名鉄ワ200形貨車
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名鉄ワ200形貨車 | |
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基本情報 | |
車種 | 有蓋車 |
運用者 | 名古屋鉄道 |
所有者 | 名古屋鉄道 |
改造年 | 1941年(昭和16年) |
改造数 | 13両 |
消滅 | 1968年(昭和43年) |
主要諸元 | |
車体色 | 黒 |
軌間 | 1,067 mm |
全長 | 6,274 mm |
全幅 | 2,540 mm |
全高 | 3,080 mm |
荷重 | 6 t - 8 t |
実容積 | 16.11 m3 - 21.3 m3 |
自重 | 5.0 t - 5.73 t |
換算両数 積車 | 1.2 |
換算両数 空車 | 0.6 |
軸距 | 2,438 mm - 3,048 mm |
備考 | 要目はワ210 - ワ213のもの |
名鉄ワ200形貨車(めいてつワ200がたかしゃ)とは、かつて名古屋鉄道で運用されていた木造貨車(有蓋車)である。
概要
[編集]- 1941年(昭和16年)に明治から大正にかけて製造された旧・尾西鉄道の貨車で、車体更新をおこなっていない6 t - 8 t 積木造有蓋車13両を1形式としてまとめたものである。そのため、製造会社も日本車輌製造、鉄道車両製造所、名古屋電車製作所、松井自動車工作所などまちまちであり、寸法、自重、荷重なども異なる。
- 1944年(昭和19年)5月[1]、軍需輸送の増加による電車不足のため、4両(ワ204 - ワ207)を自社で付随車に改造、サ40形(サ41 - サ44)として竣工する。
- サ40形は1947年(昭和22年)[2]に貨車に再改造し、翌年に廃車となる[3]。
- 戦後は東部線、西部線、瀬戸線で運用され、一部は事故復旧車として新川工場、那加分工場、喜多山工場、小牧車庫などに配置された。1968年(昭和43年)に形式消滅となった。
番号対比
[編集]名鉄番号 | 旧尾西鉄道番号 | 付随車化後の番号 |
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ワ201 | ワ36 | |
ワ202 | ワ38 | |
ワ203 | ワ31 | |
ワ204 | ワ48 | サ41 |
ワ205 | ワ62 | サ42 |
ワ206 | ワ16 | サ43 |
ワ207 | ワ15 | サ44 |
ワ208 | ワ28 | |
ワ209 | ワ29 | |
ワ210 | ワ7 | |
ワ211 | ワ11 | |
ワ212 | ワ6 | |
ワ213 | ワ2 |
脚注
[編集]- ^ 名古屋鉄道車両史 上巻p.139による。名古屋鉄道の貨物輸送p.229では1943年(昭和18年)。
- ^ 名古屋鉄道車両史 上巻p.139による。名古屋鉄道の貨物輸送p.229では1948年(昭和23年)。
- ^ 名古屋鉄道車両史 上巻p.139による。名古屋鉄道の貨物輸送p.253の貨車配置一覧表(昭和30年6月1日現在)ではサ40に該当するワ204 - ワ207は配置となっている。
参考文献
[編集]- 清水武・田中義人・澤内一晃『名古屋鉄道の貨物輸送』フォトパブリッシング、2021年。ISBN 978-4-8021-3270-1。
- 清水武、田中義人『名古屋鉄道車両史 上巻』アルファベータブックス、2019年。ISBN 978-4865988475。