慕容 盛(ぼよう せい、拼音:Mùróng Shèng)は、五胡十六国時代の後燕の第3代皇帝。 第2代皇帝慕容宝の長子で、慕容宝が蘭汗の謀反で殺されると即位した。治世の大部分は「庶人天王」を名乗った。慕容盛は冷静聡明で謀略に優れていたが、父慕容宝の優柔不断さが生んだ国難に懲りて、その治世は威刑を施す猜疑心の強いものとなった。401年、謀反によって殺され、叔父の慕容熙が後を継いで即位した。