopito (sh) 中性
- タオス語: kòwmą̏celéna
- タミル語: குளம்பு (ta) (kuḷampu)
- チェコ語: kopyto (cs) 中性
- 中国語:
- 朝鮮語: 굽 (ko) (gup)
- デンマーク語: hov (da) 通性
- ドイツ語: Huf (de) 男性
- トルコ語: tırnak (tr) (本義は「爪」。特定の動物の蹄を指す際、動物名の後ろにtırnağıを付す。雌牛の蹄の場合は、inek tırnağı), toynak (tr)
- ノルウェー語: hov (no) 男性
- ノルマン語: chabot (nrm) 男性 (Jersey)
- バスク語: apo (eu)
- バローチー語: سرنب (bal) (surunb), سرمب (bal) (surumb), سرم (bal) (surum)
- ハンガリー語: pata (hu)
- フィンランド語: kavio (fi), sorkka (fi) (hoof of artiodactyls)
- フェロー語: hógvur (fo) 男性
- フランス語: sabot (fr) 男性
- ブルガリア語: копито (bg) 中性 (kopito)
- ヘブライ語: פרסה (he) 女性 (parsa)
- ベラルーシ語: капыта (be) 中性 (kapyta)
- ペルシア語: سم (fa) (som), سپل (fa) (sapal)
- ポーランド語: kopyto (pl) 中性, racica (pl) 女性
- ポルトガル語: casco (pt) 男性, pata (pt) 女性, pezunho (pt) 男性
- マケドニア語: копито (mk) 中性 (kopito)
- ラテン語: ungula (la) 女性
- リトアニア語: kanopa (lt) 女性
- ルーマニア語: copită (ro)
- ロシア語: копыто (ru) 中性 (kopyto)
参照
[編集]古典日本語
[編集]名詞
[編集]ひづめ【蹄】
- (動物学) ひづめ。一部の哺乳動物の脚先にある靴状の硬い角質の爪。
- (動物) ひづめを持つ動物。
- 駿馬[1]。
- 昔周穆王と申帝御座(おはしまし)き。或人駿馬八匹を献。(中略)穆王独愛して乗之給、四荒八極に至りつゝ、都に還御なかりければ、七廟の祭も怠り、万機の政も絶にけり。(中略)昔周帝は八匹の蹄を愛して穆王遂に亡びけり。今の仲綱(なかつな)は一匹の馬故に、一門悉絶ぬる事こそ哀なれ。(『源平盛衰記』巻14・周朝八匹馬事)
- 昔、周王朝に穆王ともうしあげる帝がいらっしゃった。ある人が駿馬8匹を献上した。(中略)穆王はただただこれを愛でてこれらにお乗りになり、四方八方へとおもむく一方、都にお戻りになることがなく、先祖をお祭りせず、いろいろな政治も絶えた。(中略)むかし周の帝は8匹の駿馬を偏愛し、穆王は結局、滅んでしまった。今の仲綱(なかつな)が一匹の馬が原因で一門がすっかり絶えたことは、哀れである。
脚注
[編集]- ↑ 下中弥三郎編『大辞典』 平凡社、第21巻、1936年5月28日、紙面393ページ、デジタル202ページ、全国書誌番号:67012501、国立国会図書館デジタルライブラリー pid 1873538/202